官能小説 人妻 吉井香苗(50)

目の前であっという間にボクサーパンツ一枚だけの姿になった中嶋。

香苗は恥ずかしそうに中嶋から顔を背けていたが、それでも横目でチラチラと何度も中嶋の身体に視線を送っている。

どうやら香苗は中嶋の股間にある大きな膨らみが、特に気になっているようだ。

中嶋 
「最後のこれは奥さんに脱がしてもらいたいけど……ハハッ、まだそれは無理ですよね。」

中嶋はそう笑い交じりに言うと、自らボクサーッパンツに手を掛けて、それを一気に下ろした。

それと同時にブルンッと飛び出した中嶋の男根。

ソファに座って中島の股間にチラチラと視線を送っていた香苗は、中嶋のソレを見て、声には出さないものの、明らかに驚いている様子だった。

……イヤ……大きい……

露わになった中嶋のソレは大きかった。

今ソレは下を向いているから、恐らくまだ勃起はしていないのであろう。

しかしそれでもその大きさ、存在感は香苗に充分な驚きを与えるほどのインパクトを持っていた。

太い陰茎、そしてさらにそこよりも太く大きい先端部分。
それにモッタリと重そうな睾丸を包む袋。

全てが香苗の知っている男性器とは違っていた。

中嶋 
「奥さん、別に男の見るの初めてって訳じゃないんだから、そんなに恥ずかしがる事ないじゃないですか。」

ボクサーパンツを脱いで全裸になった中嶋は、自分の股間をまるで見せつけるようにして香苗に近づく。

自分の身体に自信満々といった感じの中嶋の態度は不快だったが、その自信に相応しい男らしい肉体である事は確かだった。

そして香苗の心の中の一部分が、その男らしい肉体に引き付けれている事も確かだった。

中嶋 
「それとも、俺のここは旦那さんのとは大分違いますか?」

香苗 
「……。」

中嶋 
「分かりますよ奥さん、興味あるのでしょう?旦那以外のチ○ボに。」

香苗 
「……。」

中嶋 
「いいですよ、ほら、触って確認してみてください。どんな風に違うか。」

そう言って中嶋は香苗の手を取ると、自分の股間に導くようにして引っ張る。

香苗の手はそれに抵抗する気配を見せる事無く、誘導されるがままに中嶋の股間に近づいていく。

香苗 
「……あっ……」

指先が中嶋のソレに触れた瞬間、香苗は思わず声を漏らした。

中嶋 
「握ってみてください、そう……。」

中嶋に言われたとおり、ペニスの陰茎部分をゆっくりと握っていく香苗。

手から伝わってくる柔らかい感触、ズッシリとくる重量感、そして中嶋の熱い体温。

中嶋 
「どうですか?どんな感じですか?」

香苗 
「……どんな感じって言われても……」

今はもう、横目ではなくしっかりと中嶋の股間を見つめている香苗。

中嶋 
「旦那さんのと比べてどうです?違いますか?」

香苗 
「……そんな事……聞かないで下さい……」

中嶋 
「フッ……いいですよ、その違いは手じゃなくて、これから奥さんのアソコで確認されればよく分かると思いますから。」

……これから……アソコで確認……

中嶋のSEXを予感させる言葉は、火照っていた香苗の身体をさらに熱くさせる。

そして香苗が手に握っている中嶋の肉棒にも、ドックン…ドックン…と血液が集まり始めていた。

香苗 
「……ぁぁ……」

中嶋 
「はぁぁ……俺も興奮してきましたよ奥さん。」

徐々に膨らみ質量を増していく男根。

元々太かった陰茎はさらに太く、香苗の指が回らない程に。
そして先端の亀頭部分も一段と大きくなり、エラを張り始める。

香苗 
「……イヤ……スゴイ……」

香苗の口から思わず漏れてしまった心の声。

中嶋 
「こうやって扱いてくれませんか、そうしたらもっと大きくなりますから。」

そう言って中嶋は手を、陰茎を握った香苗の手に重ねるようにして握り、勃起し始めた自身の肉棒を扱き始めた。

中嶋 
「こうやって、旦那さんにもした事あるでしょ?」

正直に言えば、祐二の性器をそれ程しっかりと触った事はなかった。フェラチオも、結婚して数年経ったが数えるほどしかやった事はない。

祐二はそこを触られる事や、口でされるのもそんなに好きでないような気がしたからだ。

祐二との交わりはいつも前戯から挿入、射精というシンプルなSEXだった。

香苗 
「……はァ……」

徐々に力強さと自己主張を増していく中嶋のペニス。

いつの間にか中嶋の手は香苗の手から離れていて、気付いた時には香苗は1人で中嶋の陰茎をリズミカルに扱いていた。

中嶋 
「ああ……気持ちイイですよ奥さん。」

そして中嶋の陰茎がカチコチに固くなったところで、香苗は自然と手を離した。

手を離してから改めて見てみると、そこには凶悪さを感じる程グロテスクな赤黒い男根があった。

ヘソの辺りまで伸びたそれは、若竹のように反り返り、グワっと開いた傘の部分はふてぶてしいまでの威容を誇っている。

そのあまりの威圧感に、香苗の表情はどこか脅えていた。

中嶋 
「怖いですか?これから俺に抱かれるのが。」

香苗 
「……。」

中嶋 
「大丈夫ですよ、奥さんもすぐにこれの虜になりますから。」

香苗 
「……中嶋さん……キャッ……」

再び中嶋が香苗の身体をソファに押し倒し、細い脚を掴んで股を広げさせる。

そしてゆっくりと香苗の股の間に身体を入れてくる中嶋。

しかし股を開かれ、いよいよアレをアソコに挿入されるのだと感じた瞬間、香苗の頭の中に一瞬、夫・祐二の顔が思い浮かんだ。

……はっ……祐二……

香苗 
「だ……ダメッ…やっぱりダメです……」

中嶋が作り出す世界にもう殆ど流されそうになっていた香苗をギリギリの所で引き止めたのは、やはり最愛の夫、祐二の存在だった。

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