絶頂に達した瞬間、真弓の頭の中は真っ白になった。
そしてその後に来る脱力感と全身に広がる快美感。
真弓にとって久しぶりの、本当に久しぶりンのオーガズムは、真弓に女の悦びを思い出させた。
この快楽は、セックス以外では得られない。
しかも久しぶりだったからなのか、それとも拓実が相手だからなのか分からないが、今までに経験した事がないほど気持ち良い絶頂感だった。
「ハァ……ん…ハァ……」
目を閉じてエクスタシーの余韻に浸る真弓。
「真弓さん、大丈夫ですか?」
「ハァ……うん…大丈夫……ハァ……」
「イッたんですか?」
「……うん……」
「真弓さんの膣(なか)、ヒクヒクしてますね。」
「やだ……恥ずかしい……」
「イクのってそんなに気持ち良いんですか?」
「……うん、気持ちイイよ……ていうか拓実君の……スゴイかも。」
真弓がそう言うと、拓実は嬉しそうにニヤニヤしていた。
「拓実君ももうイキたい?」
「ハイ。」
「うふふ、じゃあまたしていいよ。」
真弓がそう言って優しく拓実の腕を摩ると(動いていいよという意味で)、拓実はまた腰を動かし始めた。
「ん……ああはァ……んっ……あっあっ…アンッ……!」
絶頂したばかりでアソコが敏感になっているから、膣を擦られるとさっきよりも大きな声が出てしまう。
敏感過ぎて腰がガクガクしてしまうけど、でもそれが気持ち良い。
「ハァ……真弓さん……ハァ……」
拓実のセックスはやっぱりまだ不慣れで、何の工夫もなく、ただ本能のままに腰を振っているだけだ。
ムードだってないし、セックスしている最中の表情でさえもまだ子供っぽい。
それなのにこれだけ感じてしまうのだから、拓実とは余程身体の相性が良いのかもしれない。
心情的には弟とセックスをしているような感覚なのに、そんな拓実にしっかり女にされてしまっている。
でもそんな状況に逆に興奮してしまう。
拓実を母性で包み込みながら、拓実にイかされたい。
「ハァン……あっあっ……ん…ハァ……拓実君の真剣な顔……ハァ…可愛いね。」
そう言って一生懸命腰を振っている拓実の頬を手で撫でる真弓。
「ハァ……真弓さん……」
そして真弓はそのまま手を下げていって、今度は拓実の乳首を指先で軽く摘まんだ。
「ああっ……真弓さんっあっ……ハァ…」
「ハァ…拓実君も敏感だね?ハァ…んっ…気持ち良い?」
「ハイ……ハァ……う゛っ……ハァ……」
「んっあっ…眉間にしわ寄ってるよ?ハァ……イキそうなの?」
「ハイ、で、出そうです……ハァ……イッてもいいですか?」
「うん、いいよ……ハァ…あっんっ……」
真弓のその言葉を聞いた拓実は、射精に向けてラストスパートを掛けて腰の振りを速くしていった。
「あっあっっ激し……拓実君!あっあっ!」
「真弓さん……ハァハァ……!」
ベッドがギシギシと激しく軋む音が部屋に響く。
そんな中、真弓は手を伸ばして拓実の上半身を自分の方へ寄せるように誘導し、拓実を優しく抱きしめた。
そして真弓は拓実の耳元で、
「……いっぱい出して……」
と色っぽく囁いた。
「ハァ……真弓さんっ……!」
真弓のその一言で興奮がピークに達した拓実は、狂ったように腰を振って一気に射精に近づいていった。
ギシギシギシギシっ……!!
「真弓さん!真弓さん!ああっ!」
「拓実君!あっあっあっ!」
「ハァいく……いく……!」
「あっんぁ!あっあっスゴイ拓実君っ!きて!このまま!んぁああっ!」
「はああ真弓さん!あ゛ーーいく……出るっ……ああ……う゛っ!あああっ!」
そしてついに拓実は射精した。
ドビュビュビュビュビューーーーー!!!!!
それは亀頭が吹き飛ぶんじゃないかと思うくらいの射精感だった。
真弓のヴァギナにペニスを包まれながら、コンドームの中にドバドバと精子を吐きだす拓実。
「ぅ……ぁ……ハァ……ハァ……」
そしてそんな大量射精が終わった後、2人は互いにハァハァと息をしながら汗ばんだ身体で抱きしめ合って、唇を重ね、そのまましばらくセックスの余韻に浸るように舌を絡め合っていた。
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