居候と人妻 真弓(52)


「ん……ハァ……拓実君…もう私、晩御飯の支度しないと……」


「じゃあ、あと1回だけ……ダメですか?」


「もぉ、拓実君も勉強しないといけないでしょ……ハァ……ん……」

夕方、窓から夕日が差し込んでオレンジ色に染まった離れの部屋の中で、真弓と拓実はいつものように裸で交わっていた。


「勉強は晩飯食べた後にします。」


「昨日もそう言って結局お風呂の後に夜中までエッチしちゃったじゃない。今日もお昼からずっとしてるし。」


「今日こそは約束守ります。」


「ホントかなぁ。」


「本当です、だから真弓さん、あと1回だけ……」

性欲を抑えきれない様子でペニスを勃起させながらそう頼んでくる拓実に対して、真弓は

「こんな事で本当に受験大丈夫なのかしら」


と心配になるが、セックスが気持ち良過ぎて求められると断れないし、真弓の方から求めてしまう事もしばしばあるから拓実の事をあまり言えない。

拓実の将来を考えれば、セックスばかりしていたらダメなのに、どうしてもお互いに我慢できなくなってしまう。


「もうこの前みたいに2週間も我慢するなんて絶対できないよね」

と冗談っぽく言って二人で笑ったりもしていたけれど、実際、今や真弓はたった1日だけでも拓実とのセックスを我慢できる自信はなかった。

普段はもちろん、生理の時でさえも、フェラチオをして拓実の精液の味や匂いを感じないと気が済まない程だったし、拓実よりも寧ろ真弓の方がセックスに対する依存度は高かったかもしれない。

心の中にいるもう一人の自分に
「貴女が一番好きな事は?」

と聞いたら
「拓実君とのセックス」

と即答した。

だってこんなに気持ち良いんだもの。

こんなに気持ち良いならもっと早くに知りたかった。

拓実君とセックスをして絶頂する時が一番幸せ、一番満たされる。

セックスでこんなに生活や人生が変わるとは思わなかった。

セックスって素晴らしい。

真弓は心底セックスの快楽に魅了されていた。

そしてそんな真弓は自然とセックスに対する探究心も持ち始めていた。


「ハァ……あっ…拓実君そこ……気持ちイイ……」


「ここですか?」


「うん……ハァ……それ、もっとして……ああ……!」

こうするともっと気持ち良い、こうするともっと興奮できる。

回数を重ねる度にどんどん気持ちよくなっていく拓実とのセックスは、毎回新たな発見の連続だった。

拓実はまだ童貞を捨てたばかりの青年で、真弓もまだまだ性の経験が豊富という訳ではない。

だから二人は自分達のセックスに〝伸びしろ〟を感じていた。


「エッチって奥が深いよね」

と。

どうしたらもっと気持ち良くなれるか2人で色々試すプレイをするのも楽しかった。

拓実と二人きりの幸せな時間と、セックス三昧の日々。

しかしある日、二人にとって思いもよらぬ事件が起きる。

広い敷地内に二人だけで暮らす生活は、ある意味平穏だった。

誰の目にも触れないこの場所ならば、たとえ人妻と居候が不倫をしていようと、誰にも文句は言われないし、邪魔されない。

2人だけという安心感に包まれた場所。

そんな真弓と拓実だけの世界が、まさかあんな風に搔き乱される事になるなんて……。

その事件の切っ掛けは、拓実が高校時代のサッカー部の同窓会に出席した事から始まった。

コメント

  1. yu より:

    SECRET: 1
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    更新ありがとうございました。
    前にも書きましたが、今年の4月に就職したものの今は精神的にきつい日々が続いています。でもメンメンさんの小説がとても支えになっています。
    話の流れも個人的には結構好きな感じになってきて嬉しいです。
    いろいろな方がいろいろな意見を持っていますが、一番はメンメンさん自身が良いと思うお話を書くことだと思います。
    僕自身はどんな展開でも応援しますし、楽しみにしています。(これも前にも書いた気がしますが(笑))

  2. たけ より:

    SECRET: 1
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    いつも楽しく読ませて頂いております。
    めちゃくちゃ無責任な事を言うのですが、改変前の結末も気になるので、いっそルート分岐を設けて複数のifストーリーを描いていく形なんていかがでしょう?と提案してみます。
    もちろん、大変なのは存じておりますが 汗

  3. なまなかだし より:

    SECRET: 0
    PASS: 1b3353b5ab8995e2f3504a0847bf865c
    ふたりだけの世界でイチャラブを描き続けるのは大変ですよね
    何か変わったプレイをしたところで、同じような行為になっちゃうし…
    幸せな(?)ネトラレ官能小説の中で、真弓さんには気持ち良くなって欲しかったですが、筆が進まない設定は辛いですから陵辱モノに移行するのも仕方ないかなと思います。

  4. 27歳人妻 より:

    SECRET: 0
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    熱狂読者さんの意見に賛成です。
    2人の濃厚な〇○〇〇の描写が続くだけで...
    秘められた関係
    ぞくぞくします。

  5. 匿名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 2746de050e656f49abbab36c11029acd
    でも2浪はさせないで下さいね。
     

  6. 熱狂読者 より:

    SECRET: 0
    PASS: c4b11ca5cd1d73a9d885d866216c9eed
    なんか 期待できる改変で
    嬉しいです

  7. 匿名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    なんか複数や凌辱に行きそうな感じがしますけど、このストーリーぐらいは、拓実と真弓の二人だけの世界で展開しても良くないですか?

    寝取られ系や複数プレイ系は既にある訳だし。

  8. 匿名 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    おかえりなさい

  9. たま より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    まさか…NTR、凌辱・レイプじゃないよね?

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