身体はさらなる快感を欲している。でも、夫以外の男性とSEXして良い訳がない。
そう、良い訳がないんだ。
……ダメ……そんな事したら……ダメになっちゃう……絶対後悔する……
たった一本の糸だけでなんとか繋がっていた香苗の理性。
その僅かな理性で、香苗は中嶋と中嶋に流される自分自身と闘う。
中嶋
「今更何を言っているんですか。俺達もう裸なんですよ、小さな事なんか気にせずに気持ちよくなりましょうよ。」
香苗
「……や、やめて……お願いです……」
一生懸命脚に力を込めて股を閉じようとする香苗。
それに対し、中嶋も力で香苗を押さえつける。
中嶋
「ったく、往生際の悪い奥さんだなぁ、さっきまで俺のを興味あり気に握ってたくせによ。」
香苗
「……ダメ……やっぱり私ダメなんです、こんな事しちゃ……ん……」
香苗は薄っすらと汗を掻くほど必死に中嶋の腕の中でもがいている。
しかし今更香苗がいくら力で抵抗しても遅かった。
この男は一度の剛棒を熱くさせてしまったら後には退かない。
発情した野獣は何としても目の前の獲物を喰わなければ気が済まないのだ。
中嶋
「おいおい、あんまり俺を梃子摺(てこず)らせないでくださいよ、いい加減さ。」
香苗
「イヤ……嫌っ……」
中嶋
「ハメちゃえばすぐにそんな迷いは消えるって奥さん、ほら、入れますよ。」
抵抗する香苗を強引に押さえつけたまま、固くなった肉棒を手で支え、その先端を香苗の秘口に当てる中嶋。
香苗
「ああ……ダメです……ホントにイヤ……」
中嶋
「……ん?ハハッなんだよ奥さん、そんな事言いながらまた濡れてきてるじゃないですか。」
パンパンに膨らんだ亀頭を擦り付けるようにして香苗の秘裂をなぞると、そこから新たな涎がだらしなく流れ出てくる。
亀頭が勃起したクリ○リスに当たる度にヒクヒクと蠢く(うごめ)陰部。
香苗の意思とは逆に、身体の方はもう中嶋の男根を受け入れようとしているようだった。
中嶋
「奥さんのイヤらしいオマ○コは早く入れてって言ってますよ。」
香苗
「イヤ……そんな事……ハァ……」
中嶋
「……入れますよ。俺もいい加減我慢の限界ですから。」
依然抵抗の言葉を口にする香苗。しかし中嶋はそれに構わず腰を前へと進め始めた。
中嶋
「あ~入ってく……ほら、入ってきますよ奥さん。」
香苗
「はぁぁ……あっ……ダメェ……ああ……」
かつてない程膣口が大きく広げられていく感覚と、圧迫感。
夫のモノとは違う、太くて大きい他人の肉棒が膣に入ってくる。
一度中嶋の手によって絶頂を迎えた香苗の性器はもう充分過ぎる程解れていたため、特に抵抗感無く中嶋のペニスを呑み込んでいく。
香苗
「はぁ……そんな……アア……入ってきてきちゃう……ん……はァァ……」
中嶋
「あ~ヌルヌルで良いマ○コですよ、結構深いんですね、奥さんのマ○コは。これなら全部入りそうだ……もっと奥までいきますよ。」
香苗
「ぁ……ダメ……ぁ……はぁあああ……」
奥へ奥へと膣を大きく広げるように入ってくる太い男根、香苗の女体はそれに対応するため自然と潤滑液の分泌を増やしていく。
肉棒が入っていく分だけ、限界まで拡げられた口からその愛液がダラダラと溢れる。
そしてついに前に進めていた中嶋の腰が、香苗の腰とピッタリと密着してしまった。
そう、驚いた事に、あれ程大きかった中嶋のペニスを、香苗の女性器は全て受けれたのだ。
中嶋
「ああ……根元まで入っちゃいましたよ奥さん。分かります?俺達が繋がってるの。」
香苗
「ハ……イヤ……これ……ハァ……ハァ……」
この時点で香苗の抵抗はすでに止まっていた。いや、抵抗したいと思ってもできなかったのだ。
まるで太い杭で身体を串刺しにされたような気分。
身動きできない程の圧迫感に、香苗は全身の力を奪われてしまった。
今の香苗の身体は中嶋の巨根を受け入れる事だけで精一杯だったのだ。
中嶋
「奥さん、膣(なか)でどんな感じですか、俺のは。」
香苗
「ハァ……ハァ……壊れちゃい……そう……ハァ……苦しい……」
……はああ……こんなのって……
まだ挿入されただけで動いてもいないのに、香苗の膣はピクピクと痙攣するように震えていた。
熱い……中嶋のモノに大きく拡げられているだけで、まるで激しく運動をしている時のように身体が熱くなってきている。
中嶋
「身体は俺を歓迎してくれているみたいですね、あ~ぁ乳首もまたこんなに固くなって……」
香苗
「ンン……痛っ……ハァアア……ンッ……ああ…ハァ……」
腰を止めたまま、指で香苗の両乳首を強めに抓る(つねる)中嶋。
鋭い痛みの後に、ジーンと溶けそうなほど熱くなる乳首。
中嶋
「本当のSEXを教えてあげますよ、奥さん。」
香苗
「ハァ……ハァ……本当の……セックス……?」
中嶋
「折角女に生まれてきたんだ。これを知らずに生きていくなんて勿体無い。」
香苗
「ハァ……ん……でも……ぁぁ……」
中嶋
「全てを忘れてしまう程気持ちよくさせてあげます。」
香苗
「ハァ……全てを……忘れるほど……」
中嶋
「そう……動きますよ、好きなだけSEXの快楽に浸ってください。」
香苗
「ハァ……ン……でも……待って…ダメ…動いちゃ……動いたら……」
中嶋
「……動いたらどうなるんです?」
香苗
「……ハァ……これ……おかしくになっちゃいそう……」
中嶋
「ハハッ、いいですよ、おかしくなっても。気が狂うほど気持ちよくなればいい。」
香苗
「……あっ……ハァ……でも、待って……私ホントに……ハァ……」
中嶋
「ダメですよ、もう待てません。」
これからどれ程の快感に襲われるのだろうという恐怖感に、香苗は目に涙を溜めていた。
しかしその一方で、祐二では決して教えてくれない本当のSEXというモノの魅力に惹かれている自分がいる。
香苗はこれから本当の女にされるのだ、この中嶋という男に。
中嶋
「奥さん、自分の膝を手で持っててください……その方が気持ち良いですから。」
香苗
「……。」
もう嫌ともダメとも言わない香苗は、ゆっくりと両手を伸ばし、中嶋に言われた通りに自分の膝を抱えた。
中嶋
「そう……股をいっぱいに広げるように……そうです。」
香苗
「……ん……」
ボロボロにされた理性の糸はもう切れる寸前で、頭の中にいた祐二の姿も、今はボンヤリと霞んで見える。
……ごめん……ごめんね祐二……
そして中嶋は香苗の細い腰をガッシリと両手で掴んで、ゆっくりと腰を動かし始めた。
香苗
「ンッ……ンハァアアア……」
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