居候と人妻 真弓(35)

拓実の愛撫は丁寧だった。

一生懸命感じさせようとしてくれているのが伝わってくるような優しい愛撫。

クリトリスを撫でるように刺激した後に、拓実はゆっくりと慎重に指を膣内へ挿れてきた。


「ん……ハァァ……」

長い指が少しずつ膣奥まで入ってくる。

そして拓実はその指を抜き差しするようにして膣壁を刺激してきた。

クチュクチュ……チャプチャプ……

指を動かす度に鳴る粘液質な音。

気持ち良くて愛液がどんどん溢れ出てきてしまう。さすがに濡れすぎてて恥ずかしい。

しかしそんな恥ずかしさを真弓の中へ押さえ込ませるように、拓実は再び唇を重ねてきた。

ん……ン……チュ…チュパ……ン……

アソコを指でされながらのキス。

上と下の同時責めが堪らなく気持ち良い。

――どうしよう……拓実君上手かも……感じちゃう……昨日初めてしたばかりなのに、どうしてこんなに上手なの?――

まるで全身が拓実に抱かれるのを悦んでいるみたいに敏感になってる。

これも身体の相性が良いって事なのかもしれない。

そしてその流れの中で真弓は拓実にパンツも脱がされ、一糸纏わぬ裸になった。

拓実に裸にされちゃうのは恥ずかしいけれど、この開放感と昂揚感は普段の生活では味わえない。

拓実が〝綺麗です〟と言ってくれるのも嬉しいから、正直裸になるのは嫌いじゃない。

でも拓実は真弓だけを裸にして再びアソコに指を入れようとしてきたから、それは止めた。


「待って拓実君……私だけじゃ恥ずかしいよ……拓実君も……ね?」


「……あ、ハイ。」

真弓の言葉で察した拓実は、自ら服を脱ぎ始めた。

シャツを脱ぎ、露わになる拓実の肉体。

細いのに適度に筋肉質で、肌も綺麗。思わず見惚れてしまう肉体美に、胸がキュンとしてしまう。

そして下も全て脱いで拓実も裸に。

拓実の股間ですでに上を向いていたペニスが目に入る。

太くて硬そうなペニスは何度見ても飽きない。

私でこんなに興奮してくれてるんだと思うと、心が擽ったくなるのと同時に、イヤらしい気持ちにもなる。

陰茎の下にぶら下がる袋に入った2つの睾丸が重たそうで、その中にあの温かい白濁液が沢山入っているのだと考えると、それもそそられる。

そして裸になった拓実がまた真弓の身体に覆い被さるようにして抱き付いてきた。

真弓もそれに応えるように、拓実の背中に腕を回して抱きしめ返す。

素肌と素肌が触れ合う心地良さと安心感をじっくり味わう。


「ああ……真弓さん……」

愛おしいそうな表情で名前を呼んでくる拓実が可愛くて、またキスをしたくなる。


「拓実君……ン……」

こうやって身体で会話をしていると、本能のままに求め合うのが一番気持ち良いのだと分かる。

キスをしながら真弓は拓実のペニスを手で握った。

ドク……ドク……と脈を打っていて、熱い。

そしてそれと同様に拓実も熱く濡れている真弓のヴァギナに指を入れてきた。

互いの性器を愛撫しながらキスを続ける2人。

ン……んん……ハァ……ん……

拓実が真弓の身体にキスをすれば、今度は交代して真弓が拓実の身体にキスをする。

首筋から肩、鎖骨、そして乳首も。

舐め合って、体中にキスマークを付け合う。

そして次に目を合わした時には、2人とも顔が火照っていて、完全に出来上がっていた。

拓実のペニスからは我慢汁がダラダラと溢れ、真弓のヴァギナからは愛液が溢れ出ている。

心も身体も1つになりたがってる。


「ハァ……真弓さん……俺……」


「……ウン……私も……」

そう言葉を交わして通じ合った2人。

拓実がコンドームを手に取る。


「自分で着けれる?」


「ハイ。」

中に空気が入らないように慎重にコンドームを被せる拓実。


「……」

この時間がちょっと焦れったい。

――やだ……拓実君より私の方が欲しくなっちゃってる――

あの太いのを挿れられたら、またすぐにイッちゃいそう……考えるだけで身体が疼く。


「ねぇ拓実君、着けれた?」

待ちきれなくてつい聞いてしまう真弓。


「ハイ、これでいいんですよね?」


「うん、大丈夫だよ。」


「……じゃあ……」


「ウン。」

ベッドに仰向けになっていた真弓が恥ずかしそうに控えめに股を開く。

そして拓実はペニスを握りしめて、正常位の姿勢で腰を近づけた。


「いいですか……?」


「うん……きて……」

その返事を聞いて、勃起したペニスの先端を真弓の膣口に当てる拓実。

そして拓実は、そのままゆっくりと腰を前へ進めていった。


「んっ……あっ……はァアア……」



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