香苗
「ンッ……ン゛……ゥグ……ンフ……ハァ……ァ……ン……」
香苗のくぐもった声や息遣いがキッチンに響く。
後ろから繋がっている中嶋の腰、その動きはまだそれ程激しくはない。
いや寧ろゆっくりじっくりと、膣の感触を味わうように動かしている。
それにも関わらず、香苗はこの時点で相当な快感を感じていた。
口を手で押さえて必死に喘ぎ声が漏れてしまうのを我慢しながらも、もういつ我を忘れてしまうか、自分でも分からない。
我を忘れれば、きっと狂ったように乱れてしまうだろう。
そうなれば、寝ている祐二もさすが起きてしまうかもしれない。
その危機感を意識しながらのSEX。
声を我慢している分溢れる量が増す、香苗の愛液。
声を我慢している分大きく聞こえる、結合部の卑猥な音。
声を出さないようにとすればする程、逆に意識は挿入されている中嶋の男根に集中していき、感度はさらに高まっていく。
そして、中嶋とSEXをしているという悦びに心が満たされていき、何もかもがどうでもよくなってしまう。
ジュプ……ヌチャ……ジュプ……ヌチャ……
中嶋
「奥さんのマ○コ、すげぇ吸い付いてきてますよ。」
中嶋は香苗との結合部を見て笑みを浮かべながらそう呟いた。
中嶋が腰を引くのと同時に、香苗の柔らかい肉壁が吸い付くように引っ張られ、肉棒に絡みつく。
その様子はまるで、ヴァギナ自体が中嶋のペニスを離したくないと主張しているかのようだった。
だが香苗への挿入は数日ぶりだ。締め付けはかなりきつく感じる。
その事を踏まえて中嶋は慌てない。
ゆっくりと自分の巨根に女の膣が馴染むまで、マッサージするように出し入れをする。
こういう余裕が女を気持ちよくさせるには重要だという事を、中嶋はよく知っていた。
女を気持ちよくさせるSEXには、センスや才能が必要だ。
下手な男は残念ながらいつまで経っても下手な場合が多い。
そしてその内の1人が、香苗の夫であったという事だ。
香苗
「ハァ……ン……ァ……ハァ……」
中嶋
「奥さん、どうですか?俺との久しぶりのSEXは。」
中嶋は後ろから繋がったまま腕を前に伸ばし、両手で香苗の乳房を揉みながら、香苗に耳元でそう聞いた。
香苗
「ハァハァ……スゴイ……気持ちイイ……です……ハァ……」
中嶋
「フッ、そうですか。じゃあそろそろ激しくしてもいいですか?奥さんも激しい方が好きでしょう?」
香苗
「ハァ……激しく…ですか?ハァ…ン……でも声が……」
中嶋
「声が我慢できそうにないですか?」
香苗
「……ハイ……」
これ以上の大きな快感を感じれば、きっと祐二が近くにいる事は忘れてしまう。
それがまだどうしても怖い。
しかしそんな香苗を引きずり落とすのは、今の中嶋には容易な事だ。
中嶋
「それでも激しくして欲しいでしょ?ほら!こうやってさ!」
そう言って中嶋は、腰を大きく引くと一気に勢いよく腰を香苗の白尻に叩きつけた。
香苗
「ンァアアッ!!!」
中嶋
「奥さんも本当はこういうSEXを望んでいるはずだ。どうなんですか?」
香苗
「ハァハァ……」
息を荒くするだけで何も答えない香苗に、中嶋がもう一度腰を叩きつける。
再度強烈な快感が香苗の脳髄を突き抜けた。
香苗
「ハンァアアッ!!!」
中嶋
「ほら、答えてください。」
それに対してコクコクと頭を縦に振って頷き、反射的に中嶋の要求を受け入れてしまう香苗。
それは香苗自身の身体も、中嶋の言うとおり、激しいSEXを欲していたからだ。
もちろん、祐二にバレてもいいという覚悟がある訳ではない。
だが頷いてしまった事を直後に後悔しても、今更遅い。
中嶋は香苗が頷いたのを見ると、すぐに腰の動きを速くしていった。
パンッパンッパンッパンッ……!
