女の子は電車に乗ると3つ先の駅で下車した。
安本もそれを追いかけるように同じ駅で降り、その後も女の子から気付かれないよう適度に距離を取りながら後をつけた。
そして女の子がとある大学の敷地へ入っていった所で安本は足を止めた。
――やっぱり大学生か。それに結構良い大学に通ってるんだな、賢そうな顔してるもんな――
優等生というのがまた興味をそそられる。
真面目に勉強してきた分、色んな欲求を溜め込んでいるという事なのか。
益々彼女の本性が知りたくなってきた。
しかしさすがに大学の中まで追いかける訳にはいかない。
「さて、じゃあ適当にその辺で時間でも潰すか。」
安本は女の子が授業を終えて出てくるのを待つことにした。
まるでストーカーのような執念だが、安本がこういった事に抵抗を感じないのは、以前に週刊誌の仕事で芸能人を追いかけ回していた事があるからなのかもしれない。
―――
「志乃おはよ~!」
「おはよ~」
「わぁ!志乃がミニって珍しいね!でも凄い似合ってる~カワイイ~!」
「う、うん、ありがとう。」
大学に着いた志乃は、さっそく友人にミニスカートの事を言われドキっとする。
元気の良い友達の声が大きかったから、周りの男子学生達も一瞬志乃のミニスカート姿に視線を送っていた。
まさかこのスカートの中がノーパンでパンスト一枚だけとは誰も思っていないだろうが、それでも志乃はその視線に恥ずかしさを感じずにはいられなかった。
朝、アパートを出る時はギリギリまでパンツを脱いでいくか迷っていた。
スカートの中に履いているパンストは黒色だが、肌の色がしっかり見える程薄い物。
試しにノーパンでそのパンストを穿いて鏡で確認してみたが、アンダーヘアが薄っすら透けて見えてしまっていたし、後ろもお尻の割れ目が見えてしまっていた。
もし風でスカートが捲れてしまって、そこを誰かに見られたらパンツを穿いていない事がバレてしまう。
しかしそんな事を考えながら、志乃は鏡の前で身体を熱くさせていた。
――このまま外に出たら、もっとドキドキしちゃいそう――
その胸が高鳴るような興奮は、志乃の好奇心によるもの。
そして最後まで迷っていたが、結局思い切ってパンツを穿かないままアパートを出てきてしまった。
志乃の初めてのプチ露出プレイ。
パンツを穿いていないという違和感と、それを隠すのには心もとない短いスカートと薄いパンスト。
駅で立っている間も、電車に乗っている間も、ずっとドキドキが止まらなかった。
「でも志乃そのストッキングちょっと暑苦しくない?」
確かに今日の気温は暖かいし、ストッキングやパンストは少し季節外れだ。
「あ、うん……じゃあ脱いでこようかな。」
志乃はそう言って大学のトイレに向かった。
個室に入ると、志乃はスカートの中に手を入れてゆっくりとパンストを下ろした。
――え、うそ……こんなに……――
下ろしたパンストのクロッチ部分には、まるでお漏らしをしてしまったかのように大きなシミができていた。
そしてそっと陰部を指で触ってみると、トロッとした愛液が自分でも信じらないほど溢れていた。
――ハァ……私、濡れてる……凄い――
今まで官能小説を読んでいる時だってここまでじゃなかった。
志乃はパンストを足から抜くと、ティッシュで丁寧に濡れた秘部を拭いて、あらかじめ用意しておいたショーツに穿き替えて教室へ戻った。
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