「ねぇ見て志乃、綺麗な人だね。」
店で待っていた女性モデルを見て、志乃と沙耶はその女性のあまりの美しさに見惚れてしまっていた。
他に二人居た男性モデルの容姿も整っていたが、その女性が放つオーラは他にはない独特のものがあった。
年齢は20代後半か30代前半くらいか。
美しいだけでなく、大人の落ち着きと気品がある雰囲気が漂っていた。
真田は先に男性モデル二人を紹介した後、その女性の事も紹介してくれた。
「志乃さん沙耶さん、貴子を紹介するよ。貴子は以前うちでモデルをやっていてね、今は結婚して専業主婦だが、今でも時々モデルの仕事と会社の経営を手伝ってもらっているんだ。」
志乃と沙耶が緊張気味に頭を下げると、貴子はクスっと笑って話しかけてきた。
「志乃ちゃん沙耶ちゃん、まだ18歳なのよね?二人とも可愛いわ。」
貴子に褒められて顔を赤くする志乃と沙耶。
「お綺麗ですね、私ビックリしちゃいました。今まで見た人の中で一番かも……」
「あら、沙耶ちゃんありがとう。どうぞ座って。」
最初は貴子を前に緊張していた志乃と沙耶だったが、会話をしてみると貴子はとても話しやすくて、すぐに二人は貴子の事が大好きになった。
「志乃ちゃんはさすが真田さんが見つけてきた子ね、ダイヤの原石のようだわ。
でも私沙耶ちゃんの事も気に入っちゃった。沙耶ちゃんもどう?モデルの仕事してみない?」
「え〜私なんて、志乃みたいにスタイル良くないし。」
「そんな事ないと思うわよ。それに安心して、真田さんの手にかかればとっても綺麗に成長できるわよ。」
「そうなんですか?じゃあ志乃に話を聞いて楽しそうだったら考えま〜す。
でも真田さんってそんなに凄い人なんですね?」
「うん、真田さんはね、女性の魅力を引き出す天才よ。
表面的じゃないの、奥の方から引き出してくれるの。
真田さんの手にかかったら、みんな心も身体も本当に綺麗になるわ。」
「へ〜そうなんですね、志乃良かったね!志乃なら凄い美人になれるだろうし。」
「そ、そんな事……」
「そうね、志乃ちゃんはとっても綺麗になれると思うわ。
きっと撮影に来る度に成長を実感できると思うし、自分でもびっくりするくらい綺麗になれるわよ。そしてそれをプロのカメラマンに撮ってもらうの。」
「でも私……やっぱり恥ずかしいです。」
「そうね、最初は恥ずかしいわよね、でもその恥ずかしさも抑え込まなくても良いの、恥ずかしいって気持ちも女性を綺麗見せるために必要な物だから。
志乃ちゃんは自然体でいれば良いのよ、あとは真田さんに任せれば志乃ちゃんの心と身体の奥にある魅力をたっぷり引き出してもらえるわ。」
「奥にある魅力……」
「そう、私も大学生の頃に真田さんに出会ってね、大袈裟に聞こえるかもしれないけど、人生が変わったの。
それまでは自分に自信が持てなかったんだけど、女性としても人としても自信が持てるようになったわ。」
貴子の声と言葉には不思議な引力があって、志乃と沙耶は貴子の目を見て聞き入っていた。
そして貴子はこう続けた。
「真田さんはね、社長をしてるけど、プロデューサーでもあり、モデルでもあるのよ。」
「モデルもされてるんですね〜、真田さんイケメンですもんね!私と志乃も真田さんを初めて見た時はテンション上がりましたもん。」
沙耶がそう言うと、真田も貴子も他の男達も笑っていた。
「真田さんとの撮影は特別よ、とっても楽しいし、刺激的なの。
女の子は皆真田さんの虜になっちゃうわ。」
「おいおい貴子、あんまりハードルを上げるなよ。」
真田は苦笑しながらそう言った。
「え〜じゃあ志乃も真田さんの虜になっちゃいそうですか?」
「うん、きっとそうなるわね。志乃ちゃんは伸び代が沢山あるもの、きっと素敵な女性にしてもらえるわ。」
「良かったね〜志乃。
この子こんなに可愛いのにまだ彼氏もできた事ないんですよ、私が言うのもなんだけど、ちょっと子供っぽいところもあるし。」
「さ、沙耶ちゃん……」
「うふふ、そうなのね、それだったらきっと、ここでの仕事はさらに素敵な体験になると思うわ。」
志乃は
「頑張ります」
とだけ言ったが、
貴子は
「頑張らなくてもいいの、ただ楽しめばいいだけよ」
と優しく言ってくれた。
「それに志乃ちゃんの撮影には私も付き添うから、何も心配しなくていいわ。私に何でも聞いてくれればいいのよ。」
「ホントですか!貴子さんが一緒に居てくれるなら心強いです。」
「うふふ、よろしくね、志乃ちゃん。」
そして食事も終わり、来週から志乃のモデルとしてのアルバイトが始まる事になった。
沙耶はイケメン男性モデル二人と連絡先を交換してもらい、上機嫌だった。
真田は駅まで二人を送ってくれて、最後はあのいつもの穏やかな笑顔で手を振ってくれた。
——真田さん……やっぱり素敵だなぁ——
来週からのモデルのアルバイトにはもちろんまだ不安はあるが、スタジオ見学を終えた今は寧ろ楽しみな気持ちの方が大きくなっている。
——真田さんも貴子さんも優しいし、何とかやっていけるかも——
自分のアパートに帰ってきた志乃はそんな事を思いながら洋服を脱いでいた。
しかしふと、志乃は思い出す。
——真田さんと……貴子さん……たかこ……さん……?——
あの官能小説サイトの作者も〝TAKAKO〟という名前だったはず。
——真田さんも貴子さんも……凄い偶然……でもまさか……ね——
コメント
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仕掛けてる側からしたら、この落ちるまでの時期がたまんないですよねー
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更新ありがとうございました~
心も「身体」も本当に綺麗になる(意味深
おっぱいの再進化(?)もあるかなW
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志乃ちゃんは墜ちてほしくないような、、堕ちていく志乃ちゃんを見たいような。複雑な気持ちです。
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久しぶりに訪問したら、大好きなタイトルの更新ありがとうございますm(_ _)m
今後の展開楽しみです。
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コメントありがとうございます。
そうですね、落ちるまでが一番エロいのでじっくり描ければと思います。
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コメントありがとうございます。
まだまだ成長期ですからね。
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コメントありがとうございます。
その複雑な気持ちも興奮に変えられるように頑張ります!
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コメントありがとうございます。
再訪問ありがとうございます。楽しんでいただけるように頑張りますね!