人妻 吉井香苗(90)

お互いの舌を絡ませ唾液を交換する濃厚なキスは5分程続いただろうか。

中嶋よりも寧ろ香苗の方が積極的に絡めてくる。

このまま続けていたら永遠に止まりそうにないキス。

中嶋の方から顔を離して中断すると、香苗はどうして?と言いたそうな切ない顔で中嶋を見つめた。

中嶋 
「フッ、貞操帯の効果が出ているようですね。でもたった1日ですか、奥さんは元々真面目な人だし、正直もうちょっと我慢してくれると思っていたんですけどね。俺の携帯、着信履歴が凄い事になってましたよ。」

香苗 
「……す、すみません……。」

欲情を丸出しにする香苗を見て、少し呆れたように苦笑する中嶋。

中嶋 
「旦那さんは本当に寝ているんですか?」

香苗 
「……はい……お酒も飲んでるから……」

中嶋 
「へぇ、奥さんが飲ませたんですか?」

香苗 
「いえ……仕事帰りに飲み会があったみたいで……」

中嶋 
「そうですか。」

そう言って中嶋は玄関で靴を脱ぐと、そのまま廊下を歩いて部屋の方へ進んでいってしまう。

香苗 
「えっ?あ、あの……中嶋さんッ、そっちはダメです……」

大きな声は出せない、祐二が起きてしまうかもしれないから。

声を抑えながら部屋の中へと入っていってしまう中嶋を呼び止めようする香苗。

しかし、中嶋はいつかと同じように止まってはくれない。

焦る香苗を他所に、楽しそうに中嶋は部屋の中、しかも寝室の方へと向かっていく。

……ダメ!そっちは祐二がいるのに……

香苗 
「中嶋さんそこは夫が……」

中嶋 
「まぁまぁ奥さん、大丈夫ですよ。」

寝室の前に辿り着いた中嶋は、困惑する香苗を適当に宥め(なだめ)ながら寝室のドアを開けて中を覗きこんだ。

中嶋 
「あ~本当に熟睡してますね。旦那さん酒に弱いんでしたっけ?あれならちょっとやそっとでは起きないですね。」

香苗 
「……」

もしドアを開けた時祐二が起きていたらどうするつもりだったのだろう。

中嶋が来る事をずっと待ち望んでいた香苗だったが、それとは別に、祐二にバレてしまうのが怖くて堪らない自分がいる事を感じていた。

中嶋はゆっくりと寝室のドアを閉めると、その場でまた香苗にキスを迫る。

香苗 
「ぇ……ンッ……」

ドア一枚を挟んだすぐ向こう側に夫がいるというのに、バレてしまうのが怖くて怖くて仕方ないのに、香苗はそれを受け入れてしまう。

駄目だと思っても、中嶋に抱き締められた瞬間に、祐二を簡単に裏切れてしまう。

香苗 
「ン……ン……ハァ……」

中嶋は祐二が眠る寝室の前で、大胆にも次のステップへ進もうとする。

キスをしながら、香苗の乳房を服の上から揉み始めたのだ。

そしてそれでは不十分だと思ったのか、すぐに香苗の服を脱ぐように言った。

香苗 
「……でも……」

中嶋 
「いいから早く脱いでください。嫌なら俺帰っちゃいますよ?」

香苗 
「……」

中嶋には余裕がある。

この人妻は俺の言う事ならなんでも聞くんだ、という自信からくる余裕が。

すぐ近くに夫がいる事を気にして少し迷っていた香苗だったが、案の定中嶋に言われた通りに服を脱ぎ始める。

服、そしてブラを外して貞操帯だけを身に纏った恥ずかしい姿を披露する。

夫には決して見せられない姿。中嶋だけに見せられるイヤらしい自分の姿。

恥ずかしい、でも気持ち良い。中嶋の視線が気持ち良い。

中嶋 
「外そうとしたけど外せなかったですか?」

中嶋のその問いに無言で小さく頷く香苗。

それを聞いて満足そうな笑みを浮かべる中嶋。

中嶋 
「そうでしょう、特注品ですからね。」

そう言って中嶋は香苗の乳房を今度は直接揉み始める。

香苗 
「ァァ……」

中嶋の大きな手が胸に触れた瞬間、小さく声を漏らす香苗。

今日は一日中自分で自分の胸を揉んでいたけれど、やはり中嶋の手に揉まれるのとでは快感が比ではない。

中嶋 
「乳首がちょっと赤く腫れてますよ奥さん。もしかしてオナニーができないからってここばっかり苛めてたんですか?」

香苗 
「……」

図星の香苗は何も答えられずに赤面する。

すでに固く勃起している香苗の乳首は、確かに痛々しく少し腫れていた。

中嶋にそこを刺激されると、ジーンと熱い感覚が広がる。

しかしそれは痛さではなく、快感として香苗の脳に伝わっていく。

敏感になっている乳首を中嶋の口に舐めてもらいたい、強く吸ってもらいたい。

そんな願望が頭の中を埋めていく。

そして卑猥な事ばかりを考えてしまう香苗の下半身は疼く。

香苗 
「ハァァ……」

もう自分でも気付いていた。

秘部から漏れた愛液が貞操帯の底を濡らし始めている事を。

中嶋のアレを求めて疼く腰が、勝手にピクピクと前後に動いてしまう。

しかし香苗はもはや、それを自ら止めようとはしない。

中嶋を求めているのは身体だけではない。香苗は心から中嶋を求めているのだ。

今その障壁になっているのは、すぐ近くで寝ている夫・祐二の存在だけ。

しかし淫らな欲望はそれを難なく乗り越えてしまう。

中嶋 
「外してほしいですか?それ。」

香苗 
「ハァ……はい……」

中嶋 
「じゃあその前に俺を気持ちよくしてくださいよ。これ、分かるでしょ?」

中嶋はそう言って香苗の手を掴んで自分の股間へと持っていく。

中嶋 
「そうすれば、ちゃんとご褒美あげますから。」

香苗 
「ハァ……これぇ……」

中嶋の股間に手が触れた瞬間、思わず香苗の口から甘く蕩けたような声が漏れた。

コメント

  1. 三枝 より:

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    1日しか我慢させなかったのね!中嶋さんは***
    3日程は我慢させるのかって思ってたけど!

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