で、俺も脱衣所から洗い場に出たんだけど、そこを見てまた驚いた。
洗い場も脱衣所と同じように、男の洗い場と女の洗い場の間にビニールカーテンが引かれているだけだったのだ。
少しして隣から千里さんと春花ちゃんが出てきた音がして、千里さんの声が聞こえてきた。
「やだ!ここもなの!?」
「わぁ〜……洗い場は狭いですね、カーテンはあるけど下から見えちゃいそう……」
春花ちゃんの言う通り、ビニールカーテンは結構下が浮いていて(20センチくらい)頭を下げて覗こうと思えば覗けてしまう状態だった。
しかも洗い場はかなり狭くて、それぞれ男性用は3箇所、女性用は2箇所のみ。
スペースが狭すぎてカーテンのすぐ近くに立っている千里さんと春花ちゃんの足がカーテンの下から男側に見えてしまっていた。
目隠しになってるビニールカーテンはクリーム色で透けてはいないけど、人影が映るくらいに薄かった。
ここで最後に千里さんと春花ちゃんが水着もバスタオルも脱いで身体を洗う事を考えれば、結構際どい。
男性側も同様に狭いから、本当にすぐ隣、俺達から1メートルも離れていないカーテン一枚越しの場所で春花ちゃんと千里さんは裸にならなきゃいけない。
「やっぱり普通の旅館じゃないね、ここは。」
「元々男女別れてない一つの浴場をカーテンで仕切ってるだけみたいですね、これ……。」
千里さんと春花ちゃんがそんな会話をしていると、従業員の服を着たまま入ってきた加奈さんが声をかけてきた。
「ごめんね〜ここって露天風呂に力入れてる分洗い場が犠牲になってて狭いんだよね〜。」
「そうなんですね……。」
「まぁここに来る女性客はそもそもカーテンなんていらないって人が大半だから、普段はカーテン外しちゃってるんだけどね。」
「そ、そういう事なんですね……」
「露天風呂は広いから楽しんでね。私も一緒に入りたいけど仕事があるから。何かあったら脱衣所に呼び出しボタンがあるから押してね。」
「あ、は〜い。」
加奈さんがいなくなると、千里さんと春花ちゃんは
「まぁ仕方ないね。」
「そうですね、気をつければ見えないと思うし。」
と、シャワーを出して身体を流し始めたようだった。
男性陣も身体をシャワーで流してさっそく露天風呂へ。
露天風呂は聞いてた通りにかなり広くて立派な作りだった。
風呂は3種類あって、一番奥に源泉掛け流しの濁り湯があった。
もちろん全て混浴で、サウナも男女共同だった。
先に俺と先輩達が入って、しばらくしてからビキニの水着にバスタオルを巻いた格好で千里さんと春花ちゃんが入ってきた。
「お〜来た来た!こっち来いよ!」
と、先輩達が湯船から立ち上がって二人に手招きする。
もちろん、先輩達はチンコ丸出しだ。(俺は湯船の中)
「キャア!ちょっとあんた達!前隠してよ!」
先輩達の全裸姿を見て顔を真っ赤にして怒る千里さん。
春花ちゃんも
「わっわっ……」
と恥ずかしそうに慌てて手で目を覆っていた。
「仕方ないだろ〜隠すもの持ってきてないんだから、ていうか男なんていちいち風呂で隠さないから。」
「私と春花ちゃんがいるんだから少しは気を使いなさいよ〜。」
先輩達はそう言われても気にする事なくフルチンのまま
「早く入らないと風邪引くぞ〜」
と二人に来るように言った。
千里さんと春花ちゃんは仕方なく、ゆっくりと湯船に入ってきた。
俺はあんまり見てはいけないと思いながらも、春花ちゃんの方をガン見してしまっていた。
バスタオルを身体に巻いている春花ちゃんの姿は、やっぱりエロい。
バスタオルを頑張って上の方で巻いてるけど、胸の谷間がちょっとだけ見えてるし、下は膝上20センチくらいの長さで太ももも結構見えてる。
バスタオルの中にビキニを着てると分かっていても、昼間の服みたいな水着よりは何倍もエロかった。
「わ〜丁度良い温度ですね〜」
「春花ちゃんって本当に温泉好きなんだね?凄い嬉しそうだもん。」
「大好きですよ〜、温泉旅行に言ったら1日に何回も入りに行くくらい。」
「私はすぐにのぼせちゃうタイプだから何回も無理だなぁ、1回入れば満足だし。」
「え〜もったいないですね〜、私1回だけだと逆に入った気になれないかも。」
お湯に浸かりながら嬉しそうにニコニコしながら話す春花ちゃん。
かなり温泉好きみたい。
「ほかの湯にも入りに行こうぜ〜」
と、先輩達がそう言えば春花ちゃんは
「わ〜私も行きます〜、千里さんも行きましょ!」
と、結構ノリノリ。
でも先輩達がフルチンでお湯から出る度に春花ちゃんは恥ずかしそうに目を逸らしていた。
先輩達はそんな恥ずかしがる春花ちゃんを面白がって
「春花ちゃんどうした?俺達の身体が何か変?」
そう言いながら先輩達はわざと長いチンコを振り回して見せる。
春花ちゃんは手で目を覆いながらもそれをチラッと見て
「きゃっ……!」
と声を上げていた。
で、案の定千里さんに殴られる先輩達。
「こら!春花ちゃんにセクハラするな変態ども!」
まぁでも春花ちゃんはそれを見てまたクスクス笑ってたから本気では嫌がっていない感じだったと思う。
で、しばらく一緒にお風呂に入っていると慣れてきたのか、もう途中からは先輩達がフルチンでも普通に千里さんも春花ちゃんも会話してた。
ちなみに俺も恥ずかしかったけどチンコ出してた。俺だけ隠してたら変だと思ったから。
途中、濡れたバスタオルが身体に張り付いてる春花ちゃんの姿を見て、勃起しそうになるのを必死に我慢したり。
先輩達もあからさまに春花ちゃんの身体をジロジロ見てたから
「あんた達見過ぎ!」
ってその度に千里さんに怒られてたり。
でも結局先輩達も千里さんも春花ちゃんも、みんな笑っていて楽しい雰囲気だった。
もう先輩達が変態なのは高校の時からだし、千里さんがそこにツッコミを入れるのも含めてネタみたいになってたから。
千里さんも毎回本気では怒ってないし、春花ちゃんも下ネタ言われても恥ずかしそうにするだけで基本クスクス笑ってるから。
千里さんも段々と緩んできて
「まぁ春花ちゃんは可愛いしスタイル良いからあんた達が見たくなる気持ちも分かるけどね」
とか
「私はあとで春花ちゃんの裸見ちゃうけどね〜、あんた達は見れないから残念ね〜」
とか言っちゃったり。
それを聞いて春花ちゃんが
「もぉ!千里さんも変態さんになってますよっ!」
って可愛く注意したり。
混浴に入っている効果なのか、なんだか少しだけエロに寛容な雰囲気になってきていた。
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