――ぁぁ、ダメよ……こんな場所で何してるの私……――
そう思いながらも、手が止まらない。
スカートの奥にまで手を入れて、パンツのクロッチ部分を自分で触る真弓。
指で触って一瞬で分かるくらい、パンツが濡れていた。
ヌルヌルとした愛液がパンツに染みて滲み出ていて、指で縦の割れ目を押すように触るとその染みがさらに大きく広がった。
拓実とセックスをするようになってから濡れやすくなったと感じていたけれど、特に最近は濡れ過ぎというくらい濡れてしまう。
「ハァ……」
小さな吐息を漏らしながら、パンツの濡れたクロッチ部分を指で横にズラす真弓。
――ぁぁ……ダメなのに……――
映画館の中で、一人でこんなふしだらな行為をしてしまうなんて。
しかし、いけない事をしているというその自覚が、逆に真弓の性的興奮を盛り上げていた。
そして真弓は我慢できずに、濡れたアソコを直接指で触りながら、オナニーを始めてしまった。
暗い映画館の中での〝ひとりエッチ〟
周りに気付かれないように声を抑えながら、優しくクリトリスを刺激する。
「ン……ハァ……」
そして座席に座っていた腰を少し前に出すように座り直し、膣の中にも指を入れてみる。
「ぁ……ハァ……」
十分すぎる程愛液で濡れた膣に自分の細い指を入れて膣壁を刺激すると、何とも言えない甘美な快感が広がった。
思わず目を閉じて天を仰ぎそうになるほど気持ち良い。
クリトリスも好きだけど、膣(なか)も好き。
でも膣に入れたまま指を動かすと、クチュクチュと卑猥な音が鳴ってしまい、その音が他の客に聞こえてしまうのではないかと心配になって、それ以上激しく刺激する事はできなかった。
音と声が出ない程度にソフトなオナニーを続ける真弓。
いつ前の方に座っているカップルや夫婦が振り向いてこちらを見てくるか分からない状況に、真弓はドキドキしっぱなしだった。
「ハァ……ン……」
しかしソフトな刺激しか身体に与えられないその状況に、真弓は段々ともどかしさを感じ始めていた。
拓実の極太のペニスに慣れてしまっているアソコは、自分の細い指1本を挿入しただけでは物足りない。
指を2本にして挿入したら、もっと膣が広がって気持ち良くなれる事は分かっている。
指2本で刺激したら、絶対気持ち良い。
そんな事を考え始めた真弓は、我慢できなくなってしまった。
前の方に座っている他の客は、前を向いてスクリーンを夢中になって見ている。
今なら大丈夫かもしれない。
「……」
真弓は胸をドキドキさせながら、さらに大胆に股を広げ、指を2本にして膣に挿入した。
映画館の座席で股を広げて自分でスカートの中に手を突っ込む人妻。
客観的に自分の今の姿を想像すると、恥ずかしくて堪らなくなる。でも止められない。
そして真弓は、今までよりも激しく指を動かし、膣内を刺激し始めた。
クチュクチュとイヤらしい音が鳴るけれど、大音量で映画の音が流れているから……きっと聞こえていないはず。
いや、聞こえてしまうかもしれないけど、もう我慢できないから、聞こえていないという可能性に欠けるしかなかった。
片方の手にハンカチを持って口に当てながら、声だけでも漏らさないようにして、オナニーを続ける真弓。
「ン……ハァ……ン……」
次々と溢れ出てくる愛液に手を濡らしながら、夢中になっていた。
しかし次の瞬間、真弓はハッとした。
前の方の席で映画を観ていた夫婦の男性が、真弓の席の横を通ったのだ。
真弓はそれに気づいた瞬間に慌てて股を閉じたが、男性は歩きながら明らかにこちらをチラチラと見ていて、一瞬真弓と目が合ってしまった。
真弓は顔を真っ赤にしながら固まった。
男性はおそらくトイレのために立ったのだろう。
しかし真弓はオナニーに夢中になり過ぎていて、男性が席から立ち上がった事に気付かなかったのだ。
――うそ……見られちゃった……どうしよう……――
固まりながら頭の中がパニックになる真弓の横を、男性はそのまま通り過ぎて行った。
映画館の中は暗いから、もしかして真弓が何をしていたのかまでは気づかれていなかったかもしれないけれど、分からない。
真弓の胸は心臓が飛び出すんじゃないかと思うくらいに鼓動が早く大きくなっていた。
そして男性と目が合った事で我に返った真弓は、その恥ずかしさに耐えられなくなって、まだ映画の上映が終わっていないにも関わらず、足早に映画館を出た。
出ていくときにトイレから戻ってきた男性とすれ違ったけれど、真弓は恥ずかしくて顔を下に向けたまま小走りで男性の横を通り過ぎた。
外に出ると、外気に触れた濡れたパンツがひんやりと冷たく感じて、余計に恥ずかしくなった。
――私……本当に何やってるのよ、これじゃまるで……――
しかし性欲を抑えきれなくなって赤の他人に痴態を晒してしまった事に罪悪感を感じながらも、まだ身体は奥深くで熱を持ったままだった。
どうしよう……身体が疼いて疼いて……堪らない……
もう近くのデパートのトイレにでも入ってオナニーの続きをしてしまいたいとさえ思ったが、それをなんとか理性で抑え我慢し、真弓はタクシーに乗って家に帰った。
コメント
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野郎ばかりのサッカー部の飲み会。当然話しは下ネタ自慢に。人妻との経験は自分だけと知って優越感に浸る拓実はみんなにハメ撮りしたのを見せる約束をする。裏事情は真弓には秘密にしてスマホ片手に真弓とハメ撮り。恥ずかしがる真弓。しかし、映されている自分に興奮してしまう。それとも、サッカー部の未だチェリー君を自宅に呼んで、真弓が彼に筆おろしかな。
どうせのオナニーなら旦那と電話して久しぶりに聞く旦那の声に興奮して指を動かしたりして、どうしようもなくスケベになってしまう自分や「あなたの知ってるわたしじゃない」を表現してもいいかもね。旦那さんの声を聞いてやはり安心する気持ちとか裏切ってる罪悪感とかを書ければ小説も面白くなるけど、官能の殴り書きだからそこまで多くは望めないよね。
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素晴らしい!
やっぱり最高です
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待ってましたよっ!最高です。
しいていうなら、ドキドキしながら下着を脱いじゃって、、、
みたいなのも想像しました(;//́Д/̀/)’`ァ’`ァ
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まさかと思うが…
サッカー部の人が家へ来る…?
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いやーん♡真弓さんエロい~ カワイイー
一作目のエマニュエル夫人を観た時のドキドキを思い出しました。
続きが愉しみです!