官能小説 人妻 吉井香苗(54)

香苗の膣壁が中嶋の男根を強く締め付ける。

ギュウっと締め付けては緩まり、また直ぐにギュウっと強く締め付けてくる。絶頂によって膣がビクンビクンと痙攣しているのだ。

中嶋 
「あ~締まるなぁ……奥さん、良いイキっぷりですねぇ。」

香苗 
「ァ……ハァ……ん……ハァ…ハァ……」

香苗はまだ絶頂の余韻で呼吸が乱れ、言葉も出ない様子だった。

男性のペニスによって絶頂に導かれたのは、香苗にとってはこれが初めて。

その快感は先程手でイかされた時よりも、今回の絶頂は数倍深いように感じた。

腰の中心からから脳へと突き抜けるような絶頂のあと、全身に広がった甘い快感。

堪らなかった。SEXがこんなにも気持ち良いものだったなんて。

いや、気持ち良いだけじゃない。

絶頂を迎えた時のあの、何か満たされていく感じ。

女としての悦び……。

そう、今香苗は、女として生まれてきて良かったと全身で感じている。

それは祐二と共に生きてきて感じる女としての幸せとは別の物であり、今までの祐二との生活では決して味わう事のできなかった感覚であった。

中嶋 
「フッ……そんなに良かったですか?気に入ってもらえたみたいですね、俺のこれが。」

香苗 
「ハァ……ああっ!ダメッ……動いちゃ……ハァ……」

中嶋が少し腰を動かそうとすると、必死にそれを制止しようとする香苗。

どうやら絶頂の余韻が冷めていない香苗の膣は、非常に敏感になってしまっているようだ。

中嶋 
「あ~凄いですね、ちょっと動いただけでヒクヒクしてますよ。」

そう笑みを浮かべながら中嶋は、また少し腰を小刻みに動かしてみる。

香苗 
「あっあっダメダメッ!ホントにダメェ!……ァ…ッハァ……」

中嶋 
「敏感ですねぇ。」

香苗の感度を確かめるように、今度は手で肌をスーっと撫でる中嶋。

香苗 
「ン……ハァァァァ……」

胸の膨らみからお腹の辺りを撫でられただけで、背中を反らせて反応を見せる香苗の身体。

中嶋 
「良いですねぇ、好きですよ、こういう身体。」

中嶋はそう言って腰をゆっくりと動かし、香苗のヒクつく秘部から固いペニスを引き抜く。

まだ射精を迎えていないその男根は、引き抜いた瞬間にぺチンッ!と跳ね返るようにして上を向いた。

隆々と勃起している剛棒は、挿入前よりもさらに大きくなっているように思える。

自分の身体から引き抜かれたそれを見た香苗は、自分の目を疑ってしまう程に驚いていた。

……ハァ……こんなのが……入っていたの……

極太の陰茎部分にボコボコと浮き出た血管、巨大な亀頭。それらに少し泡立った愛液がベットリと付いていて、卑猥な光沢を放っている。

中嶋 
「さて、続きはベッドの上でしましょうか。ソファじゃ色々と不便ですしね。」

香苗 「ハァ…ハァ…ぇ?……あっ……」

中嶋はさっと両腕で香苗の身体を支えると、その逞しい力で裸の香苗を軽々と持ち上げた。

所謂(いわゆる)お姫様抱っこというやつだ。

香苗 
「えっ?嫌っ……降ろしてください……こんなの……恥ずかしい……」

中嶋 
「ハハッ、俺達しか居ないんだから何も恥ずかしがる事ないですよ。俺がベッドまで連れて行ってあげます。」

恥ずかしがる香苗の反応を楽しむように笑いながら、中嶋は香苗達の寝室へと向かう。

香苗 
「……イヤ……そんなの……」

中嶋 
「ハハッ、まだ嫌だなんて言ってるんですか奥さんは。」

香苗が嫌がっているのは、恥ずかしいという事だけではない。

今中島が向かっているのが、祐二と香苗がいつも共に寝ているベッドであるからだ。

あの寝室、あのベッドは、祐二と香苗が愛を育んできた特別な場所。

そんな場所を、中嶋と今から使うなんて。

中嶋 
「お~結構広いですね、寝室は。恭子の部屋とは少し間取りが違うんですね。ベッドも高級そうだ。」

そう言ってゆっくりと香苗の身体をベッドの上に下ろす中嶋。

香苗 
「…ん……はァ……ダメ…ここは……」

ふと、ベッドの横に置いてある、祐二と2人で笑顔で映っている写真が香苗の目に入る。

イヤ……イヤッ……こんなの絶対嫌っ……

ここは、祐二との思い出しかない場所。

ここだけは汚したくない。

まだ絶頂の熱が抜けてない身体でも、香苗の心の中ではそういった感情がハッキリと生まれていた。

香苗はもう中嶋とSEXをしてしまっているのであるから、これは単なる悪あがきなのかもしれない。

しかし悪あがきでも、香苗はここでのSEXを拒絶したかった。いや、しないといけないと思った。

写真の中の祐二の笑顔が、欲望に流される香苗を、一瞬現実世界の方へ振り向せたのだ。

中嶋 
「さぁ奥さん、まだまだ夜は長いですからね。このベッドの上で沢山鳴いてもらいますよ。」

香苗 
「い……嫌っ……来ないで……」

祐二の笑顔を見てから、目の前の全裸姿の中嶋を見ると、その現実感の無い落差に改めて愕然とする。

見慣れたベッドの上に中嶋が裸で腰を下ろしている。信じられない光景だ。

中嶋 
「来ないで?訳分からん人だなぁ、さっきまで悦んでたくせに。」

香苗 
「ハァ……お願い……ここは嫌なの……」

中嶋 
「何を言っているんですか、ベッドはSEXするための場所でしょ。それに奥さんもまだ続きしたいでしょ?」

香苗 
「……嫌……もう……やっぱり…ダメなんです…。」

ベッドの上で徐々に香苗の身体に近づいてくる中嶋。香苗はそれから逃げるようにして離れようとする。

しかし逃げる香苗の腰は背後から両手でガッチリと中嶋に掴まれてしまった。

香苗 
「ああ……ダメ……」

それでもなお逃げようと抵抗する香苗に構わず、中嶋は自身の固くなった肉棒の先端を、香苗の濡れた秘部にニュルっと入れる。

香苗 
「イヤ……止めて……お願い……ここは嫌……」

中嶋 
「そんなに不安がらなくても大丈夫ですよ奥さん。今からSEXの事しか考えられない身体に調教してあげますから。」

中嶋はそう呟くと、腰を一気に前に突き出し、肉棒を香苗の奥まで挿入した。

香苗 
「はあああッ!!」



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