家庭教師 小森千佳(39)

早瀬を流れるように過ぎていく日々。

千佳の人生で、これ程毎日が早く過ぎていくと感じる時期はなかったのではないだろうか。

あれから康介と千佳は、会う度に身体を重ねていた。

家庭教師の日はもちろん、そうではない休日にも康介から電話で誘われれば、千佳は必ずあの部屋に行った。

数回だけだがラブホテルに2人で泊まった事もあるし、2人共休みの日は1日中ベッドの中でダラダラと過ごす事もよくあった。

裸で寄り添って、康介の腕の中にいる時の、あの安心感。

口の中いっぱいに大きくなった康介のモノを咥えた時の、あの非征服感。

千佳は一生懸命奉仕した。

頬を凹ませ、吸い付くようにジュパジュパと音を立てながら頭を上下に動かす。

そしてそのまま口の中に射精してもらい、康介の精液を飲むのが千佳は好きだった。

最初はやはり少し抵抗があったが、康介から頼まれたから千佳はそれを受け入れたのだ。

勢い良く出てくる康介のザーメンが、舌に当たって口内に溜まっていき、射精が終わると、生温かくてドロドロとしたそれを、少し味わってからゴク……ゴク……と喉に流し込む。

美味しいという表現はできないが、康介の身体の一部と言ってもいい精液を自分の体内に取り入れる事で、康介と一体になれたような気がした。

他にも康介のアナルを舌で舐めたり、足の指を舐めたり、ノーパンで来てと言われてその通りにした事もあった。

千佳は生まれて初めてSEXの快感を康介に教わった。だから千佳も康介にも気持ち良くなってもらいたかったのだ。

康介の言う事はなんでも聞いてあげたかった。

夢中だった。康介に。

時があっという間に過ぎてしまうのも、きっとそのせい。

千佳 
「康介君って部活やってないんだよね?」

その日2度のSEXを終えたベッドの中。

千佳は康介の横で、何気なくそう質問した。

康介 
「え?あぁ、特にどこに所属ってのはないけどね。でも偶に行ってるよ、バスケ部とかサッカー部に、試合にも助っ人とかで出る時もあるし。」

千佳 
「じゃあやっぱり康介君って運動神経良いんだぁ。」

康介 
「別にそんな事もないけどね、そんな風に見えた?」

千佳 
「うん、運動得意そうだもん。それにこことか……凄いし。」

そう言って千佳は康介の割れた腹筋をそっと手で撫でる。

康介 
「ん?あぁ、トレーニングはしてるからね。やっぱ男は多少筋肉ないとね、女の子持ち上げれるくらいじゃないと。ほら、この前千佳先生と駅弁やった時みたいにさ。」

千佳 
「駅弁?」

康介 
「繋がったまま持ち上げるやつだよ。千佳先生〝奥まで入って気持ちいい〟って言ってたやつ。」

千佳 
「あ、あれ……もうヤダよ、恥ずかしいし。」

康介 
「嫌だったの?その割に結構イキまくってたような気がするけど。」

イキまくるのは毎度の事。

康介とのSEXで、千佳は毎回何度も絶頂に達する。

しかも最近はさらに身体が感じやすくなったような気がしていた。

数十回も康介と身体を重ねる内に、千佳の身体も変化してきたという事だろう。

そう、千佳の身体はもうすでに康介の色に完全に染まっているのだ。

康介 
「ていうかさ、千佳先生って筋肉フェチでしょ?」

千佳 
「そう……かなぁ……。」

康介 
「だって最近やたらと俺の腹筋とか触ってくるし。」

千佳 
「うん……なんか凄いなぁって。」

康介 
「じゃあやっぱり筋肉フェチだ。」

千佳 
「そう……かも……。」

康介に言われてそう気付く。

自分はきっと、痩せ型の男性よりも、ガッチリとした体形の男性が好みなんだと。

以前付き合った男性はそういうタイプではなかったから、今更だけど、そう言われて自分の好みに気付いた。

千佳 
「腕とかも凄いよね、本当にスポーツマンって感じだもん。」

康介 
「これくらい普通だよ。俺の高校の友達なんてみんな部活で鍛えてるから体格良いしね。」

千佳 
「そうなんだぁ。」

康介 
「千佳先生好みのマッチョな男達が沢山いるよ。」

千佳 
「こ、好みって……」

康介 
「だって男の筋肉見るとドキドキしちゃうんだろ?千佳先生は。」

千佳 
「そんな事……そんなに見た事もないし……」

康介 
「じゃあ見てみる?いろんな男の筋肉。」

話が意外な方向に飛んでいき、少し驚く千佳。

そしてそれとは対称的に康介はニヤニヤと笑みを浮かべて楽しそう。何かを思いついたらしい。

千佳 
「え……見てみるってどういう……事?」

康介 
「まぁ見てみるっていうか……千佳先生さ、複数プレイとか興味ない?」



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