青春の人 春花ちゃん(14)

それからみんなで部屋に戻ると、もうそこから話題は下ネタばかりに。

畳の上に布団を敷いて、その上でエロ座談会が始まった。


「なんか凄いものを聞いちゃったね、やっぱりこの旅館やばいね。」


「面白いだろ?なかなか他人の喘ぎ声とか生で聞けないしよ。」


「まぁ面白いけどさぁ……でも、普通あんなに声出る?」


「気持ち良かったら出るだろ〜、千里はセックスの時ああいう声出さないのか?」

駒木先輩からのストレート過ぎる質問に、千里さんは少し恥ずかしそうにしながらこう言った。


「え〜……私、あんな声出した事ないけど。」


「マジ?それさ、千里が今まで付き合ってきた男達がセックス下手だっただけじゃね?」

ちなみに千里さんは今彼氏はいないが、過去に6人と付き合った事があるらしい。

高校時代にも千里さんは常に彼氏がいるようなタイプだったから、性経験はそれなりにあるはず。


「もしかして千里、セックスでイったことないのか?」


「……あのさぁ……女の子に普通そこまで聞く?変態過ぎでしょ。」


「それは否定しない!俺たちは変態だ!で?ぶっちゃけどうなん?イッたことないの?」


「なんであんたに教えなきゃいけないのよ。」

って千里さん最初は拒否ってたんだけど、実はそれが悩みだったらしく、みんなに相談するような口調で千里さんはこう言った。


「…………実は私、ないんだよね。」

千里さんは少し言いにくそうにしながらも、そう赤裸々にぶっちゃけてきた。

普段ならありえない会話だけど、これもお酒の力なのかもしれない。


「マジか〜、やっぱりお前の歴代彼氏セックス下手くそだろ、それかチンコが小さいか、早漏か。」


「え〜どうだろう……でも一番最近の元カレは早漏だったね。」

で、駒木先輩はさらに突っ込んだ質問をする。


「じゃあ千里、オナニーでもイった事ないのか?オナニーぐらい千里もするだろ?」

オナニーの事を聞かれてさすがに恥ずかしそうに


「ちょ……なんて事聞くのよぉ!」

と駒木先輩を叩く千里さん。

でもその後千里さんは恥ずかしそうにしながらも


「え〜でも私……正直本当にないんだけど……」

と、オナニーでもイった事ないとぶっちゃけてた。

千里さんはイった事がないのを密かに悩んでいたようで、その後も純粋に先輩達に相談している感じだった。

春花ちゃんは千里さんの隣でその話を黙って聞いていて、千里さんのあまりのぶっちゃけ具合に、時折口に手を当てたり、気恥ずかしそうな表情を見せていた。

で、丁度そんな会話をしている時に、あの加奈さんが部屋に入ってきた。


「何してるの〜?私も入れて〜!」

酒を飲みながらエロ話をしてるって先輩達が言うと、加奈さんは大喜びでその輪の中に入ってきた。


「なになに〜?どんな話してたの〜?』


「千里がイった事ないんだってさ〜」


「え!?そうなの!?私なんてエッチする時はいつも何回もイっちゃうけど。」

性に奔放な加奈さんが入ってきた事で、エロ座談会は一気にエスカレートしていった。

ちなみに加奈さんは加奈さんと先輩達がセフレって事はまだこの時点で千里さんと春花ちゃんには話してなかったらしい。


「え〜そうなんですか!……あの、イクのって気持ち良いんですか?」

千里さんが興味津々で加奈さんに聞く。


「もちろんっ!すーーーーっごい気持ち良いよ!もうね、何もかもどうでもよくなるくらい気持ち良いよ。女に生まれてきて良かった〜ってイク度に思うもん。」


「え〜……そうなんだ……」

と、小さく呟く千里さん。

春花ちゃんも顔を赤らめながら加奈さんの話をしっかり聞いてる感じだった。


「私もね、最初の頃はイけなくて悩んでたんだけど、一度中イキを経験したらもうそこからイキやすくなって毎回イキまくりって感じだよ。」


「へぇ〜そういうものなんですね。」


「まぁ個人差あるし、相手との相性もあるけどね。」


「千里の元カレは早漏だったらしいぞ〜。」

駒木先輩がそう言うと、加奈さんはすぐに察したようにこう言った。


「あ〜そうなんだ、早漏だと厳しいよね。イキやすい私でも相手が早漏だったらイけないもん。」


「やっぱりそっかぁ……」


「うん、ある程度男性側に持久力ないと厳しいと思うよぉ。」

千里さんはまるで講習を受けているかのように加奈さんの話を頷きながら聞いていた。

で、春花ちゃんはそれまで会話には入ってこないで聞いてるだけだったんだけど、その後突然加奈さんがその話題を春花ちゃんに振り始めた。


「ねぇ春花ちゃん、春花ちゃんはエッチでイったことあるの?」

加奈さんにそう聞かれた瞬間、春花ちゃんの顔は真っ赤になった。


「えっ!?わ、わたしですか!?」

動揺する春花ちゃん。

加奈さんが春花ちゃんにとんでもない質問をぶっ込んだ事で、先輩達も大盛り上がり。


「加奈ナイス!俺達もさっきからそれを聞きたかったんだよ!」


「俺も聞きてぇ!春花ちゃんのセックス事情!」

盛り上がる先輩達と、アタフタする春花ちゃん。

俺も興奮で鼻の穴が広がってしまう。

動揺してる春花ちゃんのリアクションも、全部エロく見えてしまった。

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