広い寝室に入ってきた男達は20人程いた。
そしてその全員の視線が裸姿の果歩の方へと注がれている。
果歩は下に座ったまま、俯きながら両手で胸と下半身を隠していた。
枯れた涙、頬に残る涙の痕、輝きを失った瞳。
まるで果歩の心は空っぽになってしまったかのよう。
傷ついてボロボロになった心がただ痛いだけだった。
しかし、それでも果歩の顔と身体は美しいままであった。
透き通るように白い肌、女性らしい丸みのある柔らかそうな身体。
泣き尽くした顔は、寧ろ何処か色っぽささえ感じる。
そんな果歩のヌード姿に、ここにいる男達は皆目を奪われ、魅了されていたのだ。
と、果歩の姿を見て驚きの表情をしていた男達の中の1人が、思わず声を発し富田に聞いた。
「と・・・富田さん・・・この子・・・果歩ちゃんですよね?・・・新しい子って果歩ちゃんだったんですか?」
富田
「あぁそうだ、いつもうちで働いているあの果歩だ。見れば分かるだろう?」
「いやぁ、マジっスかぁ・・・ちょっとそんな予感もしてたけど・・・すげぇ・・・マジで・・・ていうか果歩ちゃん裸だし・・・俺達本当にヤッていいんですか?果歩ちゃんと。」
富田
「好きなようにしていいぞ、もうマ○コもアナルも調教済みだ。しかも稀に見る程のドMだからな、たっぷり虐めてやれ。」
富田の言葉を聞き、男達がざわめく。
「本当に果歩ちゃんだよな?すげぇ!最高だろこれ!」
「俺なんか今まで何回果歩ちゃんで妄想して抜いた事か・・・ヤバイ・・・マジヤバイ、俺今までで一番興奮してるわ。」
「ていうかあの果歩ちゃんが、もうアナルまでヤっちゃってるのかよ、ちょっとショックだなぁ。」
「でも今日から俺達も果歩ちゃんを使いたい放題なんだぜ?」
「ていうか果歩ちゃん裸だし・・・やべぇ・・綺麗過ぎだろ、胸とか超柔らかそうだし。」
「あ~俺トミタスポーツで働いててホント良かったわぁ。」
その何人もの声は、果歩の聞き覚えのある声ばかりであった。
果歩は自分の耳を疑いながら思わず顔を上げ、周りを見渡し、男達の顔を確認した。
果歩
「・・・ぁ・・・ぁぁ・・・イヤ・・・どうして・・・そんな・・嫌・・・・・・イヤァァァ!!」
果歩は悲鳴をあげて、身体を隠すようにしてその場に蹲った(うずくまった)。
空っぽだった心に、途轍もない羞恥心だけが生まれる。
そう、今果歩の周りにいるのは、毎日のように果歩が顔を会わせていたトミタスポーツのスタッフ達だったのだ。
知っている人達ばかりの前でフルヌード姿を晒してしまっていた果歩。あまりの恥ずかしさに顔は真っ赤に染まっている。
富田
「おい果歩!そんな所に蹲ってないで、さっさとベッドに行け!」
果歩
「ぅぅ・・・イヤァ・・・そんなの・・・」
富田
「なんだ?お前は便器なんだから何も考えなくてもいいって言っただろ?・・・チッ・・・仕方ねぇな・・・。」
富田は面倒くさそうな表情で、果歩の身体を逞しい腕で軽々と抱き上げると、そのまま歩いて行き、ベッドの上に果歩の身体を投げ飛ばした。
果歩 「ッキャァ!」
乱暴にベッドに上げられた果歩。枯れたはずだった涙が再び目から滲み出し始めていた。
しかし、そんな果歩の様子を見て、スタッフの中の1人が心配そうにしながら富田に聞く。
「と・・・富田さん、大丈夫なんですか?なんか・・・果歩ちゃん嫌がっているみたいですけど・・・。」
ここにいるスタッフ達は知っている。
可愛らしい笑顔と優しさで周りの人間をいつも癒している普段の果歩を。
容姿だけでなく、心の中身も美しいと思えるような果歩を。
そんな男だったら思わず守ってあげたくなるような女の子が、今は肉便器としてベッドの上にいるという現実に、ここにいる誰もが戸惑いを感じていた。
富田
「ぁあ?お前ら果歩とヤリたくないのか?・・・大丈夫、コイツはいつも恥ずかしがりなんだよ。嫌だ恥ずかしいとか言いながらも、マ○コはグッチョリ濡れちゃうような女なんだ。」
富田はそう言いながら果歩の脚を掴んで強引に股を開かせると、手を秘部に持っていき、指でその秘裂を横に大きく開いて見せた。
ネチャ・・・っと卑猥な音を立てて広げられた果歩のヴァギナ。そこは富田の言うとおりグッチョリと濡れ、トロトロの体液がテカテカと光沢を放っていた。
果歩
「・・・ン・・・ぃ・・・ゃ・・・」
富田 「・・・な?」
ニヤニヤと笑みを浮かべながら富田はスタッフ達の顔を見た。
「おいおい・・・マジで濡れてるぞ・・・ていうかすっげぇ濡れてるぞ・・・あれヤバイだろ・・・」
「ホントに果歩ちゃん淫乱だったんだな・・・あの顔と性格でヤリマンとか反則だろ・・・」
「おい果歩ちゃんのマ○コだぞ・・・夢みたいだ・・・」
スタッフ達の表情と言葉は、戸惑いから徐々に性的興奮の入り交ざったものへと変化していく。
富田
「まぁ遠慮する事なんて無いぞ、コイツさっきまでここで彼氏でもない大学の男とヤリまくってたんだからよ。今は嫌がっていても、ちょっとマ○コ弄ってやればすぐに悦びだすぜ?」
・・・・・・・
スタッフ達は富田の言葉を聞いて、お互いの顔を見合わせていた。
・・・・・・・ハァ・・・・・・ハァ・・・・ハァ・・・・・・・・・
興奮で無意識の内に息が荒くなっていくスタッフ達。
スタッフ達の果歩を見る目が変わっていくのが分かる。
果歩の乱れる姿が見てみたい・・・あの身体を好きなようにしてみたい・・・
あのいつも可愛らしくて優しい果歩を・・・汚したい・・・
汚したい・・・汚したい・・・汚したい!!
