香苗の口内に勢いよく放たれる精液が、喉に直接当たらないようにと構えた舌の壁に、ドピュッ……ドピュッ……と打ち付けられ、口内に溜まっていく。
いや、液体というよりもゼリーのように濃厚なザーメン。
その発射する勢い、精液の濃さ、匂い、そして量、その全てが昨夜の祐二のモノとは大きく異なる。
香苗はそんな中嶋の射精を口内で受け止めながら、まるで脳にまでザーメンを浴びているかのような快感に浸っていた。
しばらく続いた射精が終わると、まだ固さを残している肉棒がゆっくりと口から抜かれる。
香苗
「……ン……」
中嶋
「口開けて、俺に見せてください。」
顔を上げて口を開き、口の中に大量に溜まった中嶋に見せる香苗。
そのまま鼻で呼吸をすると、ザーメンのベッタリとした匂いが肺へ入っていく。
中嶋
「こぼしちゃダメですよ。そのまま舌を動かして……そう、じっくり俺の味を味わってください。」
ザーメンを舌で掻き混ぜると、もう一生自分の身体から取れないのではないかと思うくらいに濃い匂いが充満する。
しばらく精液で口の中を濯ぐような行為を続けさせられた後、やっと中嶋が次の指示を出す。
中嶋
「よく味わいました?じゃあ飲んでください。」
中嶋の命令に、香苗はまるで飼いならされたメス犬のように従い、ゴクゴクと喉にザーメンを流し込み飲んでいく。
香苗
「ン……ンハァ……」
それを飲み干した香苗は、上気した顔で再び中嶋を見上げる。
中嶋
「フッ、美味しかったですか?俺の精子。」
香苗
「……。」
そう聞かれると、香苗は無言のまま恥ずかしそうに目を逸らした。
美味しいという表現はできない。
ただ、ドロッとした精液が喉を通る感覚や、生温かい匂いが鼻の奥を通る感覚が気持ちよかった。
中嶋
「じゃあ、リビングに行きましょうか。貞操帯外してあげますから。」
香苗
「……。」
香苗はヨロヨロと立ち上がり、リビングへ向かう中嶋に付いて行く。
香苗が一切言葉を発しないのは、やはりまだ寝室の祐二の事を気にかけているからだろう。
中嶋の声や物音でいつ祐二が目覚めてしまうか分からない状況に、香苗の心が休まる事はない。
でも、この興奮も治まりそうにない。
祐二がもし起きてきたら、その時点で香苗の結婚生活は崩壊する。いや、人生が崩壊すると言ってもいいかもしれない。
それだけ危険な事をしているというのに、中嶋を追い出すことも、行為を止める事もできない。
中嶋
「他人の男に貞操帯を付けられるのってどんな気分だったんですか?」
リビングに着いてすぐに中嶋はそう口を開いた。
香苗
「……どんな気分って言われても……。」
小さな声でそう呟くだけで、何も答えられない香苗。
中嶋
「旦那さんが知ったらどう思うんでしょうね?」
香苗
「……」
中嶋はただただ楽しそうだ。いつトラブルが起きてもおかしくないこの状況も楽しんでいる。
中嶋
「へへ、もし起きてきたらなんて説明しましょうか?」
そう冗談っぽい口調で言いながら、中嶋は貞操帯を外す作業を始める。
……やっと……やっと解放されるんだ……
嬉しさと期待感に胸がふくらむ。
そんな香苗の気持ちを見透かすように、中嶋はこう続けた。
中嶋
「奥さん、これ外したらどうします?」
香苗
「ぇ……?」
中嶋
「どうして欲しいです?」
香苗
「……」
意地悪な質問に、香苗はまた恥ずかしそうに顔を俯ける。
だがこれもプレイの一部なのだろうと、香苗自身も分かっていた。
こうやって羞恥心を刺激するような事を聞いてくるのも、中嶋の〝遊び〟だ。
中嶋
「ハハッ、奥さんも実は結構楽しんでるでしょ?」
香苗の表情を見て笑いながらそう言う中嶋。
香苗
「……中嶋さん……」
本当に、中嶋には全て見抜かれてしまう。
まるで心まで裸にされてしまったように感じる。
中嶋の前では何も隠せない。
そして中嶋は、ついに香苗の心の核を突いてくる。
中嶋
「奥さんもさぁ、正直もう旦那さんのSEXじゃ満足できないでしょう?このままずっと満たされない人生を歩んでいくなんて、考えられないんじゃないですか?」
香苗
「……それは……」
心の奥が急激に熱くなる。
まるで心の奥に手を突っ込まれて掻き混ぜられているような気持ちだった。
中嶋
「もうここまできたら戻れないって事は分かってるでしょ?だったら行けるところまで行っちゃいましょうよ。奥さんが望むなら、これからも俺が調教してあげますよ?」
香苗
「……調教……」
中嶋
「自分でも信じられないくらい、どうしようもない程の淫乱な人間に、女は男次第でなれるんですよ。そこまで堕ちてみませんか?そうすれば、もっともっと気持ちよくなれますよ。」
中嶋がそう言ったところで、香苗の下半身は貞操帯から解放された。
コメント
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早く更新してください(T_T)
もう我慢が!