痴女子大生 志乃(14)

既にネットでの注文は済ませてある。(洗剤や歯ブラシなど適当な日用品を注文した)

――6時から7時の間に届くように指定してあるから……早く着替えないと――

志乃は大学から帰ってくると、すぐに服を着替え始めた。

昨日1000円程度で買ってきた大きめのTシャツ。真田に言われた通り首回りが大きく開いている物だ。

衣服を全て脱ぎ、例の紐タイプのパンツだけを穿いて、ノーブラの状態で上からTシャツを着る。

Tシャツはサイズが大きい分、丈も長めだったが、それでも普通に立っている状態でパンツが少し見えてしまっている。

一応手で裾を下に引っ張ればパンツはなんとか隠せるけど、支払をしたり荷物を受け取る時にはその手を離さなければいけない。

それにやはり大きく開いているノーブラの胸元は、あまりに無防備な感じがして不安になる。

〝相手にしっかり見えるように鏡の前で練習しておけよ〟

真田の言葉を思い出し、鏡の前に立つ志乃。


「イヤ……これ、本当に全部見えちゃう……」

試しに前屈みになってみると、シャツの胸元は大きく垂れ下がり、胸の膨らみや乳首まで本当に丸見えになってしまった。それだけでなく、その奥のパンツや太ももまで見えてしまっている。

これでは殆どパンツ1枚の半裸姿を見せるのと同じだ。

――ハァ……私、本当にこんな事しちゃっていいの……?――

見ず知らずの男の人に、目の前でエッチな自分の姿を見てもらう。

こんな格好で、こんな透けちゃってる下着つけて、なんて思われるんだろう。

想像するだけでも、身体の奥から沸々と興奮の熱が高まってくる。

証明写真ボックスで卑猥な写真を撮った後には〝何やってるの私……〟と後悔もした。

今回も、同じように後悔するかもしれない。馬鹿な事してるって自分でも分かってるから。

それでもある種の欲求が溢れ出てきて、もっと気持ち良くなれるかもしれないと思うと自分を抑えられなかった。

そしてそんな事を考えていると、インターホンの呼び出し音が鳴った。

その瞬間に、志乃の胸の鼓動は一気に速くなった。

緊張気味に少し震えた手で、インターホンのモニターのボタンを押す志乃。


「……は、はい。」


「○○急便です!」

来たのはやはり男性だった。歳は志乃と同じ大学生くらいだろうか、もしくは20代前半くらいの若い人だ。


「……あ、は~い……今行きます。」

鏡で改めて自分の姿を確認する。

――このまま、この格好で行かなくちゃ――

一瞬、理性が働いて服を着たいという考えが頭を過ったが、異常な昂揚感にそれはすぐに掻き消された。

手櫛で髪を整え、ひとつ息を吐く。

心臓が飛び出しそうなくらい胸がドキドキしてる。

だが、そのままゆっくりと玄関に向かう志乃。

そしてドアの前に立つと、Tシャツの裾でパンツを隠しながら、志乃はドアをゆっくりと開けた。

ガチャ……

ドアが開いて、Tシャツ一枚姿の志乃を見た宅配業者の男性は、少し驚いたような表情を見せた。

体格の良い、スポーツマンタイプの爽やかな男性だった。


「えっとあの……え~っと、小松志乃さんにお届け物なんですが。」


「は、はい……私です。」

決められた確認事項を読み上げながらも、男性の視線は志乃の顔や身体をチラチラと気にするように動いていた。

その視線を感じて志乃の身体はさらに熱くなった。


「では、こちらですね。」

そう言われて、荷物を渡される。

志乃はその時、再び真田の命令を思い出した。

〝前屈みになってサービスしてやれ〟

――ハァ……やらないと……見てもらうの……私を――

受け取った荷物をそのまま下に置くようにしてゆっくりと前屈みになっていく志乃。

開いたシャツの首回りが下に垂れさがって大きな空間を作っていく。

ノーブラの乳房や乳首、その奥のイヤらしいパンツまでを見せつけるようにゆっくりと。

すると、男性の口から
「ぇ……」

という小さな声が漏れた。

――ハァ……見られてる……――

胸元に男性の視線を痛いほど感じる。

それはたった数秒間の出来事だったが、志乃にはとても長く感じられた。

荷物を置いて身体を起こすと、男性は明らかに動揺していて、目が泳いでいた。

そしてあまりの驚きに言葉を失っているようだった。

俯いて顔を真っ赤にする志乃。


「……。」

少しの沈黙の後、男性は思い出したように口を開いた。


「あっ……えっと、いくらだっけな……せ、1068円になります。」


「……えっ!?あ、財布……」

志乃は着払いだったことをすっかり忘れていた。財布は部屋に置いたままだ。


「あの、ちょ、ちょっと待っててください。」

慌てて後ろを向いて部屋に戻ろうとする志乃。

しかしその時にスケスケの紐パンティを穿いたお尻が男性に丸見えになってしまった。

志乃もそれに気付き咄嗟にTシャツの後ろを手で引っ張ってお尻を隠した。

お尻にも男性の視線を感じ、志乃は恥ずかしそうにそのまま部屋に戻る。

――ハァ……もうダメ、凄い見られてる……――

とは言え、お金は払わなければいけない。

財布を持って、また玄関に戻る志乃。


「お、おいくらでしたっけ?」


「1068円です。」

財布からお金を出すのに両手を使う。

Tシャツの裾から手が離れるから、自然とパンツの股間の部分が露出する。

志乃は震える手でお金の取り出すと、男性に手渡した。

その時も男性は明らかに志乃の股間を見ていた。

もしかして、外の光の当たり具合によっては透けている陰毛まで見えてしまっていたかもしれない。


「では、こちらにサインをお願いします。」


「はい。」

サインを書く間も、男性は志乃の顔や身体を舐めまわすように見てきた。

白く細い生脚、ハミ出たパンティ、明らかにノーブラなTシャツ越しの胸の膨らみとその先端の突起。


「はい、ありがとうございます。では……失礼しまーす。」

ドアを閉める間も、最後まで男性の視線は志乃の身体に注がれていた。

何かを疑うような目で。

ガチャン……と、完全にドアが閉まり、男性が去って行くと、志乃はそのまま玄関にペタンと座り込んでしまった。


「ハァ……ハァ……」

両手でTシャツの上から胸を抑える志乃。

ドキドキし過ぎて、胸が苦しい。

苦しいけど、その苦しさが心地良い。

触らなくたって分かる。パンツの中はもう、グッチョグチョだ。

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