自分が寝ていたすぐ隣になぜ富田がいるのか一瞬分からなかった果歩。
冨田
「おはよう、って言ってももう昼過ぎだけどな。」
果歩
「・・・富田さん・・・どうして・・・え?・・・キャッ!」
自分が裸である事に気付いた果歩は、慌てて布団で身体を隠した。
そしてよく見ると横にいる富田も全裸である事に気付き、目を伏せる果歩。
富田
「ハハッ、おいおい、昨日の夜の事覚えてないのか?」
果歩
「・・・昨日の夜・・・」
富田の言葉で、果歩の頭に昨日の記憶が蘇る(よみがえる)。
・・・ハァアアっ!!もうダメっ!アッ・・・イクッイクッ・・・イッちゃう!ハァンッ!!!・・・・
経験した事のない快感と快楽に喘えぐ自分。
果歩
「・・・わたし・・・・。」
昨夜の自分の姿を思い出し、真っ赤になる果歩の顔。
富田
「思い出したか?いやぁ昨日の果歩ちゃん、すっごいエロかったよ。」
果歩
「・・・イヤ・・・・富田さん・・・。」
恥ずかしそうに布団で顔を隠す果歩。
富田
「イヤって言っても果歩ちゃん、最後の方は自分で腰振ってたんだぜ?」
果歩
「・・・ヤダ・・・・・・私・・・もう最後の方は・・・あんまり覚えていなくて・・・。」
冨田
「ハハッ、まぁそれは仕方ないか。果歩ちゃんイキまくってたからなぁ・・・あんなセックス初めてだったろ?」
果歩
「・・・・・・・ハイ・・・。」
布団から顔を半分だけ出して、恥ずかしそうに答える果歩。
果歩
「ぁ・・・あの・・・秋絵先輩と山井さんは・・・・?」
冨田
「あ~あいつらなら明け方帰ったよ。」
果歩
「そう・・・なんですか・・・。」
昨日の果歩の恥ずかしい姿は、秋絵と山井の2人にも見られたのだと思うと、余計に果歩の羞恥心は増した。
冨田
「そういえば秋絵ちゃんが俺達に飯作ってってくれたからさ、後で一緒に食べようぜ。」
果歩
「秋絵先輩が?わぁ~。」
秋絵の手料理と聞いて果歩は素直に喜んでみせた。
冨田
「でもその前に・・・。」
果歩
「・・・ぇ?・・・あっ!・・・富田さん・・・?・・・ァ・・・」
ピクっと身体を反応させ確認するように富田の顔を見つめる果歩。
布団の中から伸びてきた富田の手が果歩の秘部を触ったのだ。
そして、冨田はもう片方の手で布団を捲り上げ、裸の果歩を抱き寄せた。
冨田
「昼間にするSEXもいいもんなんだぜ?」
果歩
「ハァァ・・・富田さん・・・。」
果歩は富田の胸の中で目を瞑り、冨田の名前を呼んだ。
冨田はその果歩の仕草をOKサインと受け止め、果歩の身体を弄り始めた。
果歩
「ン・・・ァ・・・・ァ・・・・。」
乾いていた秘部は富田の巧みな愛撫ですぐに潤いを取り戻す。
再び身体を重ねるふたり。
昼間の明るい部屋に湿った音と果歩の喘ぎ声が響いていた・・・。
冨田
「え~と・・・ここか?」
果歩
「ぁ・・・はい、ありがとうございました富田さん。家まで送って頂いて・・・。」
冨田
「いいんだよ、こんな遅くに女の子を1人で帰らせるわけにはいかないしな。」
果歩
「ありがとうございます。富田さんも・・・安全運転で帰ってくださいね。」
冨田
「はいよぉ。じゃあまた火曜日、ジムでな。」
果歩
「はい・・・あの・・・富田さん・・・」
冨田
「ん?」
果歩
「ぁ・・・いえ・・・おやすみなさい・・・。」
冨田
「・・・おやすみ。」
バタンッ・・・・ブーーーーン・・・・・
走り去っていく黒い四駆の高級車を、果歩は手を振って見送った。
ガチャ・・・
果歩
「ふぅ・・・なんか久しぶりに帰ってきた感じがする・・・。」
自分のアパートの部屋に入り電気を点けた果歩は、ベッドに寝転がり、お気に入りのプーさんの縫いぐるみを抱いて天井を見つめた。
時計はもう23時を回っている。
今日は結局、昼から夜までずっと富田と交わっていた。
その甘く蕩けるような時間を思い出すだけで果歩の身体は熱くなる。
何も考えず、ただ快感の流れと富田のリードに身をまかせた。
何度も快感の絶頂に導かれ、何度も富田の熱い精液を身体や顔に浴びた。
果歩は昨日と今日で、冨田に性行為の概念を覆された気分だった。
今まで果歩が知っていたSEXとはまるで違う。
キスから何まで、彼氏とは全てが段違いの快感を果歩に与えた。
そして冨田の男らしい身体と、逞しいペニス。
彼氏のソレとはまったく違う・・・富田の性器はまさに『男根』だった。
硬くて太い、大きな冨田の男根と、冨田の巧みな性技に、果歩は今まで知らなかった快楽の世界へ連れて行かれた。
あの一見グロテスクな赤黒い肉棒の姿を思い出すだけで、果歩の股間は疼く。
果歩
「・・・・・・はぁ・・・・。」
果歩は信じられなかった。
自分が人前であんな乱れた姿を晒してしまうなんて。
しかも、性交をした相手は彼氏でもない男性だ。
・・・浮気・・・
彼氏との関係に亀裂が走っている今でも、これはきっと浮気なんだと、果歩は思った。
お酒には酔っていた、しかし自分ははっきりと冨田を求めていた。
彼氏に裏切られたショックと寂しさを一瞬でも忘れたかった。
でも・・・
心を落ち着かせた今になって、果歩の心に罪悪感という気持ちが芽生える。
自分がこんな事をしてしまうなんて思わなかった。
自分が浮気なんて・・・
・・・友哉・・・
ベッドから立ち上がり、パソコンを立ち上げる果歩。
ピッ・・・ブーーン・・・・
カチ・・・カチ・・・・
しかし、メールの受信箱にまだ友哉からのメールは入っていなかった・・・。
コメント
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感謝をするのはこちらの方です
アドバイスして頂けなければ気付かなかったです
これからも何かお気付きの点などありましたら、よろしくお願いします。
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読みやすくなりました。
めっちゃ感謝です
m(_ _)m
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すみません、2話連続更新は明日にします。
あ~自分に甘いなぁ・・・