ゴゴゴゴゴゴ・・・・と、男達の中にいるドス黒い悪魔が目を覚ます。
・・・・・・・
少しの沈黙の後、その中の1人が声を上げた。
「・・・あああ!!俺・・・もう我慢できねぇ!」
そう大声を発すると、男は身に付けていた衣服を、手を震わせながら脱ぎ始めた。
そしてその1人の男の行動が切っ掛けとなり、異常な興奮は周りにいた別の男達にも一気感染していく。
スタッフ全員が服を脱ぎ始める。
男達の目は異常に膨れ上がった興奮と欲望で血走っていた。
果歩
「・・・ぅぅ・・・・」
脅える果歩。
今から私はこの人達に輪姦されるのだと、果歩は察した。
そう・・・肉便器として・・・使用されるのだ。
コメント
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コメントありがとうございます。
ピザさんのご意見、コメントを頂く読者の方達の中ではかなり希少です。
まぁ確かにそうですよね、友哉はショックだったでしょうしねぇ…友哉の立場からすれば、そう思いますよね。
最終的な結末はまだまだ先ですが、頑張ります。
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友哉にあんな振り方をしておいて果歩は幸せにはなってほしくないなーと思ってしまう。
富田とハッピーエンドなんて展開にならない様願いならこれからも読ませていただきます。
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管理人様
はじめまして。「アダルトまとめ物語」
http://tuyatuya3.blog111.fc2.com/
管理人tuyatuya3と申します。
いつも拝見させていただいてます。
勝手ながらリンク、RSSに加えさせていただきました。
問題ございましたらお手数ですが、お知らせください。
よろしかったら当サイトの相互リンクもお願いします。
これからも宜しくお願い致します。
tuyatuya3
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いえいえ、謝らないでください。
富田ファンさんが反省する事なんてないですよ。
富田ファンさんが僕の小説を読んで感じた事、思った事を有りのままコメントに書いてもらったのですから、本当に感謝というか嬉しかったです。
それに果歩にそんなに感情移入してくれるなんて…官能小説を書いてる側としては嬉しいです。
でもだからこそ、今回のシーンは辛かったですよね、ごめんなさい。
これは1つの提案ですが、もしこれからも小説を読んでいて辛くなる事があったら、物語から少し距離を置いてみたりして調節して見て頂けたらなと…
週に5日の更新で、物語は少しずつ進んで行きますので、どうしても辛いシーンがあると、その日は辛い気持ちのまま寝床に入らなければいけなくなるので、大変だと思います。
ですから辛くなる場合は、1週間とか1ヵ月程、溜めてから読むという方法も試してみてはどうでしょう。
正直ブログをやっている身としては、毎日皆さんに読んで頂ける方が嬉しいです。アクセス数が多くなっていくのも嬉しいですし。
ですけど、読者の方にあんまり苦しい思いもさせたくは無いので…個々で調節して頂けたらと思います。
富田ファンさんの体験告白…そうですか……だから果歩の事をそんなに思ってくれるのですね。ありがとうございます。
果歩の物語はまだまだ続くのですが、これからも果歩を見守って頂けたら嬉しいです。
このブログで最初の作品なので、まだまだ上手くできない所ばかりなのですが、不器用なりにも頑張りたいと思います。
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コメントありがとうございます。
そうですね…的確に言って頂いてありがとうございます。
小説を書くのは素人ですが、少しずつでも毎日成長できるように頑張ります。
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感情移入し過ぎてメンメンさんにご心配をおかけして本当にごめんなさい。反省しています。
メンメンさんのリコメを読んで申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
きっと優しい方なんですね。
実は…私の彼氏もSで…富田さんほどじゃありませんが(笑)
Hの時、富田さんとおんなじような事をしたり言ったり…焦らし方も似てたりするんです。
ご飯を食べに行ってる時にトイレで下着を取ってこさされたり…
でも、3Pはしませんよ!お尻も痛くてだめでした。
だから、果歩ちゃんと自分を重ねてしまったのかもしれません。
次が気になるので、今まで通りきっと毎日読んでしまうと思いますが、メンメンさんの思い描く
