♪~~♪~~♪~~
携帯を手に持ってベッドまで戻ってきた富田。
果歩は不安そうな表情で富田を見つめている。
その鳴っている携帯電話をどうするつもりなのかと。
♪~~♪~~・・・・・・
長い間鳴っていた携帯の着信音が鳴り止んだ。
果歩に近づいてきた富田は、ニヤニヤと笑みを浮かべながら口を開いた。
富田
「・・・また掛かってくると思うか?」
果歩
「・・・・あの・・ぁ・・」
・・・♪~~♪~~
富田
「フッ・・・健気な彼氏だな。」
〝どうしたんだよ果歩〟
再び鳴り出した着信音は、まるで友哉からそう言われているかの様に果歩には聞こえていた。
果歩
「・・・・友哉・・・。」
小さな声で友哉の名前を呟く果歩。
富田はそんな果歩を見つめながら再び果歩の裸の身体に覆いかぶさる。
果歩
「・・・富田さ・・・ン・・・ン・・・・」
そして富田は果歩の唇を奪い、手を果歩の股の中心に持っていった。
チュパ・・・ジュル・・・・ン・・・チュパ・・・
濃厚な接吻を続けながら果歩の秘部に指を挿入する。
クチュクチュクチュ・・・
果歩
「ァ・・・ン・・・ン・・・チュパ・・・ハァ・・・ン・・・」
友哉からの電話で冷め始めていた身体が再び火照り始める。
自然と開く果歩の脚、目を閉じ舌を絡ませる。
着信音が鳴り響く中で、果歩は戸惑いつつも富田からの愛撫を受け入れていた。
富田
「・・・はァ・・・果歩・・・」
果歩の中の官能の炎が再び点いたのを察知した富田は、一旦唇を解放して果歩の耳元に顔を近づける。
そして富田はそこで果歩に小さな声で何かを囁いた。
・・・ボソボソボソ・・・
果歩
「・・・・・・・ぇ・・・・」
富田の言葉を聞いた果歩は目を見開き、戸惑いの表情を見せた。
果歩
「ハァ・・・そんな・・・富田さん・・・。」
富田
「フッ・・・お前の好きな方を選べばいいんだ。」
そう言って富田はついに携帯のボタンを押した。
ピッ・・・
果歩
「・・・でも・・・そんなの・・・あっ・・・」
富田
「・・・・・。」
富田は何も応えずに黙ったまま、果歩の耳に携帯をあてた。
・・・・・・・
友哉 『・・・しもし・・・もしもし?果歩?・・・あれ・・・果歩、聞こえてる?』
果歩
「・・・・・・。」
果歩はなかなか声が出せなかった。
それは今富田とベッドの上で裸でいるからであろうか。
電話が繋がり果歩の耳に聞こえた友哉の声は、先週電話したばかりなのに、なんだか随分と懐かしい様な感じがした。
先週はその声に癒され、何事にも代えられない様な安心感を感じていたのに、今は違う。
今は友哉との距離、日本とオーストラリアという物理的な距離以外に心の距離を感じる。
まるで友哉が別の世界の人のよう。
友哉 『・・・果歩?・・・果歩!?どうしたんだよ・・・これ・・・繋がってないのか・・・。』
果歩
「・・・・・。」
富田
「・・・・・。」
依然声が出せないでいる果歩に、富田が目で合図を送る。
そして果歩はそれに従った。
果歩
「・・・・ぁ・・・あの・・・もしもし・・・」
友哉 『果歩!?・・・果歩だよな?』
果歩
「・・・・・うん・・・。」
友哉 『果歩・・・よかった繋がって。大丈夫か?連絡取れなくて心配しちゃったよ。』
果歩
「・・・大丈夫だよ・・・ゴメン・・・友哉・・・。」
友哉 『何かあったのか?メールが返ってこないから、何かあったのかと思ってさ・・・あ、バイトとかで忙しかったとか?』
果歩
「・・・・・うん・・・ちょっとね・・・ゴメンね・・・メール返せなくって・・・最近時間がなくって・・・。」
果歩は悲しそうな表情でそう答えた。
ただでさえ嘘をつくのが苦手な果歩、友哉が相手だと尚更辛かった。
友哉 『そっかぁ、それなら良かった。俺もしかしてメール返ってこないのは、俺がメール返さなかった分の果歩の仕返しなのかと思ったよ。』
果歩
「ぇ・・仕返しなんて・・・私そんな事しないよ友哉・・・ホントに忙しくて・・・・・・アッ!・・・」
平静を装ったように嘘をつく果歩。
そんな苦しい会話の最中に突然果歩の口から甘い声が漏れる。
富田が果歩の電話をしている方とは反対側の耳たぶを舐め始めたのだ。
友哉 『ん?どうした?果歩・・・。』
果歩
「ぅ・・・ううん・・・何でもないよ・・・はァ・・・ァ・・・。」
富田は流れる様な動きで耳から鎖骨、そして乳房を長い舌と手で愛撫していく。
果歩はその度に堪えるようにして小さな吐息のような声を出している。
しかし友哉にはまだ何も気付かれない。
友哉 『そうか?・・・そういえば果歩は今雑貨屋ともう1つ別のバイトしてるんだよな?秋絵先輩の紹介の・・・そっちはもう慣れた?』
果歩
「・・・うん・・・ァ・・・あのね友哉・・・私、雑貨屋さんのアルバイトは辞めたの、それで今はスポーツジムのアルバイト1本でやってるの・・・。」
