人妻 吉井香苗(85)

布団の中で下半身を露出する格好にされた祐二。

そしてすぐに香苗の手がペニスを握ってきた。

女性らしい細く柔らかな手に包まれた男根は、さらにその硬さを増す。

祐二 
「ぁぁ……」

香苗の手が触れただけでビクッと敏感な反応を見せる祐二のペニス。

今日一日、この瞬間をずっと待ち望んでいたからなのか、祐二は自分自身の下半身をコントロールできない程の興奮状態に陥っていた。

勃起率はすでに最高潮にまで達している。

まだ殆ど刺激を受けていないというのに、もう射精感が込み上げてきそうだった。

しかし、まさか夫がすでに達しそうになっているとは思っていない香苗は、そのまま優しく手を上下に動かしてペニスを扱き始める。

ゆっくりじっくり、これから徐々に性感を高めていこうという丁寧な手つきだ。

だが祐二にはこの愛撫をじっくり味わう余裕などなかった。

祐二 
「ハァ……ぁ……香苗っ……ハァ……ああ……ダメだ……ちょっと、香苗、待ってくれ。」

あと一擦りで出てしまう。そこまで性感が高まった所で、祐二は香苗の手を慌てて止めた。

香苗 
「ぇ?ごめん痛かった?」

すぐにペニスから手を放して謝る香苗。

祐二 
「いやそうじゃないんだ、もう少し軽く握ってくれると良いかも……」

香苗 
「もっと弱く……?このくらい?」

香苗は祐二に言われた通り、力を入れないようにと気を付けながらもう一度ペニスを握り、上下運動を再開する。

だがそれにも関わらず、祐二は再開から20秒くらい経ったところで、込み上げてくるものを我慢する事ができなくなってしまった。

祐二 
「ハァ……ああっ香苗……ダメだ……もう……ぁぁ……」

香苗 
「えっ?」

香苗の手の中でドクンドクンと脈打ちながら射精を始めてしまった祐二のペニス。

なんと香苗が手で扱き始めてから1分程で、祐二は早くも果ててしまったのだ。

亀頭の割れ目からドロッと溢れる白濁液。

それは射精という呼び方には相応しないような、弱々しく勢いのないものだった。

量は小さじ一杯程度だろうか。

それがトロっと香苗の手に付着する。

香苗 
「……。」

祐二があまりにも早く果ててしまった事に、香苗はあっけらかんとした表情をしていた。

祐二 
「ハァ、気持ち良くて出ちゃったよ……ハハ……興奮し過ぎだな、俺。」

そう言って力なく笑う祐二。

香苗はそんな祐二の言葉を聞いて小さく微笑むと、無言で手に付いた少量の精液をティッシュで拭き取った。

そしてベッドから立ち上がりゴミ箱にティッシュを捨てると、
「手洗ってくるね」

とだけ言い残して寝室から出ていった。

祐二 
「はぁぁ……」

ひとりベッドに残された祐二は、仰向けに寝た状態で天井を見つめながらため息をつく。

今日は興奮度が高かってせいか、いつもよりも早くに射精に達してしまった。

しかしだからと言っていつも持久力があるわけではない。

祐二は性行為が始まってだいたい3分以内に達してしまうのだ。ゆっくり腰を振ろうとも、それ以上したことはない。

自分が早漏だという事は昔から自覚している。それは祐二にとっての密かなコンプレックス。

だから祐二は自分が早漏だという話を誰にもしたことは無い。

男の友人達にはもちろん、妻である香苗ともそれについて話をした事はない。

男が持っている変なプライドというやつだろうか。自分が早漏だという事を口に出して言いたくなかった。

正直、香苗と付き合い始めてから初めてセックスをするまでは不安だった。どう思うわれるんだろうと。

だが、その不安はすぐに消えた。

香苗は自分に抱かれる時、いつも幸せそうな表情をしているし、満足そうだ。


「早いよね」

だとか
「もうちょっと感じていたい」

だとか、そういう不満は言われた事がない。

だから祐二はある程度の自信を持っていた。自分のセックスは充分妻を満足させているのだと。

妻に満足感を与えているなら早漏とは言わないじゃないかと、自分自身に言い聞かせていた。

しかし、早漏というのは相手だけでなく自分自身の満足度にも影響してくる。

祐二 
「……。」

祐二は手を移動させ、自分で自分の股間を触った。

まだ勃起している。

快感を感じる時間が短かったために、まだ性欲が完全には発散できていないようだ。

いつもなら射精した後は、子供のような小ささに縮んでしまうのだが、今日はやはり興奮度が違うらしい。

もう一度してもらいたい。

そんな気持ちに祐二が駆られていると、香苗が寝室に戻ってきた。

そして香苗が布団の中に入ってきて少ししてから、祐二はまた
「なぁ香苗」

