痴女子大生 志乃(42)

 

「愛美ちゃん……すごい……」

志乃は更新された官能小説を読みながら身体を熱くさせていた。

志乃と同じように小説の中でモデルのアルバイトをしていた愛美は、真田の指示によってついに下着さえも脱ぎ、一糸纏わぬ裸姿となり、ヌードの撮影をしていたのだ。

露出プレイを重ね、他人に恥ずかしい姿を見られることに快感を得てしまう体質になっている愛美は、ヌード姿を写真に撮られることによってかつてない興奮を感じアソコを濡らしていた。

そしてその次はなんと、真田とのセックスシーンだった。

スタジオのベッドの上で、ポーズの指示を受けながら、いつの間にか始まった愛撫。

真田の巧みなテクニックで乳房やヴァギナを弄られ、自分でオナニーをする時の何倍もの快感を与えられた愛美は、真田の指だけで何度も絶頂させられていた。

そしてその後、愛美は誘導されるようにして真田に処女を捧げてしまった。

〝モデルとしてもっと表現力を上げたい〟という名目の上で、愛美は真田に股を開いた。

しかもカメラの前で、だ。

真田の逞しい男根に貫かれた愛美は、処女でありながらもその快感に溺れていた。

まるで目の前で真田と愛美のセックスを見ているような臨場感のある小説の描写に、志乃はそのシーンを読みながら下着に染みができる程興奮していた。

そしてそのまま志乃がその場でオナニーをしてしまった事は、言うまでもない。

頭の中がエッチな事でいっぱいだった。

その日は学生としてしなければならない勉強もする予定だったのに、全く手がつかなかった。

そして志乃は結局、勉強をする事を諦めて、深夜までずっとオナニーをしてしまった。

自分の紐パンツが脱げる瞬間を思い出しながら、官能小説のセックスシーンを想像しながら。

いつもはクリトリスを中心に刺激してオナニーをする志乃も、今回はセックスを想像して膣（なか）ばかり刺激してしまった。

ベッドの上で全裸になり、指がふやけるまでグチョグチョに濡れたヴァギナを掻き回し続けた。

しかし志乃の性的欲求は、どれだけ長時間オナニーを続けても解消されることはなかった。

———

「ねぇ志乃、モデルのバイトはその後どうなの？まだ続けてる？」

「う、うん……続けてるよ。」

数日後、いつものようにカフェのアルバイトをしていた志乃は、同じバイト店員であり友人である沙耶とそんな会話をしていた。

「志乃、ちゃんとモデルらしく仕事できてるの？」

「え？う〜ん……できるてるのかなぁ……たぶん……」

「へ〜、志乃って恥ずかしがり屋さんだからモデルとか無理かもって本当は思ってたけど、じゃあ結構楽しいの？モデルのバイト。」

「楽しい……かな……うん。」

——確かに楽しい……ある意味……毎回刺激があって……——

沙耶の質問に答えながら恥ずかしそうに頬をピンク色に染める志乃。

「そっか〜良かったじゃん！あ、そうだ！じゃあ撮影で撮った写真見せてよ。」

「え！？む、無理だよ！それは絶対に無理！」

「え〜なんでよ〜、あ、もしかして結構際どい撮影もしちゃってるとか？あのスタジオ、下着の撮影もしてたもんね〜！」

「……そ、そうじゃないけど……」

志乃は顔を真っ赤にしながら、小さな声で否定した。

志乃は嘘をつくのが苦手だ。

「じゃあなんで見せてくれないのよ〜、スタジオ見学にも付き合ってあげたんだから、少しくらい写真見せてくれても良いじゃない。」

「……うん……じゃあ今度貴子さんに写真のデータ貰えるか頼んでみるね。」

肌の露出が少ない普通の衣装を着た写真なら見せられるが、ベビードールを着た写真なんて絶対に沙耶には見せられない。

でももし、あの写真を知人に見られたら……想像するだけで身体が熱くなってきてしまう。

——あ！ダメダメ……またエッチな事考えちゃう……ダメだよ私！——

すぐにエッチな事を考えてしまう癖が、最近はどんどんエスカレートしてきている。

露出プレイも何もしていないのに、妄想をするだけで下着まで濡らしてしまう事も日常茶飯事になってきていた。

「ねぇ志乃！あの人が来たよ！ほら、モデルの会社の社長さん！なんて言ったっけ？あの人の名前。」

沙耶に突然そう声をかけられ、志乃はビックリしながら店の入り口に目を向けた。

「あっ……真田さん……」

店の入り口にはスーツ姿の真田が立っていた。

そして真田はいつもの穏やかな笑顔で志乃の方を見ると、軽く手を振ってきた。