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「真田のやつ、気に食わねぇな、あんなのただの変態男じゃねぇかよ。」
真田の会社での仕事を終えて自宅に帰って来た安本は、そう悪態をついていた。
志乃が帰った後の撮影で、安本は真田の本性を見た。
あの小さなスタジオのベッドの上で行われたのは、男性2人と女性モデル1人の3Pセックスだった。
しかもその男の内の1人は真田だ。
最初は下着姿の男性モデルと女性モデルが絡み、その後、女性モデルが真田を求めだし、真田が参加し始めた。
正確に言うと、最初にいた男性モデルは前戯までで、挿入は真田だけだった。
そのベッドの上で、男性モデルはまるで真田の召使のようで、女性モデルはまるで真田の奴隷のようだった。
真田はベッドの上で王様のようにふるまい、欲望のままに女性モデルの身体を使っていた。
真田のセックスは非常にサディスティックで、女性モデルは色んな体位で激しく責められていた。
女性モデルはカメラのレンズの中で何度も真田に絶頂させられ、汗だくになりながら腰を振っていた。
安本は真田の事が以前から気に食わなかった。
真田は初対面から人生の勝者のような顔を安本に見せてきた。
高身長で顔も整っていて、金も腐るほど持っている。
元々金持ちの家系のようだが、真田が趣味のような感覚でやっているモデルの会社も経営的には上手くいっているようで、それも気に食わない。
真田が若い時からこの会社内で女性モデルを喰いまくってきたのが容易に想像できる。
まさに生まれながらに勝ち組の男だ。
社会の底辺を彷徨い続けてきた安本の人生とは対照的だ。
貴子の官能小説の中だけの話なら何とも思わないが、真田のような男が現実に目の前にいるのは、同じ男としては不快なものだ。
だが今日、目の前で見せつけられた真田のセックスに、安本は圧倒されてしまった。
真田のサディスティックなセックスは、今まで見てきたどんなAV(アダルトビデオ)よりもエロかった。
AVに出てくる女優などは、大抵わざとらしく喘いでいるだけで、演技だと分かった時点で興醒めしてしまうが、
今日のあの女性モデルは真田とのセックスに本気で感じていた。
それは呼吸の仕方や紅潮した肌や汗のかき方を見れば分かる。
あそこまでセックスに感じている女性を、安本は見た事がなかった。
そして何よりも同じ男として圧倒させられたのは、真田の肉体だった。
余計な脂肪が全く無い鍛え抜かれた身体、そしてその股間にある極太極長な巨根ペニス。
20センチ級の長さに女の手首ほどある太さ、キノコのように傘が開いた亀頭、その全てが真田のオスとしての強さを証明するかのような威容を誇っていた。
力強く真上に反り返ったその巨根ペニスを見た瞬間、安本は思わず
「なんだあれ……すげぇな……」
と呟いてしまった。
女性モデルは真田のペニスをうっとりと心酔した目で見つめていて、その表情を見た瞬間、
ああこの女はすでに真田の物になっているのだなと、安本は察した。
そして女性モデルのヴァギナに真田の20センチ級のペニスが根本まで全て埋め込まれてしまった瞬間には、さらに驚いた。
あんな長くて太いモノが全て入ってしまうのかと、信じられなかった。
そこからは安本も真田が繰り広げる性技に見入り、夢中でカメラのシャッターを切り続けた。
あれだけ巨大なペニスを挿入されながらも、女性は痛がっているような様子は全くなく、逆に我を失うほど快感を感じていた。
巨根ペニスが抜き差しされる度に女性のヴァギナから溢れ出る大量の愛液がそれを物語っていた。
「あ〜あ、クソがっ……!」
安本は自室のソファに寝転びながらまた悪態をついた。
真田の人間性は心底気に食わないが、今日のあの女性モデルが真田に何度も絶頂させられる姿を思い出すだけで股間が硬くなってしまう。
こんな興奮はいつぶりだろうか。
子供の頃に人生で初めてエロ本を読んだ時以来だろうか。
まさに未知のエロスに触れたかのような気分だった。
本当にあの真田という男は、官能小説の世界からそのまま出てきたかのような男だった。
「ふぅ……」
たばこに火を付け、煙を吐く安本。
安本の頭に次に浮かんだのは、志乃の事だった。
今日また志乃と対面して、その可愛さと素直さに、胸が熱くなるのを感じた。
まるで学生時代に初恋をした時のような気持ちに、自分自身でも戸惑った。
志乃は可愛い。
自分と同じように貴子の官能小説の読者で、初々しいエロに目覚め始めたばかりの純粋な女の子だ。
興味本位で志乃の事を追い始めた安本だったが、今や誰よりもその魅力に魅了されてしまっていたのが安本だった。
もちろん、志乃と恋愛をしたいなんて思ってはいない。
志乃は高校を卒業したばかりの若々しい女子大生で、安本はもう30過ぎでギャンブルに明け暮れているような落ちぶれた男だ、そんな事はありえないし、期待もしていない。
しかしそれでも胸の内にあるモヤモヤとした気持ちは打ち消す事はできない。
「クソ……どうなっちまってんだ俺は、頭がおかしくなっちまったのか……」
そして志乃が真田に視線を送っている姿を思い出す。
志乃は真田に恋をしているのか、憧れを抱いているのか、明らかにそういう目で真田を見ている事は安本にも分かった。
志乃はあの官能小説に出てくる真田と、現実の真田を重ね合わせているに違いない。
ここまでまんまとモデルのバイトを引き受けてしまった志乃は、
このまま真田にカメラの前で脱がされてしまうのだろうか。
そしてあの女性モデルのように真田に身体を許し、股を開いてしまうのだろうか。
純粋で素直であの可愛げな志乃は、真田のような男に処女を捧げてしまうのだろうか。
「クソが……」
安本はそんな場面を想像するだけで胸糞が悪くなった。
コメント
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更新ありがとうございます
頻度高くて嬉しいです
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最高です!
更新楽しみにまってます
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まさか、今回の寝取られた(?)男役は…はぁ?
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連日の更新ありがとうございます。