人妻 吉井香苗(79)

……祐二が帰ってきちゃった……

この時間だから間違いなくインターホンを押したのは祐二だろうと香苗は思った。

祐二が帰ってくる時は、いつも祐二がインターホンを鳴らして香苗が鍵を開けるという事になっている。

香苗 
「……あっ、いけない!」

香苗は自分が下半身裸である事に気付き、急いで下着とスカートを穿いた。

すでに染みが付いていたTバック、濡れた部分が少し気持ち悪い。

でも今はそんな事に構ってはいられない。

そうしている内にもう一度、インターホンの呼び出し音が鳴る。

香苗は焦りながらピンクローターを布団の下に隠す。

そして鏡で服が乱れていないか簡単に確認してから、インターホンに設置されているモニター画面を確認することなく、急いで玄関へ向かった。

香苗 
「ごめん祐二、今開けるから。」

そう言って鍵のロックを外し、ドアを開けた香苗。

だがドアを開けて、目の前に立っていた人物を見て香苗は目を丸くした。

そこには夫の祐二ではなく、もう今日は来ることはないだろうと思っていた、あの中嶋が立っていたのだ。

中嶋 
「奥さんこんばんは。出てくるの遅かったですね、何かやっていたんですか?」

香苗 
「な、中嶋さん……どうして……」

中嶋 
「どうしてって、昨日メールで遊びに行ってもいいかって聞いたら、奥さんは〝はい〟って返事くれたじゃないですか。だから来たんですよ。」

香苗 
「で、でも……こんな遅くに……困ります……」

中嶋 
「あれ?俺時間なんて指定してましたっけ?」

そう言いながら中嶋は少し大きめの鞄を持ちながらドカドカと部屋の中へと強引に入っていく。

そんな中嶋を追いながら、香苗は困惑の表情を見せていた。

香苗 
「困ります中嶋さん、もう祐二が……夫が帰ってくる時間なんです。」

中嶋 
「大丈夫ですよ、今日の遊びはすぐに済みますから。」

香苗 
「でも……もし今帰ってきちゃったら……。」

香苗が何を言っても、中嶋はそれを笑いながら聞き流している。

焦っている香苗とは違い、中嶋からはこの現場を祐二に目撃されてしまうかもしれないという事への危機感は全く感じられない。

中嶋 
「とりあえず寝室行きましょうよ奥さん、ね?」

そう言って中嶋は香苗の肩に手を掛け、寝室へ共に入るように促す。

香苗 
「今日は……もうダメです……お願い……夫がもう……」

そんな言葉を口に出しながらも、身体は大して抵抗する事もなく、流されるようにして中嶋と共に寝室に入ってしまう香苗。

そして寝室に入った途端に、中嶋は香苗の身体を抱き締めて、強引に唇を奪った。

香苗 
「ンン!……ン……ン……」

たったこれだけだ。たったこれだけのキスで、香苗のスイッチは入ってしまう。

最初だけは驚いていたようだが、数秒後にはうっとりとした顔でそのキスに受け入れていた。

夫の帰宅を気にして、ダメですダメですとばかり言っていた人妻が、一瞬の内にこの有り様。

まるでキスをされた瞬間に、祐二の存在は頭の中からどこかへ消えてしまったかのようだ。

香苗 
「ン……ンハァ……ンン……」

それは唇が触れ合った瞬間から濃厚なキスになった。

お互いに口を半開きにして、深く交じり合う。中嶋が舌を伸ばせば、すぐに香苗の舌が絡んでくる。

そして唾液の交換。中嶋から唾液をたっぷりと送り込んでもらうと、香苗はそれを口の中で味わうようにしてからゴクゴクと飲んでいく。

ハァ……フー……ン……

荒くなる息遣い。

中嶋の唾液が体内に入っていくのを感じると、興奮が奥から沸々と熱く沸きがってくる。

もう止まらない。止められない。

……ダメなのに……ダメなのに……

まるで魔法にかかってしまったかのように、身体と心が中嶋を求めてしまう。もうこうなったら自分ではどうしようもないのだ。

中嶋 
「時間が無いんでしょ?早く終わらせてあげますから、服を脱いでください。」

香苗 
「ハァハァ……ハイ……」

キスを止めてそう言うと、中嶋は香苗の服を脱がせ始める。

上は中嶋が、下のスカートは香苗が自ら下ろす。

中嶋に指示され、何の躊躇も無くスカートを下ろす香苗の姿は、まさに欲望へまっしぐらと言った感じであった。

中嶋 
「……ん?ハハッ、なんだよ奥さん、やる気満々じゃないですか。」

中嶋が下着だけになった香苗の姿を見て笑う。

そう、香苗が今日身に着けていた下着は、男の性的興奮を誘うための卑猥な下着。

香苗 
「は……恥ずかしい……」

中嶋 
「恥ずかしいって、奥さんが自分で選んだ下着でしょう?乳首もマン毛も丸見えですよ。」

香苗 
「……イヤ……中嶋さん……」

中嶋 
「その様子だと、この3日間で相当に溜まっていたみたいですね、奥さん。旅行先で旦那さんとのSEXに、満足できなかったんですか?」

香苗 
「……」

中嶋からのその問いに、香苗は無言のまま答えようとはしなかった。

しかし、答えなくとも自明である。

中嶋 
「じゃあその下着も脱いで、裸になってください。」

香苗 
「……ハイ。」

そう小さく返事をすると、香苗は手を背中に回してブラのホックを外す。

ブラのカップが落ち、白い乳房が明るい部屋の中で露わになる。

……ああ……

中嶋の目の前で自ら全裸になる。それだけで胸の奥から興奮と悦びが込み上げてくる。

自分の裸体をじっと見つめてくる中嶋の目。

まるで視線で愛撫を受けているかのように、快感を感じてしまう。

アソコが熱い。

〝私、興奮しているんです〟

それを証明するかのように、Tバックの下着にも手を掛け、ゆっくりと降ろしていく香苗。

陰部から離れていく下着に、透明の愛液が糸を引いていた。

そして完全に全裸になった香苗は、火照った顔と、涙が流れそうなくらい潤んだ瞳で、中嶋の事をじっと見つめ返した。

コメント

  1. あーち より:

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    こんばんは(^-^)♪

    毎日楽しみに遊びに来てます~

    更新されてもされなくてもねヾ(´ω`*)

    気楽に♪

  2. メンメン より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    コメントありがとうございます。

    いつもありがとうございます。しばらく休んじゃってすみません。
    そうですね、気楽にいきたいと思います。

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