ストーリーで進めて下さい。お手柔らかに…お願いします。
応援していますね。
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物語がどこに向かっているのかわからない。
ただそれだけ。
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ありがとうございます京香さん。
そう言って頂けると、ホッとします…精神的に。
京香さんの言うとおりで、僕の心も結構チクチクしてました。
申し訳ないっていうか罪悪感が…中には本当に深く心を傷つけてしまった方もいるようで…本当に申し訳ない気持ちです。
なんかでも…僕の小説を読んでくれる方達が、皆さん果歩が可哀相!って言ってくれた事が正直嬉しかったです。ちょっと感動…と、同時にその方達に苦しい思いもさせてしまっているという思いが重なって複雑な気分でした。
そんな事言いながら、果歩をイジメるシーンは続くので、コメントに書いてる事と小説で書いてる事に矛盾が発生してしまっているのです…さらに皆さんを傷つけているようで…なんだか心が痛いです。でも書かないと…
告白…ありがとうございます。
やっぱりどんなプレイでも、それが愛情表現の延長線上である事が前提ですよね。
愛してくれているという大前提が無ければ、男も女も心の奥から感じる事ができないと思いますし。
だから京香さんの考えにはかなり頷けます。
で、それが果歩の物語の一番大きなポイントでもあるんですよね、だから京香さんには僕の狙いが全て見抜かれてる気がします(笑)ていうか見抜かれてる…(笑)
これからも基本的には僕の書きたいように、でも皆さんの貴重な意見も聞きながら、考えを煮詰めながら物語を書いていきたいと思います。
力貰いました、ありがとうございます!頑張ります!
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友哉君登場、いい読みなんですね(笑)
心をなくした果歩ちゃんが、唯一心を取り戻せるのは、違う視点で見れば友哉君じゃないかなーって思います(まだ果歩ちゃんの心の片隅に友哉君いるみたいだし…)
↑ネタバレ防止にコメントはいいですよ♪
というか、女性読者の大半が…読むの精神的にキツイみたいですね^^;
(人としてじゃなく肉便器って扱いが…)
女性の辛いって書込みが多そうで…メンメンさん心チクチクしてるかな?と…。
なので、少し告白します…
私の場合“公衆便所”や“肉便器”とかアリです(ただ果歩ちゃんの場合とは違いますが…)
パートナーの前で複数輪姦もありますし、パートナーに“公衆便所”って冷たい視線で見られるのは被虐心が満たされます(彼の加虐心も)
でもそれは、パートナーの前だからであって、ビッチとは微妙に違う世界です。
体は開くけど心は彼にしか開けない。
(パートナー曰く、自分がいない場所で股を開く女は捨てる=心が彼しか向いてなければ快楽に堕ちない)
富田さんが果歩ちゃんを試した用に、私も彼と不安定な関係の時、1ヶ月放置ののち仕組まれました。
(だから、富田さん応援側だったわけで、この結果なら許すのは茶番だと思っちゃうんです、笑)
というわけで、この話の流れ、私はすんなり読めます(こういう女もいるって事で)
メンメンさん、自分の書きたいように楽しんで書いてくださいね♪
続き楽しみにしてます♪
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そんなに思い詰めさせてしまって…本当にごめんなさい。
そして僕が書いた果歩の事をそこまで思って頂き、本当にありがとうございます。
確かにこのシーンはヒドイです。
ただこれは官能小説の世界で、現実でSに属する男性がこんなにヒドイ事をする訳ではないと思います。
女性の事を肉便器などと思っている人は殆どいないと思いますよ。
苦しい思いをされている富田ファンさんのために、少しだけネタバレをしますと…富田さんが果歩に対してあんなヒドイ事をするのには、その行動の元になっている原因があるんです。
どうしてもこのシーンが辛い時は、しばらく果歩の物語から離れて、また完結した頃に読んで頂けたらと…
ん~僕も正直こんなに人に辛い思いをさせてしまって…申し訳ない気持ちがあります。
僕も読者の皆さんの意見を聞き、色々と考え、悩みながらこれからも書いていきたいと思っています。
富田ファンさんの果歩を心配してくださる気持ちは、作者としては本当に嬉しいです。
最終的に完結した時、富田ファンさんの迷いや辛い気持ちを助けられるような答えが出せるかどうかはまだ正直わかりません。
ただ、そうなれるように頑張りたいと思います。
率直な気持ちをコメントして頂けて、凄く嬉しかったです。