中嶋
「相変わらず綺麗な身体ですね。」
香苗の身体を鑑賞しながら、中嶋は布団を捲りベッドに腰を下ろす。
しかしそこで布団の中にあるモノが隠されていた事に中嶋は気付く。
香苗
「あっ！」
中嶋
「あれ？奥さん、なんですかこれは。またこれで１人遊びしてたんですか？」
中嶋はピンクローターを手に持ち、香苗の顔の前でブラブラと見せつける。
香苗
「それは……」
中嶋
「イヤらしい奥さんだ。旦那が仕事で留守の間にオナニーばかりしているんですから。」
香苗
「……」
中嶋は何も言い返せない香苗を見て、笑いながら香苗の身体を手で触り始めた。
香苗
「ァァ……ン……」
胸の膨らみを揉まれ、小さく声を漏らす香苗。
中嶋
「ずっとＳＥＸの事ばかり考えていたんですか？あ～ぁ、こっちはもう凄い事になってますね。」
香苗
「アア……ハァ……」
中嶋の指が１本、ニュルっと膣に入ってくる。
そしてその指はクチュクチュと音を立てながら香苗の膣（なか）を掻き回す。
中嶋
「熱いですね。トロトロのマン汁がどんどん出てきますよ。」
香苗
「ン……ァァ……中嶋さん……」
中嶋
「だらしないエロマ○コですねぇ。しょうがない人だなぁ。」
香苗
「ハァァ……言わないで……」
中嶋から辱める言葉を浴びせられても、香苗の興奮は増すばかりだった。
１本の指で責められているだけなのに、脚は立っているので精一杯な程快感に痺れ、腰は自分の意思とか関係なくクネクネとイヤらしく動いてしまう。
……ああ……堪らない……気持ちいい……
そして同時に、もっと激しく強い快感を求めてしまう。
指をもっと増やして欲しい。いや、もう中嶋のモノを入れて欲しいとさえ思う。
ベッドの上で、早くめちゃくちゃにされたい。
１日中待ち望んで妄想していた事が、もうすぐ現実のものになるのだ。
香苗
「ハァァ……中嶋さん……」
そう呟いて、香苗は蕩けそうな目で中嶋の股間を見ながら、そこへそっと手を伸ばしていく。
理性が飛んでしまっている香苗は、もう自分自身にブレーキを掛ける事はできない。
欲望のままに、触りたいと思うものを触りにいくのだ。
しかしそこで香苗にブレーキを掛けたのは、中嶋の方だった。
中嶋
「ん？おっと！ダメですよ奥さん。」
自分の股間に香苗の手が近づいてきている事に気付いた中嶋が、その香苗の動きを制止させるようにして腕を掴んだのだ。
香苗
「えっ……」
中嶋
「今日はこれじゃなくて、奥さんに別のプレゼントがあるんですよ。」
香苗
「ハァ……プレゼント……ですか……？」
そう言って中嶋は香苗の身体から離れ、持ってきていた大きなバッグを開け始めた。
香苗は中嶋が何をし始めるのか検討もつかないといった様子で、バッグの中に手を突っ込む中嶋の背中を裸のまま立って見つめている。
そして少しすると中嶋はベルトのついた器具のような物をバッグから取り出した。
中嶋
「へへ……奥さん、ちょっと脚を開いてください。」
香苗
「な、なんですか？それ……」
中嶋
「いいからいいから、早く脚を開いて。」
その器具に少し不気味さを感じながらも、香苗は中嶋の言うとおりに脚を肩幅に開く。
香苗
「なんだか……ちょっと怖いです……」
中嶋
「大丈夫です。痛さを伴うようなものではないですから安心してください。」
香苗はそれでも少し不安そうな顔をしていたが、中嶋はなんだか楽しそうにその器具を陰部を覆うようにして香苗の下半身に取り付けていく。
中嶋
「これ結構高かったんですよ、特注品ですから。」
中嶋はまるで職人のような早い手つきで、何箇所ものベルトを次々と締めていく。
中嶋
「きつくないですよね？」
香苗
「……ﾊｲ……でも、何なんですか、これ……」
香苗はパンツのように穿かされたその器具を指先で触りながら、もう一度中嶋にそう尋ねた。
しかし中嶋はそれには答えず、黙々と作業を続ける。
そして数分後、最後にパチンッと何かをはめ込むような音を鳴らした後、中嶋はやっと手を止めた。
中嶋
「ふぅ、良かった。ピッタリみたいですね。動いても全然痛くないでしょ？」
香苗
「はぁ……でもこれって……」
作業を終えてゆっくりと立ち上がった中嶋は、そこでようやく香苗の質問に答える。
中嶋
「僕は奥さんのような女性と遊ぶのが大好きなんですよ。そしてこれはその遊びに使うオモチャみたいな物です。」
香苗
「……遊び……」
中嶋
「へへ……これはね奥さん、貞操帯っていうんですよ。貞操の無い奥さんには丁度良いオモチャでしょ？」
コメント
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お久しぶりです。
マニアックな住人としては、未経験者が想像で書くのは危険な気がしますが…
（貞操帯って現実は何日もずっとつけてられるモノじゃないので…）
パイパンの方が手軽で、旦那とはセックスできないし、男性側のテクでいくらでもオナニー禁止にできるんですがw
まぁ、欲求不満にさせといて爆発させる道具くらいの使い方ならアリですかねw
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京香さんコメントありがとうございます！
貞操帯は……はい、実は実際に見たことも触った事もありません(苦笑)
一応ネットで少し調べてみたんですけど、京香さんの言うとおり何日も着けるのはかなりキツそうですね。衛生面でも良く無さそうですし。実際に使うのは難しそうだなぁという印象でした。
だから今回小説の中で使うかどうかも迷ったんですけど、『貞操帯』って名前だけは僕は好きなんですよね。なんだか凄く魅力的に聞えて……(笑)
