拓実がサッカー部の同窓会に行ったあの日の後も、結局真弓と拓実は毎日のようにセックスを繰り返していた。
ただし、さすがに拓実の受験勉強があまりにもできていないという事で、真弓と拓実は話し合って《セックスは夜だけ》という約束をした。
昼間はしっかり勉強して、夜は思う存分セックスをする。
これくらいの決まり事がないと本当にいつまでもセックスをし続けてしまいそうだからと、2人で決めたのだ。
そしてその方法は功を奏した。
決まり事をしっかりと守る事で生活にメリハリが生まれた拓実は、すぐに勉強に集中できるようになっていった。
拓実にとって夜のセックスは、言わば勉強を頑張った分のご褒美。
そのご褒美のために拓実は毎日勉強を頑張ったし、それがモチベーションにもなっていた。
以前のように2週間も続けて我慢しなくても、一日の内、昼間だけ勉強に集中すれば夜は好きなだけセックスができる、その短いスパンが拓実には合っていたようだ。
拓実は昼間にムラムラしても、夜になれば発散できると考えればなんとか我慢できた。
「俺、最近凄く調子が良いです、今までで一番勉強に集中できてるかもしれません。」
「ホントに?良かったぁ、一時は拓実君が勉強できなくなっちゃってどうしようかと思ってたけど。」
「今のこの調子でいけば大丈夫だと思います。」
「そっか、頑張ってね、私応援するから。」
「はい、頑張ります!」
やっと拓実の受験勉強に身が入り始めた事を、真弓も喜んでいた。
しかし一方で、真弓は密かにまだあの悩みを抱えていた。
先日、気分転換で行ったはずの映画館でオナニーをしてしまった真弓は、自分の身体の奥から止めどなく溢れ出る性的欲求を未だにコントロールできずにいたのだ。
拓実が昼間に勉強している間、実は真弓は母屋の寝室で毎日のようにオナニーに耽ってしまっていた。
もちろんその事は拓実には秘密にしていた。
あれだけ性欲が強い拓実が我慢して勉強を頑張っているのに、自分だけ夜まで待てずにオナニーをしてしまっているなんて、申し訳ないのと同時に恥ずかしくて言えなかった。
勉強をしている拓実の姿をこっそり窓から覗いただけで、アソコが驚くほど濡れてしまう。
拓実と何気なく言葉を交わしただけで、夜のセックスを想像してしまう。
食事中も、大盛りの料理を美味しそうに食べる拓実を見て、なぜか性的に興奮してしまう。
人並み以上に食欲も体力もある拓実は、今夜もあの太くて長い健康的なペニスを固くしてくれるだろう。
男の子なのに綺麗な肌をしている拓実の、あの柔らかな唇。
スラっとした綺麗な手、長い指。
そしていつも甘美な快感を与えてくれる、巨根ペニス。
それらが全て、24時間恋しかった。
毎日昼間にしているオナニーは、拓実には絶対に見せられない。
凄く淫らでイヤらしいと思うから。
ベッドの上で全裸になって股を大きく開き、あられもない格好でクリトリスと膣を同時にグチュグチュと愛液の音を立てながら弄り続け、
拓実の巨根を想像しながら膣には指3本、本当はそれでも物足りない。
やっぱりペニスが欲しい……
そしてそんなオナニーをしながら同時にキスを想像して、真弓は何度も唇を舌なめずりしていた。
夕食の準備をするためにオナニーを途中で止める時は、いつも葛藤があった。
あと10分だけ……あと5分だけ……と、なかなか止めらない。
オナニーではセックス程の快感も絶頂も得られないから、やればやる程余計に身体の疼きが増して辛くなってしまう。でもそれが分かっていても止めらなかった。
真弓はいつも夕方に、そんな疼く身体をなんとか抑え込んで服を着てキッチンへ向かっていた。
「真弓さん、顔が赤いですけど、どうかしたんですか?体調が悪いとか……?」
ある日の夕食時には、拓実にそう指摘されて動揺した。
「え?ううん!大丈夫だよ!コンロの前にずっと立ってたから熱くなっちゃったのかな……。」
まさか少し前までオナニーをしまくっていて身体の火照りが冷めないの、なんて言えない。
本当は夕飯なんて後にして今すぐにでも拓実を襲いたい葛藤があったけれど、拓実は食後にも少し勉強をするから、夜まで我慢しなければいけない。
疼く身体で待って、待って、待って……我慢して、我慢して、我慢して……
そしてようやく夜になり、拓実に抱いてもらう。
拓実も一日我慢してきた性欲を解放するから、毎晩濃厚なセックスになった。
待ちに待った、拓実の巨根ペニスが身体の中に入ってくる感覚、キスの味、そして膣奥で中出しされる時のあの何にも代え難い快感、そしてその後の精液の匂い。
1回目は中出しで、2回目はたっぷりと口の中にも出してもらって、喉に流し込む。
真弓は拓実の精液を飲むのも好き。
精液は、濃くて量が多ければ多い程嬉しい。
この味と匂いを感じないと、セックスをしたって気にならない。
五感で感じるセックス。
気持ち良くて堪らない、毎日せずにはいられないセックス。
――ああ……セックスが好き……大好き……セックスの事ばかり考えちゃう……――
拓実とのセックスには毎晩満足していたけれど、やはり翌日になるとすぐにムラムラしてしまう。
本当は四六時中していたい、でも昼間はオナニーで誤魔化すしかない。
いい加減、真弓は自分のあまりの性欲の強さに頭を抱えていた。
拓実はリズムを掴んだようで、夜だけのセックスで安定しているけれど、真弓は今後もこの生活を続けられるか不安だった。