と声を掛ける。

香苗 
「ん?どうしたの?」

祐二 
「手洗ってきてもらったのに悪いんだけどさ……」

少し言い辛そうな言葉使いでそう頼みこむ祐二。

香苗 
「ぇ、また?」

祐二 
「うん、なんか治まらなくってさ。嫌?」

香苗 
「……ううん、そんな事ないよ。さっきみたいでいい?」

祐二 
「うん、頼むよ。」

香苗がさっきと同じように布団に潜り込むと同時に、祐二はお願いしますと言わんばかりに自分から寝間着と下着を脱いだ。

香苗は嫌な顔ひとつせずに受け入れてくれる。それが祐二は嬉しかった。

祐二 
「ごめんな、また手汚しちゃうかも。」

香苗 
「……大丈夫だよ。」

その香苗の優しい声を聞いて、祐二は安心して事が始まるのを待っていた。

しかし少し時間が経っても、それはなかなか始まらなかった。

香苗は祐二のペニスをじっと見つめて、考えていたのだ。

そして祐二が
「香苗?どうした?」

と言って身体を起こそうとした瞬間、股間に快感が走った。

しかも先ほどとは違う、ネットリとした温かさを感じる。

祐二 
「ん……ハァ……香苗!?」

意表を突かれたような快感に驚きながら、祐二が視線を下に向けると、そこには自分の陰部に顔を埋める香苗の頭が。

そう、香苗はフェラチオを始めたのだ。

香苗はすでに祐二のペニスを根元まで咥えている。

そして口の中で先端の亀頭を舌で刺激してきた。

祐二 
「ああ……香苗っ……」

亀頭への刺激を続けた後、今度は頭を上下に動かしてペニスを口で扱き始めた香苗。

唾液を沢山まぶしているのか、ジュパッジュパッという卑猥な音が寝室に鳴り響く。

思わず腰が浮いてしまう程の凄い快感だった。

手でしてもらった時とは比べ物にならない程の気持ち良さだ。

祐二 
「ハァァ香苗……凄く良いよ……ぁぁ……」

香苗はフェラチオをしながら、さらに手で祐二の玉袋もマッサージするように触ってきた。

もちろんそれも祐二の性感をさらに高めていく。

祐二は広がる快感に悦びを感じながらも、内心香苗に対する驚きを感じていた。

フェラチオは過去にも何回かしてもらった事はある。

しかし、今してもらっているのは今までしてもらったものとは全く違う。

……香苗……いつの間にこんなに上手くなったんだ……?

そんな考えが頭を過ぎったが、興奮と気持ち良さですぐに頭の中から打ち消されてしまう。

ジュパジュパジュパジュパ……!!

頬を凹ませて激しくフェラチオをする香苗。

溜まっていた性欲がまるで香苗の口に吸い取られていくようだった。

あまりの快感に女性のような声を上げてしまう祐二。

祐二 
「アア……ハァ……」

それが2分くらい続いただろうか、少し前に一度射精しているにも関わらず、祐二はもう射精感が込み上げてくるのを感じていた。

早漏は祐二のコンプレックス。だから少しでも長く保ちたいと我慢する。

肛門に力を入れて、射精感を押さえ込む。

しかし香苗のフェラチオはそれを簡単に吹き飛ばしてしまう程の快感を与えてきた。

……くっ……ああダメだ……気持ち良過ぎる!……

祐二 
「香苗っ……もう…ァァ……」

祐二があと少しで達してしまう事を知らせる声を発しても、香苗はペニスを口から放そうとはしない。

それを祐二は香苗からの返答だと受け止めた。

〝そのまま出していいよ〟と。

祐二 
「ああ……イク……ああ香苗ッ!ハァアッ!」

そして祐二は自分の腰辺りに触れていた香苗の手を掴んでグッと握ると、快感に腰を浮かせながら、愛する妻の口内に今日2度目の射精をした。

コメント

  1. まさる より:

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    オレも同じようなコンプレックスを持っています。
    治す方法ってご存じですか?
    知っておられたら教えてください。
    それと、今後の展開がすごく楽しみです。

  2. メンメン より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    コメントありがとうございます。

    なんか結局射精というのは脳から命令されるらしいので、ちょっと自分で興奮を抑えてみたりすると良いみたいですけどね。なんか最中に頭の中で数学の計算すると長くもつって聞いた事ありますね。効果の程はちょっとわかりませんが。

    はい、ありがとうございます。頑張ります☆

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