「あ、あの……違うの、私は……」
新田達に見つかってしまって大きく動揺した真弓はその場に固まってしまい、言い訳をしようにも上手く頭が回らなかった。
「おいおい、盗み聞きとか止めてくださいよぉ真弓さん、俺超恥ずいじゃないっスか~」
「真弓さんマジで今の聞いてたんスか?」
「……聞いてたというか……聞こえてきたというか……」
真弓が顔を真っ赤にしながらそう言うと、新田達はまたゲラゲラ笑い始めた。
「で、俺の真弓さんへの愛の告白、聞いててどうでした?」
笑いながら冗談っぽくそう聞いてくる新田。
「ど、どうって……あれのどこが愛の告白なのよっ。」
「え~!俺の溢れんばかりの気持ち、伝わりませんでした?」
「伝わるわけないでしょっ!あんな事言って……」
〝真弓さんを一目見た瞬間から俺のチンコがキュンキュンしちゃってんだよなぁ〟
〝あの尻鷲掴みにしてバックからブチ込みてぇわ〟
新田の言葉を思い出すだけでまた身体が熱くなる。
「ハハッ、まぁ新田さんの場合はその気持ちが主に下半身から溢れ出てますからねぇ。」
そう言ってまたゲラゲラ笑う3人。
「でも真弓さんもさっき満更でもない顔してたんだよなぁ、ねぇ真弓さん?」
真弓の顔を覗き込むようにしてそう聞いてきた新田に、真弓はドキっとしてしまう。
「そ、そんな訳ないでしょっ。と、とにかく……私は皆の着替えを持ってきただけだから。」
動揺を誤魔化すように真弓はそう言って新田達に持ってきた着替えを渡した。
「じゃあ私はもう寝るから、皆もくだらない事ばっかり言ってないで、お酒も程々にして早く寝てね、拓実君にももう無理に飲ませちゃダメだからねっ。」
「え~ちょっと真弓さんっ、もう行っちゃうんですかぁ?せっかく来たんだから少し飲みましょうよ。」
「だから私はもう飲まないって言ったでしょっ。」
そう言って真弓は逃げるようにして座敷の部屋から出た。
このままあの部屋に長居していたら、本当に新田達の空気に呑み込まれてしまいそうだったから。
真弓はまた想像してしまったのだ。
このまま新田達に言われるがままに一緒に酒を飲んで酔っ払いながら卑猥な話をし、言葉だけのセクハラから徐々に身体を触ってくるようなセクハラに変わっていき、やがて新田達に衣服を脱がされてしまう自分の姿を。
もし本当にそうなったら、新田達を強く拒絶できないような気がして、自分自身が怖くなったのだ。
――私、絶対変になってる……もうダメ……早く寝室に……――
再び熱くなり始めた身体の火照りを感じながら、真弓は寝室へ向かった。
しかし2階への階段を上ろうとしたとき、後ろからまたあの男が声を掛けてきた。
「ちょっと待ってくださいよ真弓さん!」
振り返ると、座敷の部屋から出てきた新田がそこにいた。
新田の姿を見て、またドキドキし始めてしまう真弓。
「真弓さん、本当にもう寝ちゃうんですか?」
「う、うん……そうだよ、もう寝るよ。」
真弓がそう答えると、新田はまた真弓を覗き込むようして顔を近づけてきた。
「ど、どうしたの……?」
顔を赤くしながら真弓が聞き返すと、新田は真弓の目をじーっと見つめた後、こう言ってきた。
「今夜、もし良かったら本当にお相手しますよ?」
「えっ!?」
新田の目は本気だった。
動揺して、その視線から逃げるように顔を逸らす真弓。
「な、何言ってるの……」
「いやだから、今夜、もしセックスしたかったらお相手しますよって事です。」
「ちょ、ちょっと……そういう冗談は止めてって言ったでしょ……」
「冗談じゃないですよ、本気です。あ、でも心配しなくても大丈夫ですよ、結婚してる女性の家庭を壊すような事は俺もしたくないですから、後腐れなく、今夜だけの関係でも俺は全然OKなんで。」
「な……ちょっと待って新田君……」
「真弓さん、かなり欲求不満溜まってるでしょ?それも性欲が。俺、女の表情とか態度とか見てるだけでそういうの分かるんですよね。ほぼ外した事ないんですよ。」
そう言って、真弓の心理を読もうとするかのようにまた顔を近づけてくる新田。