――その内に我慢できずに勉強中の拓実君にセックスを求めてしまいそう……――
――ダメダメ……やっと拓実君が勉強に集中できるようになってきたんだもの……我慢しなきゃ――
そんな風に真弓は自分をなんか抑え込む生活が続いていた。
そしてそんな中、あの出来事が起こった。
それはある日の昼食時の事だった。
食事中に拓実の携帯電話が鳴った。
誰かからメッセージが送られてきたようで、それを読みながら拓実は少し考え込むような表情をしていた。
「拓実君?どうしたの?何かあった?」
「あ、はいちょっと……あの……今メールが来たんですけど……」
「メール?誰から?」
「サッカー部の先輩です……」
「……先輩って、この前の同窓会に来てた人?」
「はい……実はその先輩がここに遊びに来たいって言ってて。」
「え?この家に?」
「はい、この前の同窓会の時に俺が居候してるって言ったら、先輩達遊びに行きたいって盛り上がっちゃって、俺、その時はちゃんと断ったんですけど、あれから何度も先輩からメールが来てて……」
「あ~、先輩の言う事だから断りづらいんだ?」
「そうですね……でも真弓さんも迷惑ですよね?そんな人達がここに来たら。」
「え?私?う~ん……私は別に良いけど……」
真弓はその時、あまり深く考えずに答えてしまっていた。
拓実の高校時代の先輩達がこの家に来る、ただそれだけなら真弓自身は全く問題ないと思っていたのだ。
「え、本当ですか?」
「あ、でも拓実君の方は大丈夫?せっかく最近勉強に集中できるようになってきたのに。」
「俺は一日くらいは大丈夫です。」
「そっか、私も拓実君の勉強に支障がないならOKだよ。」
「良かった、じゃあ真弓さん……いいですか?先輩達に来てもらっちゃっても。」
「うんっ。」
拓実は真弓に感謝して、その先輩にメールを返信していた。
そして週末に、その元サッカー部員の男達がこの家に来ることが突然に決まった。
コメント
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皆さんコメントありがとうございます。
今ちょっと余裕がなくて皆さん全員に返信する事ができないのですが、頂いたコメントは全てありがたく読まさせて頂いております。
余裕が出てきたら返信したいと思っているので、よろしくお願いします。
引き続き感想など書き込んで頂けたら嬉しいです。
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先輩一人でいいのに
達となると、またムキムキ巨根で遊び人の集団か・・・?
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拓実君とのめくるめく二人だけの世界に浸っていたかったので、他の先輩にヤラレちゃうのはちょっと残念です(/ _ ; ) 真弓さん〜(/ _ ; )
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そして…一人じゃないから…
サンドウィッチで期待できるかな
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こんにちは!初めまして(^_^)
いつも楽しく読ませて頂いております。
もし真弓の詳しい設定(年齢や身長、似ている芸能人など)があれば、参考までに教えて頂けませんか?
変な質問ですみません。よろしくお願いします!
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サッカー部の先輩なので…本田先輩かな(^-^)
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サッカー部の先輩ですよね…本田先輩かな(^-^)?
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先輩の名字は富田?
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これは……期待できる……
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週末はすごいことになりそうですねー!
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拓実くん… やっちゃいましたねぇ
寝取られ地獄の蓋を開けてしまうとは。
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先輩と二人きりで迫られて、我慢できなくて流されちゃう描写があるとすごく嬉しい
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誰もが想定の展開とは
違う期待感があります
^/^
楽しみです
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wkwkしますね!どうせならガバガバにしてほしいです!
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その後…多分先輩たちが…