お酒を飲みながら4人の高校時代の話(主にサッカー部の話)を聞くのは楽しかった。
全国大会上位常連だったというその強豪サッカー部の練習がどれだけ厳しかったかという話から、男子高校生らしい聞いたら思わず笑ってしまうような馬鹿げた面白い話まで。
そしてやはり一番盛り上がったのはキャプテンだった新田の話だった。
西村や酒井、そして拓実達後輩がどれだけキャプテンの新田に威圧され、こき使われていたか。
真弓に愚痴るように西村や酒井が話すと、真弓はその度に
「もぉ新田君先輩だからってそんな事しちゃダメだよ」
とお姉さんらしく説教していた。
新田は
「お前ら真弓さんがいるからって調子に乗るなよぉ」
と言いながらも、年上の真弓に対してはやはり強く出られないのか、説教される度に新田は小さくなっていた。
しかし新田は西村と酒井達と本気で対立している訳ではなく、あくまでそれらの話は全て冗談っぽく笑いながら話していて、真弓もそれを理解した上で楽しく会話に参加していた。
「でも新田さんと言えば一番酷かったのはあれだよな~、合宿の時に1年全員を全裸でランニングさせたやつ。」
「あ~あれはヤバかったよな、くそ暑い真夏に全裸で長距離走らせて、しかもビリになった奴は罰ゲームで皆の前で公開オナニーさせられてたからな。」
「あはは、そうそう、ビリになった奴、もう一歩も走れないくらい体力消耗してる状態でオナニーさせられてさ、全くチンコ立たなくて新田さんに怒られて泣き始めちゃって、あれは笑ったけどな。新田さんマジでドS過ぎるよな。」
「やだ……新田君酷い、それはさすがにやり過ぎだよ、西村君と酒井君も笑ってないでその子を助けてあげれば良かったのに。」
「いやでも違うんですよ真弓さん、その話だけ聞いたら酷いんですけど、新田さんが面白いのは新田さんもその一年達と一緒に全裸でランニングしてましたからね。
お前らが脱がないなら俺が脱ぐ!とか言い出して、どうしてそうなるのか俺達には分かりませんでしたけど。」
「え~そうなの?」
後輩達をイジメて楽しんでる嫌なキャプテンかと思いきや、自分まで一緒に裸になって走っていたという新田の姿を想像して、思わずクスっと笑ってしまう真弓。
「そうそう、新田さん先頭切って全裸になってましたからね、1年の奴らもキャプテンが全裸になるならやるしかない、って感じでしたから。」
「新田さんは絶対に後輩だけにはやらせませんでしたからね、1年の体力作り中心のトレーニングは本当にきついんですけど、3年でそれを1年と一緒にやっていたのはキャプテンの新田さんだけでしたからね。
しかも新田さんはそれプラスレギュラー組の練習も全部こなしていましたから。あんな事普通できませんよ。」
「へ~それは凄いね、なんだか新田君が悪い人なのか良い人なのか分からなくなってきちゃった。」
話を聞く限り、どうやら新田は単なる怖いキャプテンというだけではなかったようだ。
寧ろ怖い反面、後輩のために自分自身も一肌脱ぐようなところもあり、そんな新田に慕っていた後輩も多かったらしい。
「ほら、だから真弓さん言ったでしょ?俺は後輩想いの優しいキャプテンだったって。そうじゃなかったらキャプテンなんて務まらないですよ。」
「そうなんだねぇ、ちょっとイメージ変わったかも。でもやってる事は酷いけどね~。」
「真弓さんには考えられないかもしれませんけど、俺達は男子校だったから全裸になるのは割りと普通っていうか、それが男子校のノリなんですよ。野球部の奴らも同じような事やってましたし。」
「え~そういうものなの?私の知らない世界だなぁやっぱり。」
新田君は拓実に酒を強引に飲ませようとしたりするし、後輩達に酷い事をする困った人だけど、なんだか嫌いにはなれないなと真弓は思った。
「だいたい西村と酒井も散々後輩達を扱いてたくせに俺の事言えるのか?」
「いやいやそれでも俺達は新田さん程じゃないですよ、新田キャプテンの恐ろしさは後輩の間でも語り継がれてるくらいですから。」
「そうそう、新田さんのえげつない伝説は他にも沢山ありますから。」
新田達の会話を聞きながら、真弓は隣にいた拓実に
「こんな先輩達ばっかりで、拓実君も大変だったね。」
と小声で言うと、拓実も小声で
「はい、大変でした」
と苦笑していた。
「おいそこ!拓実聞こえてるぞ!」
「す、すみません!」
拓実が新田に怒られて、皆でゲラゲラ笑う。
そんなこんなで時間は過ぎてゆき、飲み会は盛り上がったまま夜は更けていった。
しかしこの飲み会はそれだけでは終わらなかった。
その時点で新田達だけでなく、真弓も結構な量の酒を飲んでしまっていた。
そしてそこにいる全員が良い感じに酔っ払い始めた頃に、新田が何気なしに拓実に聞いた一言で、その場の空気は妙な方向に変わっていった。
「そういえばよぉ拓実ぃ、お前どうすんだよ、サッカー部のメンバーでまだ童貞なのはお前だけだぞ。」
コメント
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思います <-絶対ではないよ
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結局更新されないというね。。。
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私はTwitterをやってないので
メッセージをこっちで送っているのですが
催促していると勘違いされていたら違いますからね
本当に気楽にエロい作品を書いて欲しいと思っているのです。
では 激しいエロティックノベルを。
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毎度更新が遅くなってご心配をお掛けしてしまいすみません。
今夜か明日には更新できると思います。頑張ります。
いつも励ましのお言葉、本当にありがとうございます。
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身体や心の具合が悪いとかじゃないようで安心しました
書けなくて苦戦しているのかと思ったら現実逃避中でしたか…
〆切りがあるわけじゃないし無理して不本意な話になるよりは
遅れてイイ感じになる方が良いと思いますよ
亀頭とヴァギナがビチョビチョに濡れるような
エロい真弓さんをお願いします♡
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飲み会の会話からの設定でエロシーンに展開していくのは
手間がかかりますね(^^;
新田と真弓さんだけ残して酔いつぶれてもらえば
手っ取り早くエロの扉が開かれるのでしょうが…
この展開からは誰とヤルのか予想できませんが
エロシーン突入まで、あと3更新はかかりそうですね。
真弓ファン(?)は生挿入寸前から1年以上、再開を待ちました。
慌てる事なく、無事に着陸出来ますようお祈り申し上げます!
あと、つまらん予想とかリクエストを投稿する人が居ますが
放っておいてくださいね
濃厚なセックス♡ 楽しみに待ってます!
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早くやられまくった姿を見たい!千佳であったようなスケスケでミニの服えろくていいですね!ま、人妻だから普通になってしまいますね。清楚系な子に似合うエロかな
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ペロッと余計な事を喋っちゃ ダメ、絶対[絵文字:v-238]