家庭教師 小森千佳(53)

刺さるような視線。

男性だけではない、女性からもそれは感じる。

忙しく人が歩く駅だから案外気付かない人が多いが、よく観れば分かってしまう。この可愛らしい女子大生のいかに恥ずかしい格好をしているか。

自分の事を上から下までジロジロと見てくる数人の視線を感じながら、千佳は電車の中でも顔を真っ赤にしてただただ俯くばかりだった。

営業マンっぽい中年の男性は脂ぎった顔でこちらを見ながら何を考えているのだろう。

子供連れの主婦は、まるで軽蔑するような目でこちらを見ているし、大学生くらいに見える男達3人組みもこちらを見ながらクスクスと笑って何かを話してる。


「おいあれ見ろよ、ああいうのを痴女って言うんじゃないか。」


「可愛い顔して変態かよ、すげぇな。」


「やだ……何考えてるのかしらあの子、あれじゃ男に襲ってくださいって言ってるようなものよ。しかも子供もいるこんな昼間に。」

そんな心の声が、こちらまで聞こえてきそうだった。

変態と呼ばれても否定できない格好。

スカートの中はスースーと外気が通るし、カーディガンを着ているとはいえ、ブラジャーをしてない胸もなんだか心細い。

まるで人混みの中で全裸になっているような気分。

穴があったら入って隠れたい。

しかしそんな今までの千佳の人生では考えられない様な痴態を晒す状況の中で、千佳の身体はなぜか火照るばかりであった。

やはり千佳は羞恥心を刺激されると性的興奮を感じてしまう体質の持ち主らしい。

少しだけ想像してしまう。

今は割かし空いているが、もしここが満員電車で、あの営業マン風の男性と密着するような状況だったら、もしかして痴漢をされてしまうかもしれない。

もし沢山の人の前でこのワンピースのスカートを捲られたら、その恥ずかしさだけで絶頂に達してしまいそう。

千佳 
「……ハア……」

座席に座りながら千佳は感じていた。

ドク……ドク……ドク……と、熱いものが自分の下腹部に集まっていくのを。

アソコが濡れている。

触らなくたって分かった。

アパートを出る時にしっかり拭いたけれど、いろんな人の視線を感じてからまた濡れ始めてる。

ジュクジュクとした感覚が続いているから、もしかして今はもうスカートまで濡らしてしまっているかもしれない。

細く白い脚を女の子らしくピッタリと閉じて座っている千佳だが、腿と腿を思わず擦り合わせたくなる衝動と闘っていた。

本当は触りたい。スカートの中に手をいれて。
ここが電車の中ではなくて自分の部屋だったら、間違いなく自慰行為を始めているだろう。

でも決してそんな事はできない。そういう状況が千佳を苦しめていた。

スカートの裾を両手でグッと握りながら、熱の篭った息を吐く。

自分がそうしたくなくとも、発情した女の身体からは男を誘うフェロモンが出てしまう。

こちらに視線を送ってくる男達全員に襲われたら、どうなってしまうのだろう。

現実にそんな事が起きたら嫌だけれど、イヤらしい妄想が頭から離れなかった。

電車を降りると、千佳は早歩きで富田家へと向かった。

スカートが捲れてしまう可能性があるから、走る事はできない。

でもできるだけ早く康介の所へ行きたかった。

いつものあの部屋で、すぐにこの服を脱いで康介の前で裸になりたい。

そして激しく抱かれたい。

アソコが疼いて仕方なかった。

もう千佳の中の気持ちははっきりしていた。

……欲しい……康介君が欲しい……アソコに……康介君の固くて大きいアレを入れてもらいたい……

山田 
「どうぞ……」

富田家に着き、いつものように家政婦の山田に門を開けてもらう。

家政婦は千佳の破廉恥な服装に気付いていたようだったが、関心が無いのかそれを見ても表情を一切変えなかった。

千佳は家政婦に頭を下げると、すぐにあの離れの部屋へと向った。

……康介君……康介君……早く会いたい……

頭の中が康介の名前で埋まっていき、会いたい会いたいと気持ちが焦る。

会った瞬間に抱きつきたい、キスをしたい。

そして離れの建物の前に着いた千佳は、少し震える手でインターフォンのボタンを押した。

千佳 
「ハァ……ゴク……」

いつもの中から聞こえてくる康介の声を想像して目を閉じる千佳。

今だったら康介の声だけで感じてしまいそう。

しかし、離れの建物の中から聞えてきた声は、千佳が想像していたもの、期待していたものとは違うものだった。

コメント

  1. メンメン より:

