「志乃って最近ミニ多いね?」
「ぇ?あ、うん……。」
「志乃は似合うからいいよねぇ、脚細いの羨ましいなぁ。」
友人達が志乃のスカートや脚をじっと見てくる。
――ハァ……そんなにジロジロ見られると……――
ジンジンと熱くなる下腹部。
志乃はスカートの中で外気に晒されている秘部が濡れてくるのを感じていた。
恥ずかしい。でもやっぱり気持ち良い。
このゾクゾクした感じ、やめられない。
あれから数日、毎日のように更新される小説の中で、真田による愛美への調教命令は続いていた。
そしてその愛美への調教はそのまま現実世界で志乃への調教になっていた。
真田の命令に志乃が従わなければいけない理由はない。
しかし真田に命令される心地よさと、露出プレイで得られる快感を知ってしまった志乃は、それを止める事ができずにいた。
日に日にエスカレートしていく露出命令。
もはや学校やバイト先でノーパンで過ごす事は当たり前で、時にはノーブラでバイトをしろと命令される事もあった。
そしてそんな露出プレイにセットのようについてきたのが、真田に場所を指定されてするオナニーだ。
〝露出プレイをすると、どうしようもなくオナニーがしたくなる〟と愛美は小説の中で言っていて、それは志乃も同じだった。
真田はさまざまな場所で愛美にオナニーをさせていた。
自室の鏡の前から始まり、アパートのベランダ、学校やバイト先のトイレ。
志乃もその命令に従い、色んな場所でオナニーをした。
周りに人の気配を感じながら、片手で口を押えて、漏れそうになる喘ぎ声を我慢しながらするオナニー。
それがまた信じられないほど気持ち良かった。
部屋のベッドの上でするのとは全く別の快感。
そしてその快感に、志乃はすっかり夢中になっていた。
小説の中の人物とはいえ、真田に出会ってから志乃の生活は大きく変わってしまった。
今では志乃にとって、一番の優先事項は真田からの命令だ。
〝真田さんからの命令は絶対!〟
そう呪文のように自分に言い聞かせる事で新たな快感が得られる事を、志乃は知ってしまったのだ。
そして今日も志乃は、真田から命令を受けていた。
今日はアルバイトはない。
命令の実行は大学を終えてアパートの自室に帰ってからだ。
真田
《今回は男に見られるのが好きなお前に、とっておきの命令をしてやる。
まずネットで安い日用雑貨でも買え。それを時間を指定して宅配便で届けて貰うんだ。
そして男用でも何でもいいから大きめTシャツを用意しろ。とにかく首元が広い物だ。
今回お前が着ていいのはその大きいTシャツと、この前写真ボックスで穿いていたパンティだけだ。ブラジャーは着けるな。
もう分かるよな?
宅配便の社員に、お前の痴態をしっかり見てもらうんだ。
支払は着払い。その方が長くやり取りする事ができるからな。
そして荷物を受け取る時に前屈みになってサービスしてやれ。首元からお前の乳やイヤらしく立った乳首を見せてやるんだ。
いいか、しっかり相手に見えるように鏡の前で練習しておけよ。
分かったな?》
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