香苗
「ンッンッンッンッ……!」
香苗の柔尻が中嶋の腰に叩かれ、波打つ。
肉と肉がぶつかる音。SEXの音が鳴り響く。
恐らくその音は、祐二が寝ている寝室にも届いているだろう。
速いテンポで掛算のように増幅していく快感。
それでも香苗は顔を真っ赤にして声を抑えようとしていた。
中嶋
「頑張りますねぇ奥さん。いいですよぉ、その調子でちゃんと我慢していてくださいね。」
そう言うと中嶋は腰の動きをさらに激しくしていく。
パンッパンッパンッパンッ……!!!!
香苗
「ンッンッンッンッ…アッアッアッ……ンッンッン……!!!」
容赦なく責め立てる中嶋。
その激しさはキッチンに置いてある食器や調理器具がカタカタと音を立てる程だ。
……ハァアアア……やっぱりもうダメッ我慢できない……
香苗
「あああ……ハッハッアッアッアッアンッアンッ……!!」
手で押さえている口は、もうその中で完全に開いてしまっていた。
口を閉じていられない。
膣奥を突かれるたびに、涎がダラダラ垂れてきてしまう。
そして、最初の快感の波が香苗を襲おうとしていた。
香苗
「アッアッアッアッ……!イッ……ちゃう……ハァアアッ!アッアッアッアアア!!!」
香苗が声を出し始めても中嶋は腰の動きを止める事なく、そのまま頂に連れて行く。
パンッパンッパンッパンッパンッ……!!!!
香苗
「アッアッアッイッ……イクッ!ハァアアアッ!!!!」
コメント
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もう体調は万全ですか?
楽しみにしていたので、嬉しいです
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体調よくなったんですね。ずっと更新されないかみていました。これからも楽しみにしています。。。
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復帰を楽しみにしていました。
ストーリー最高です。
私がとくに気に入っているのが結合部や挿入時の内部の性描写ですね。カリが壁をこする部分とか,ヌチャヌチャという卑猥な音とか…。
私は男ですが、実際のセックスの際も膣内での摩擦を堪能するのが好きで,カリ部分が大きくなったり熱くなる感触が一番好きなのですが、そういうときの女性の反応を素晴らしく書いてくださってるのが最高です。
そういえば作品では女性からみた男性器の描写は多いのですが,女性器の外陰部,内部の壁の状態等は少ないような気がしますので,ぜひ香苗の女性器内部についても克明な描写をお願いします。
彼女がどういう顔をしているのか想像しにくいのですが,足首が細くて色白でお尻が柔らかいというところが,なんだか長澤まさみを想像させます。。ドラマの長澤まさみをみて,バックからついて尻肉が波打つのを想像してしまいました。
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純子さんありがとうございます。
更新が疎らで申し訳ないです。
体調はかなり戻りました。
これから頑張りたいと思います。
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ろっきーさんありがとうございます。
体調は正直万全って感じではないのですが、かなり回復したので大丈夫です。
これから頑張ります。
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コメントありがとうございます。
やっぱり音や感覚などを細かく書く事は、官能小説では大切ですよね。
それは僕が特に意識している部分でもあるので、そう言ってもらえると嬉しいです。
女性器に関する描写ですか、確かに少ないですね。これから意識して書いていきたいと思います。
僕としてはもっともっと濃厚な官能を感じてもらうために、エロチックな表現を勉強したいと思っていますので、そういったアドバイスは本当にありがたいです。ありがとうございます。
長澤さんですか、良いですねぇ。妄想は自由ですし、そうやって脳内で想像するのは官能小説を楽しむためのコツですよね。