それでまぁ、妄想小説の中くらいなら良いかなと。現実世界での貞操帯の不便な部分は、『特注品』とか『特殊素材』という言葉を使って乗り越えようかと思ってます(笑）
それより…
>パイパンの方が手軽で、旦那とはセックスできないし、男性側のテクでいくらでもオナニー禁止にできるんですがw
パイパンでセックスさせないのは理解できるんですが、オナニー禁止までさせちゃう男性のテクってどんなものなんですか？凄い気になるんですけど(笑)またよかったら教えて欲しいです！☆
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なるほど！現実的には無理でも小説の中ではクリアできる。言葉って使い方で強みになりますね♪
で…
オナニー禁止にできるテク。
説明するのはとても難しいです…うーん…
簡単に言えば、
男性側は【体だけじゃなく心も支配している事】
女性側は【淫乱で貞淑である事】
だと思います。
例えば、メンメンさんの小説の主人公の女性は、淫乱だけど貞淑ではない。
男性も心は支配できてない。
という事です。
ＳＭの関係は、実は心の支配が重要で…
体の快楽だけじゃ絶対的支配はありえないし、
心の深い繋がりがあって成立するものです。
（一時的に快楽で騙されても、心をくれない人に女性は必ず去ります）
その支配があって初めて、記憶が飛ぶほど半狂乱な淫乱女にもなり、
狂うほど欲しててもオナニー禁止と言われれば、震えながら我慢します。
補足しておくと、隠し事や嘘が絶対にない関係なんですよ。
なので、命令に背いて隠れてオナニーするなんて事も絶対にしません。
初期の段階で、貞操帯を使う場合もありますが…
実は、彼に支配されていると【女性に意識させる為の道具】にすぎないんです。
この意味分かってもらえるかな？
という感じでしょうか？
頭で理解するのは難しいかもしれませんが、
ストップ＆ゴーを命令し忠実に守る関係という世界も存在するという事です♪
説明下手なので、また質問あれば遠慮なく♪
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お返事ありがとうございます。
心の支配と貞淑さですか、なるほど。
貞操帯のような物理的支配よりも、心の支配の方がずっと濃密な官能を味わえそうですね。現実でも小説でも。
そして心の支配には信頼関係が不可欠。京香さんが裏切りはダメと言っていた意味が分かってきました。
女性視点で女性に感情移入させる小説なら、信頼関係を崩すような展開は官能小説の場合は×ですね。まぁ中にはそれでも興奮できる人もいるのだろうけど、そこで萎えてしまう人は多いのかなと。女性向けに書く時の注意点ですね。
ただ香苗の物語でそれを表現するのは難しいかもしれませんね……中嶋と香苗に信頼関係はないですしね。他の２作品と同じような感じですが。
僕の小説は、女性の心も身体もドン底まで落とす！みたいな展開が多いのでワンパターンになっている気がします。
でも、なんだかこう、京香さんから正しいＳＭの関係を教えてもらって、信頼し合った男女２人を想像すると、その信頼する心を利用して破壊したくなっちゃう、っていうのが僕の悪い癖です(苦笑)
信頼関係をベースに安心して興奮できる小説、でも刺激的。そんな小説を女性向けには書きたいです。(ちょっと今、初っ端から行き詰ってますが……)
京香さん、質問に丁寧にお答え頂き本当にありがとうございます。嬉しいです。参考になりましたし、刺激になりました。そしてそのお陰で色々といけないアイデアが浮かんできました(笑)
はい、また僕から色々と質問させてもらう事があるかもしれないので、また教えて頂けたら嬉しいです。宜しくお願いします☆
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私の説明下手な文章で理解してもらえて良かったです。
深く結びついてる関係を壊したくなる気持ち分かりますよwww
男性は、そういう生き物（本能？w）なのかもしれませんwww
ただ、二人の間に入れるなら【二人は、そこまでの関係でしかない】
って事を、お忘れなくwww
濃いＳＭの世界は尚更の事。
逆に、今回の小説だとokだと思いますよ。
独りよがりなセックスをする旦那＆旦那に向き合わない嫁。
中嶋さんが入りこむ隙だらけですからwww
メンメンさんの書きたい官能世界を展開していってくださいね♪
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初見です！
単純に上手いですね[e:734]
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メンメンの官能小説 運営者様
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さすがに今日くらいは更新されていると思いきや・・・
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コメントありがとうございます。
少し照れますがそう言ってもらえると嬉しいです。ありがとうございます。
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すみません！明日は更新します。
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貞操帯を付けさせるってスゴイ発想ですね！作者さん本当にスゴイワァー！