中嶋の前で跪く香苗。
目の前にはちょうど中嶋の股間が。そして香苗は下から中嶋の顔を見上げた。
中嶋はそんな香苗を見つめ返して、頷く。
それを合図に香苗は無言で中嶋のベルトを外し始める。
そしてズボンをゆっくりと降ろすと現れる、股間部分が大きく膨れ上がったボクサーパンツ。
存在感を主張するその大きな膨らみを目の前にして、香苗は思わず生唾を飲み込んでしまう。
それだけではない。引き締まった脹脛(ふくらはぎ)や太腿、程よく筋肉質な男らしい下半身からは、香苗の心を擽る(くすぐる)オーラが放たれていた。
ゾクゾクと沸き上がってくる興奮。
昨日、祐二の相手をした時には決して感じる事のなかった興奮だ。
続いて香苗は、そのボクサーパンツにも手を掛けてゆっくりと降ろし始める。
手が下がっていくにつれ見え始める、中嶋の陰毛。
そしてパンツの締め付けから解放され、ブルンッと姿を現した中嶋の男根。
香苗
「……ぁぁ……」
それを見て小さなため息をついてしまう香苗。
……ぁぁ……やっぱり凄い……
目の前の肉棒はまだ勃起さえしていなかったが、それでも太く大きい。
香苗はそんな巨根をうっとりとした表情で見つめている。
きっと中嶋と経験する前の香苗だったらこんな事にはならないだろう。
いや、寧ろ夫以外の男の性器なんて興味がないどころか、見ても気持ち悪いとしか思わなかっただろう。
それがどんな形や大きさをしていても、嫌悪感しか生まれない。
しかし今の香苗は違う。
香苗は知っている。
この目の前の男性器が、自分にどれだけの快感と快楽を与えてくれるのか。
今の香苗の心は、この男のシンボルに完全に魅了されているのだ。
香苗の手によって下半身裸の姿になった中嶋は、じっと自分の股間に視線を送る香苗を見て少し笑う。
そしてそんな香苗の後頭部に手を添えると、さらに自分の股間に顔を近づけるように誘導する。
香苗
「ハァ……」
鼻の先に付きそうな程近くでそれを見せ付けられた香苗は、自然とその陰茎に手を伸ばす。
そっと握ると伝わってくる太さと重量感。
それを数回上下に扱くと、香苗は早々に我慢できなくなったのか、口を大胆に開いてしゃぶり始めた。
ドク……ドク……と脈を打ちながら、口の中でさらにその質量を増していく中嶋の肉棒。
口の中がペニスだけで一杯になるのを感じながら、香苗はそれに自分の唾液をたっぷり塗しながらフェラチオを続けた。
ジュパッジュパッジュパッ……!
卑猥な音を立てながらのバキュームフェラ。
口の中がペニスで満たされる感覚が、息苦しくも気持ち良い。
これも祐二にするフェラチオでは得る事のできない快感だ。
中嶋
「ああ……上手ですね奥さん。なんだかまた上達したんじゃないですか?」
頭を激しく動かす果苗の口からは、潤滑油になっている涎がダラダラと垂れている。
しかし中嶋のペニスにしゃぶり付く事に夢中な香苗は、それを気にする事は無い。
ジュパッジュパッジュパッ……!!
中嶋
「へへ……すげぇな。」
自分のペニスに尋常じゃないほどの執着心を見せる香苗の姿に、中嶋はまた苦い笑みを浮かべた。
だが確かに上達している香苗のフェラチオテクニックは、中嶋に相応の快感を与えていく。
中嶋
「ああ……良いですね、気持ち良いですよ奥さん。」
香苗は中嶋からの指示がなくとも、自ら玉袋も口に含む。
そして優しく唇や舌で睾丸をマッサージするようにして刺激する。
これらは香苗がずっと妄想してきた事だ。
それを思う存分中嶋の前で披露していく。
……私はこんなにエッチなんです……
……ずっとこうする事を考えていたんです……
……中嶋さんの全身を舐めたい……味わいたい……
そんな自分の大胆さに中嶋が少し驚いている事が嬉しい。
もっと責めてほしい。
エッチな私を言葉とSEXで責めてほしい。
フェラチオで中嶋に快感を与えると同時に、香苗の中の興奮も相乗的に増幅していった。
香苗
「ン……チュパ……ジュパ……ン……ハァ……」
卑猥な音と息遣いだけが聞こえる。
どれだけの時間フェラチオを続けていただろうか。
股間に走る快感と、夫が寝ている近くで人妻に奉仕させているという優越感を堪能していた中嶋が、香苗に少し上ずった声を掛ける。
中嶋 「う゛……奥さん、そろそろ出しますよ。」
香苗はそれを聞いて、ペニスを深く咥えたまま中嶋の顔を見つめると、返事をする代わりに頭を一層激しく動かし始めた。
中嶋の射精が近い事を知り、香苗の胸も高鳴る。
口の中で精液を放たれるのが、待ち遠しくて仕方ない。
香苗
「ンッンッ……ハァン……ンッンッ……」
ジュパッジュパッジュパッ……!!!
中嶋の腰の両手を回して口だけでフェラチオにラストスパートをかける香苗。
そして待ち望んでいたその瞬間が訪れる。
中嶋
「あ゛ー……出る……出しますよ……」
快感に顔を歪める中嶋の表情を見てから目を閉じた香苗は、口の中でペニスの亀頭がブワッと大きくなるのを感じ取った。
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