友哉 『え・・・雑貨屋辞めたの?果歩あんなに楽しそうだったのに・・・どうして?』
果歩
「ぁ・・・あのね・・・スポーツジムの方が時給が良いの・・・だから・・・。」
友哉 『へぇ~そうなんだ。でもあれだな、運動神経のない果歩がスポーツジムでバイトなんてな、どんな仕事してるんだ?』
果歩
「・・・ハァ・・・えっとね・・・ハァァ・・・アッ!ハァァ・・・ンッ・・・あの・・・ァ・・・」
思わず口に手を当て声を我慢する果歩。
しかしそれでも声が漏れてしまうのは、この時富田の愛撫が最も敏感な果歩の秘部に到達していたからだ。
再び果歩のヴァギナにゆっくりと挿入される富田の指。
果歩
「ァ・・・ハァ・・・ン・・・・・」
クチュゥ・・・・
果歩のアソコは信じられない程濡れていた。
先程までとは比にならない程に。
友哉
「・・・果歩?・・・どうした?」
果歩は興奮していた。今までにないくらいに。
目は潤み顔は真っ赤に紅潮し、調教中の乳首とクリトリスもいつも以上に勃起し、ヴァギナからは止めどなく涎が垂れている。
果歩
「・・・・・ううん・・ァ・・・何でもないよ・・・ァ・・・」
富田はニヤニヤと楽しそうにしながら挿入した指を動かしている。
そう、富田は楽しんでいる、このプレイを。
友哉に対して優越感を感じながら。
・・・フッ・・・馬鹿な奴だ・・・お前の女は今他の男にされてこんなに濡れてるんだぜ・・・
クチュクチュクチュクチュ・・・・
どんどん溢れてくる。
熱い愛液が次から次へと溢れてくる。
友哉 『ホントか?・・・何か、体調でも悪いんじゃないのか?』
果歩
「ハァ・・・ァ・・・・そんな事・・・ないよ・・・大丈夫だよ。」
果歩は懸命に喘ぎ声を堪えて、友哉に言葉を返している。
ギリギリの所で友哉にバレないように果歩は必死である。
クチャクチャクチャクチャ・・!
富田はそんな果歩と友哉の事にはお構いなく手の動きを徐々に激しくしていく。
・・・と、その時だった。
富田
「・・・・ん?」
富田が少し驚いたような表情を見せる。
果歩が富田も驚くような予想外の行動に出たのだ。
果歩
「ン・・・ハァ・・・ァ・・・・」
果歩が自身の空いている方の腕を膝裏に通すように引っ掛けて、グッと富田が愛撫しやすいように股を開いてきたのだ。
意識的なのか無意識なのかはわからない。
しかし、どうやらこのプレイを楽しんでいるのは富田だけではないようであった。
コメント
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はじめましてカレンさん。
コメントありがとうございます。
果歩を気に入ってもらえたみたいで、よかったです。
これからもエロエロになっていく果歩の姿をお楽しみください。
果歩の行為はいき過ぎている所はありますけど、やっぱりエッチな女の子は魅力的ですね。
特にむっつりスケベの女の子は…(笑)
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メリークリスマス美桜さん☆
メッセージありがとうございます。
クリスマスも僕のブログをチェックしてくれた方がいて嬉しかったです。
僕からのクリスマスプレゼントはいつも通りの小説更新(苦笑)
来年はクリスマスプレゼント作品みたいな感じで完結短編小説でも掲載しようかなぁなんて思っています。
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こちらこそ、いつも応援コメントありがとうございます。
濃厚な官能小説を目指しているので、そう言ってもらえると嬉しいです。
水野果歩の完結に向かって頑張っているのですが、なかなかまだ物語は続いてしまいそうです。
果歩の完結までは頑張りたいと思います。ご心配掛けてしまってすみません。
あ、でも水野果歩だけでこのブログは終るつもりはありません。
新作も早く連載したいと思っていますから、ブログ連載はずっと続きます。
年末年始の休みで一気に書きたいなぁ…
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はじめまして。
いつも楽しみに読んでます。
女ってこわいですね。
清純ぶった可愛い顔して実はエロエロ。
果歩のキャラ最高☆
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メンメンさんにも『性なる夜』を。
ステキなクリスマスイブナイトをお過ごしください。
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イブの夜に濃密な読み物プレゼントありがとうございました。
この濃さがたまりません。
これだけ濃いのを連日連夜というのはすごいです。
たまには休んで充電してください・・・。