「そ、そんな事……私は……」
「図星でしょ?」
「……それは……」
まるで新田に心の中に手を突っ込まれたかのような気分だった。
心理的に新田に主導権を握られてしまい、否定が弱くなってしまう真弓。
でも……ちゃんと断らないと……
「セックスしましょうよ真弓さん、正直俺も溜まってるんですよ、どうですか?」
「……す、する訳ないでしょっ。」
「でもしたいのはしたいでしょ?」
「……も、もぉ!そんな事ないからっ!」
少し怒ったようにそう言って、階段を上がろうとする真弓。
「真弓さん待ってくださいよ、じゃあこれだけでも受け取ってください。」
そう言って新田は小さな紙切れを渡してきた。
「なに……これ……?」
「俺の電話番号です。後で夜中にでも気が変わったらこっそり電話かメールくださいよ。拓実や他の奴にはバレないように寝室に行きますから。」
「ちょ、ちょっと、私はそんな事しないから……」
「嫌だったらその紙は捨ててくれればいいですよ、真弓さんがセックスしたくなったらの話です。」
「……」
新田にそう言われて、思わず考え込んで黙ってしまう真弓。
するとそこへ、買い出しから帰って来た拓実がやって来た。
「真弓さん、新田さん、何してるんですか?」
拓実の顔を見て、真弓は慌てて新田に渡された紙切れを拓実に見えないように握りしめた。
「た、拓実君……」
「何にもしてねぇよ、真弓さんがもう寝るって言うからさ、今日のお礼を言ってただけだ。」
「そうですか……真弓さん、もう寝るんですね?」
「……うん。」
「……おやすみなさい。」
「う、うん……おやすみなさい。」
拓実は拓実で、真弓に目でメッセージを送ってきているような気がした。
〝明日先輩達が帰ったら続きしましょう……〟
真弓は複雑な気持ちを抱きながら、階段を上って二階へ向かった。
階段の途中で一度振り返ると、下にはまだ新田が立っていて、真弓の方を見上げていた。
そして新田はニヤっと真弓に対して笑みを見せると、拓実と共に座敷の部屋の方へ歩いて行った。
コメント
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潰してからが始まりかな?
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寝ようとするが身体が火照って仕方ない真弓
新田の電話番号を見ては先程聞いた
卑猥な言葉を思い出してしまう
そっとオナニーを始める真弓
小さな波が何度も押し寄せるが
求めている快感には届かない
新田の電話番号を眺めて葛藤する真弓
ふと映画館でのオナニーを思い出す真弓
何かに取り憑かれたようにいそいそと準備を始める
ノーパン・ノーブラでコンビニへ出掛ける真弓
全く知らない人に見られるかもしれないドキドキ感
見られたとしても一度きりだけの安心感
店員に谷間を見せたりして多少の興奮を満たすが足りない真弓
帰り道
近所でも大きめの公園に通りかかった時
ホームレスのおじさんを目にし
誘惑する真弓
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早く新田とバックで
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知らないオチンチン食べたいな♡ (真弓さんのおまんこ)
ヤッてしまったら今夜だけの関係で済まないよねー
拓実くん、寝取られ地獄へ突入?
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頑張って下さい
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ちょっと強引だけど、新田と1対1の方向になったのはとてもいい!ちょっと強引だけど!!
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明日も更新予定。
と、自分でプレッシャーかけないと更新できない。