寝取られ小説 人妻 優子(11)

最後の電話をした後、私はネットカフェを飛び出しました。

そして優子と斎藤君がいる家の方へ向かって歩き出しました。

でも私は2人に何かあったとしても、止めるつもりも、家に突入したりするつもりもありません。

自分で蒔いた種なのですから。

ただただ気になって気になって……じっとしていられなかったんです。

私は家の前に着くと、窓のカーテンの隙間から漏れる光をしばらく眺めていました。

今、部屋の中で何が起きているんだろう。

一旦は庭にまで入って、中の様子を確認しようとしましたが、2重ガラスでしっかり閉められた窓からは声や音は聞こえてこないし、カーテンも閉められてその隙間も僅かですから、中を覗き見る事はできませんでした。

あまり家の周りでウロチョロしていたら、近所の人に不審に思われてしまいます。

私は自分を落ち着かせるために、自販機で缶コーヒーを買い、近くの公園のベンチに座りました。

それまで携帯を何度も確認しましたが、斎藤君からの連絡はまだ来ていません。もうあれから随分と時間が経っているのに……。

私は不安を抱えたまま夜の公園のベンチに座って色々な事を思い出していました。

優子と出会った頃の事、初めてデートした時の事、優子と初めて身体の関係を結んだ日の事。

愛に満ちた美しい思い出。

しかしその一方で、私は優子がバイブレーターやローターなどの大人のオモチャを隠し持っていた事も改めて思い出していました。

私が知らなかった優子の意外な一面。

そして斎藤君が会社の女性社員達としていた、超肉食系の激しいセックスの映像。

斎藤君の鍛えられた肉体と巧みなテクニックに翻弄される女性社員達の、普段の姿からは想像もできない淫らな表情やあられもない姿。

優子と女性社員達の姿が重なる。

優子が、あの斎藤君の巨根ペニスに串刺しにされて、激しくピストンされて乱れている姿を想像してしまう。


「……優子……」

私は1人で頭を何度も横に振っていました。

違う……優子がそんな簡単に他の男に許すわけがない……

身勝手な理由で優子を試しておいてこんな事を思うのは矛盾していますが、私は優子を最後まで信じたかった。

優子は斎藤君に簡単に身体を許すような他の女達とは違うと思いたかったんです。

〝フミ君、ご飯用意して待ってるね〟

優子の言葉を信じて。

ヴーーーー!ヴーーーー!

突然、手に握っていた携帯のバイブが振動しました。

画面には斎藤君の名前が。

斎藤君からメールが届いたのです。

件名には〖結果報告〗と書いてありました。

手の震えが止まりませんでした。

メールを開くのが怖く怖くて……私は数分間、指を動かすことができませんでした。

息が詰まりそうになりながらも、なんとか深呼吸をします。


「……。」

そして私は、思い切ってメールを開きました。

〖結果報告〗

〖優子さん、セックスさせてくれましたよ。とりあえず2回して、優子さんは今シャワー浴びてます。〗


「……嘘だろ……ああ……優子ぉ……」

メールを読んだ瞬間、頭と心をハンマーで殴られたような衝撃を感じた後、途轍もない絶望感が襲ってきました。

私はベンチに座ったまま頭を抱えました。

結局、優子は斎藤君に身体を許してしまった。

つまり、あの斎藤君の変態的なセックスを、優子も身体で味わったという事です。

しかもメールにはすでに2回もしたと書いてあります。

私は真っ白な頭で、パニック状態のまま斎藤君にメールを打ちました。

〖優子は乗り気だったのかい?〗

それに対しての返事はすぐに返ってきました。

〖ですね、最初は恥ずかしがってダメダメとか言ってましたけど、ちょっと触ったらすぐに股開いてくれましたよ。
1回目は緊張してたみたいですけど、2回目はフェラもしてくれたし優子さんも頑張って腰振ってくれたんで、俺も遠慮なく激しくやらせてもらいました。優子さんイキまくってましたよ(笑)〗

そして私の返事を待たずに斎藤君からさらに続けてメールが届きました。

〖ちなみにさっき3回目OKか聞いたら反応良かったので、シャワーから出て来たらまたしばらく連絡できないと思います。俺もちょっと驚いてるんですけど、優子さん意外とエロいですね。〗

私はそのメール画面をしばらく見つめた後、公園のトイレの個室に入りました。

そして勃起したペニスをズボンから出して
「優子……優子……」

と妻の名前を呼びながら猛然とペニスを扱きました。

射精すると、物凄い虚しさに襲われて、私その場にへたり込んでしまいました。

頭の中で斎藤君のメールの文章がグルグル回る。

〝優子さんイキまくってましたよ〟

優子と斎藤君がセックスをしている光景ばかり想像していしまい、精神はこれ以上ない程すり減っているのに、勃起が治まりません。

今頃優子は斎藤君と3回目のセックスをしているのだろうか。

一晩で3回もなんて、私は優子とした事がありません。

そんな事を考えているとまたムラムラしてきて、私はもう一度自慰行為に走りました。

そして力ない、量も少ない2回目の射精を終えると、私は公園を出て、トボトボとネットカフェに戻りました。

2人の事は気になるけど、斎藤君にメールを送る気力もないし、きっと送っても真っ最中ですから返って来ないでしょう。

それに私の弱りきった精神ではこれ以上の現実を受け止める事はできませんでした。

ネットカフェの個室に入ると私はそのまま倒れ込みました。

私はなんて馬鹿で愚かなんだ。

でも今はもう何も考えたくない。

そして疲れ切っていた私はそのまま眠りに入ってしまいました。

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