その道中、岡本が砂上に話しかける。
「ムスブちゃんって真面目っていうか、超純粋って感じっスね。」
「そうですね、彼女は本当に仕事熱心で、研究に関しても好奇心旺盛なんですよ。」
「コンドームに熱心とか、やっぱエロいっスね!しかも超可愛い彼女さんじゃないっスか、羨ましいっス!」
「それはまぁ……あはは。」
笑って誤魔化す砂上。
彼女のことを可愛いと言われるのは嬉しいが、エロいと言われるのは複雑だ。
ドラッグストアに到着すると、4人はコンドームが置かれてるコーナーに向かった。
「あ、ありました!これが私たちの会社が売っている遅漏用コンドームです。」
そう言ってコンドームの箱を手に取り、リナと岡本に渡す結。
「へぇ〜これなんですね。」
「はい、こちらのバキューム密着タイプは、男性器側に粘度85倍のゼリーが塗布されていて、ペニスとコンドームがピッタリと密着するようになっているんです。
だから刺激がダイレクトに伝わりやすくなっているんです。」
「へぇ〜凄い!」
「それからもう一つのこちらが、6段グリップ形状になっているコンドームです。
細めに作ってあるので、手に握られているかのようなギュッとした圧迫感があるのが特徴です。」
「これも良いやん!ていうかムスブちゃん詳し過ぎ!さすがプロっスね!」
「いえ、そんな。」
褒められた結は恥ずかしそうに顔を赤くして照れていた。
「うわ〜なんか、こんなコンドーム買ったら早く試したくなるわ〜」
岡本はそんな事を言いながら、陳列されていた他のコンドームも手に取った。
「なぁムスブちゃん、これも遅漏用のコンドーム?」
「はい、そうですね、それは他社さんのですけど。」
「へぇ〜じゃあこれも買って試した方が良いっスか?比較とかします?」
「えっ!?いいんですか!?比較して感想を教えていただけると凄くありがたいです!他社さんとの比較レビューは本当に少なくて貴重なので。」
「もちろん良いっスよ!俺コンドームはいくつあっても足りないくらいなんで!」
「そ、そうなんですね……ありがとうございます!」
そんなやり取りをした後、岡本は他にもいくつものコンドームの箱をカゴに入れて買っていた。
そして沢山のコンドームを買い終えた後、またリナがある提案を結と砂上にしてきた。
「なんだかまだ飲み足りなくないですか〜?近藤さん、砂上さん、良かったらこの後隼人の家で飲みませんか?」
「え……岡本さんのお家ですか……でもご迷惑になっちゃいませんか?」
「俺は大丈夫っスよ!むしろまだ飲みたいので来てくれると嬉しいっス!」
そう言われてまた顔を見合わせる結と砂上。
〝どうする?〟と。
まだ時間は早いが、結も砂上もそんなに酒に強い訳じゃない。
「行きましょうよ〜!」
迷っていた結と砂上の背中を押すようにリナがそう言ってきた。
コンドームのモニターにもなってくれるという親切な二人の誘いを、断るのも申し訳ない気がする。
「じゃ、じゃあ少しだけお邪魔しちゃってもいいですか?」
砂上がそう返事をすると、リナと岡本は喜んだ。
「やった!じゃあタクシー呼びますね!」
そうしてそこからタクシーに乗り、4人は岡本のマンションへ向かった。
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