妊娠はしていなかった。
人生で初めて男性に膣内射精を許したあの夜の事は、果歩の記憶に刻み込まれている。
あの瞬間、お互いに汗をジットリと掻いた身体できつく抱き合った。
大きく、固く勃起した富田のペニスを膣の最奥まで挿入され、射精の瞬間、富田のそれはグワっとさらに大きくなった。
果歩 『アッ・・・アアアアッ!!!』
富田 『くっ・・・・!』
富田の射精は凄まじかった。
人並み外れた精液の量、そして発射の勢い。
富田の射精はなかなか止まらなかった。
果歩 『ハァ・・・ああ・・・・熱ぃ・・・・ァ・・・』
熱くて濃いザーメンが膣の奥に当る感覚が今でも忘れられない。
富田 『ハァ・・・ハァ・・・』
肉棒を深く挿入したまま2人はしばらく荒い呼吸をしながら抱き合っていた。
目を閉じ、お互いの息遣いを聞きながら。
ハァ・・・・・ハァ・・・・ハァ・・・・・
この時果歩は快感で頭が真っ白の状態で、何も考える事ができなかった。
膣内に精液を浴びたという事に対しての罪悪感も、後悔も、喜びもない。
ただ心地良い快感だけが全身を支配していた。
その夜は結局果歩と富田は5回交わり、5回とも果歩は富田に膣内への射精を許した。
射精を終え、ヌポッっと音を立ててヴァギナから極太のペニスを引き抜かれる。
すると、パックリと開いた果歩のヴァギナからドロ~っと泡立った愛液と精液が混ざったモノが流れ出てきた。
果歩 『・・・ハァァ・・・・』
果歩はそれを何も考える事なく指ですくい、自分の口に運んだ。
すくっては舐め、すくっては舐め…気付いたら夢中になって富田のザーメンを味わっていた。
果歩 『ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・』
興奮でドキドキと全身の血管が脈を打っているような感覚。
膣から溢れ出るザーメンを全て舐め終わった後、果歩はジッと自分の指を見つめていた。
果歩 『・・・・・・・。』
黒々して太いチリ毛、数本の富田の陰毛が白い指に絡まっている。
ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・
果歩はその富田の陰毛を1本1本唇で挟んで指から外し、そのまま口の中に入れて唾液といっしょに飲み込んだ。
異常な興奮状態。
その時の果歩は頭に血が上って、顔は真っ赤だった。
汗をビッショリ掻き、髪をおでこや頬にペッタリ付け、真っ赤な顔で指に絡まった富田のチン毛を食べる果歩の姿は、もし普段の果歩を知っている者がそこにいたなら、目を覆いたくなる光景だろう。
果歩が途轍もない後悔と罪悪感に襲われたのは、翌日、自宅アパートに帰って、寝るためにベッドの布団に入ってから1時間くらい後の事だった。
数週間前、大林に調教用のシリコンを乳首とクリ○リスに取り付けられてからは、果歩が性欲というしがらみから解放されるのはこの僅かな時間だけだった。
SEXとオナニーばかりの生活から解放される時間。
1日中火照り続けていた身体がやっと冷めていく。
・・・・・
すると、どうしようもなく切ない感情が胸の奥から急に込み上げてきたのだ。
果歩 『・・・・私・・・・私・・・ぅ・・・ぅ・・・』
自然と大粒の涙がポロポロと溢れてくる。
心が押しつぶされそうなくらいの罪悪感。
布団の中で蹲り(うずくまり)、両手で頭を抱える果歩。
果歩 『・・・イヤ・・・イヤ・・・』
・・・果歩!?・・・どうしたんだよ果歩・・・
・・・もう友哉とは会わないから・・・私・・・ぅ・・・私好きな人ができたの・・・今その人とSEXしてるの・・・
・・・ああああ・・・もうだめ我慢できないっ・・・早くぅ・・・早くSEXしてください!!オチ○チン止めないでぇ!!!・・・
・・・富田さん・・・中・・ハァ・・・・中にください・・・・
果歩 『・・・うそ・・・私・・・そんなの・・・イヤ・・・・イヤ・・・イヤァ・・・』
果歩の頭の中に、電話を持ちながら怒りと悲しみに泣き崩れる友哉の姿が思い浮かんだ。
・・・友哉・・・・
果歩 『・・・イヤァァアアアアアアアアアア!!!』
あの建物の最上階に到着した富田と果歩。
その階には相変わらず異様な雰囲気を醸し出している店があった。
富田
「この店も女性客専用なら、もうちょっとレイアウトを考えないとなぁ・・・。」
果歩
「・・・・・。」
そんな事を呟きながら、ピンク色の光の奥にあるあの部屋に富田と果歩は入っていった。
富田
「おぅ、大林、待たせて悪かったなぁ。」
大林
「いえいえ・・・とは言え私はこの日をずっと心待ちにはしていましたが・・・ヒヒ・・・。果歩さん・・・久しぶりですね・・・。」
果歩
「・・・は、はい・・・大林さん・・・。」
大林は脂ぎった顔にギョロっとしたイヤらしい目で果歩を見つめる。
大林
「今日はきっと果歩さんに新しい世界をお見せできると思いますよぉ・・・ヒヒヒ・・・楽しみにしていてくださいね・・・。」
大林のその言葉を耳にした瞬間、果歩は背中にゾクゾクとしたものが走るのを感じた。
コメント
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ありがとうございます☆
完結に向けて頑張ります。
でもちょっと長くなり過ぎているのは反省ですね。
やっぱ官能小説は実用的じゃないと…。
新作はなんとか30話くらいにまとめたいです。
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結構皆さん鍵設定ですね☆
僕が書く返信コメントは鍵付けられないんで、どんな内容か大体他の人にもバレる感じですけど。
精飲のシーンや潮吹きのシーンが多いのは、やはり作者の僕が男だからだと思います。
男はSEXの時女性ほど快感を得られませんから、やっぱり目で興奮を得たいんだと思います。
潮吹きは実際女性にとってそれ程気持ちの良いものではないかもしれませんが、男にとってはやっぱり『吹かせたぜ』みたいな感情があるんだと思います。他の男には見せない姿を晒させた感じがいいんでしょうね。
精飲は、男にとっては女性を従属させているような気分になれるからやって欲しいんじゃないかなぁ…。
こっそり告白…って、凄い経験してますね(笑)
精飲よりそっち経験してる人の方が少ないんじゃないですか?たぶん…
どんな感じだったか感想聞きたいですね。
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そうなんです…シリコンはまだ付いてます(笑)
さて…どうやって調教するか…
これは妄想爆発させないと書けないなぁ…(苦笑)
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避妊具っていうか、富田さん以外の人に中出しを許すかどうか…ってところなんですけどねぇ。
富田さんが命令すれば果歩は受け入れるかもしれませんが。
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おめでとうございます~
更なる発展を心よりお祈り申し上げます
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女だてらに、表コメははしたないのかなぁ?
わりと鍵コメが多いので、隠してみました。(笑)
私はどうしてもザーメンが飲めません。彼は時々、飲んで欲しそうに口にだしますが、ティッシュに出してしまいます。だから果歩の行為に驚きます。(笑)
大林さんが登場するとワクワクします。
私もやっぱりドMです。(笑)
こっそり告白すると、縛りとアナル経験アリです。(爆)
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血を見ないで済むようでよかったです。
ありがとうございます。
それから調教用のシリコンずっと付けたままだったんですね。
大変だ・・・。
ますます妄想が膨らみます。
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ピルは、ダメにしても他にもいろんな避妊グッズはありますもんね、コンドーさんは置いといても……