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    かっちいさん、いつもこのブログのために貴重なアドバイスをありがとうございます。

    他の方のコメントにも書いたのですが、別のサイトを作るのは色々の理由があります。

    正直に話すと僕はFC2ブログでトップを取りたいと思っていますし、ネット中の官能小説サイトでトップになりたいと思っています。(難しいとは思いますが(笑))

    そのためにはもちろん、かっちいさんが仰ってくれているような方法もあるかと思うのですが、今後の事を見据えると、やっぱりサイトのカラーは明確にしておいた方が良いと感じています。

    明確なカラーと言うのは、男性向けか女性向けかという事です。

    男性も女性も人それぞれ色んな性癖や趣味があるとは思うのですが、やはり官能小説は大きく分けると男性向けと女性向けに分かれる気がします。
    そしてそこだけは共有するのは難しいのかな、というのが僕がこの1年くらいで感じてきた事です。

    それに僕自身、男性向けと女性向けに分かれた方が書きやすいというのもあります。

    官能小説ですから僕が興奮できないような物を書くのは難しいですし、基本的には今後も僕の趣向で物語は書いていきます。

    ですから読者の方のご要望(こういうのが読みたいです、みたいな感じの)を全て取り入れるのは難しいのですが、僕としてはそれにできる限り応えたいという想いがあります。

    サイトを分けるのは、それらのご要望になるべく柔軟に応える事ができるようにするためでもあります。

    あと、男性向けか女性向けかを曖昧に考えていた事が今までの〝ブレ〟の原因だとも思いますし。

    つまり簡単にまとめますと、作品の質を高めるための手段として、男性向けと女性向けに分ける必要があるというのが僕の考えです。

    今後の事を具体的に言うと、来年からは『メンメンの官能小説』はより男性向けのサイトになり、今作っている新ブログが女性向けのサイトになります。

    ただ、かっちいさんのご指摘通り2011年は更新が遅れる事が多かった、という事も考慮しないといけませんね。サイトが2つになればどちらも更新が中途半端になってしまうという危険性があります。

    更新に追われながらでは、心に余裕が持てず、満足いく作品が書けないかもしれないという危険性もありますね。

    そう考えると、本当はかっちいさんの言うとおり、ゆっくりじっくりと着実にステップアップしていくのが一番良いのかもしれません。
    というか、かっちいさんには見抜かれている感じがありますね。
    本当に正直な気持ちを言うと、確かに僕は少し焦り急いでいるのかもしれません。かもしれないというか急いでいますね、実際。

    その理由はまた色々とあるのですが……人生は急がないといけない時期もあるのかな、とも今は感じていて、だから今回はそれに挑戦したいのです。

    ある意味、(もしかして一気に読者が離れてしまうかもしれない)賭けかもしれませんが、努力次第で運命を変える事ができる賭けなのかなとも思ってます。

    まぁ官能小説ですからそんなに大それた事ではないのかもしれませんが。

    かっちいさん、いつも本当にありがとうございます。かっちいさんはいつも優しくアドバイスしてくれるので凄く嬉しいですし、感謝しています。

    今回も、かっちいさんのご意見は正論だと思いますし大切な事だと思います。それに本当にこのブログと僕の事を考えて頂いているのだと感じています。

    ただ、僕は自分に甘くて、少し追い込むくらいにしないと何も行動に移せない男です。
    それが逆効果になる可能性はありますが、僕の2011年はのんびりし過ぎていたと猛反省しているので、2012年は少し急ぎたい。というかもっと頑張って目標を達成したい。
    だから今回はこういう選択をしてみたいと思います。

  2. かっちい より:

    SECRET: 1
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
     他の人がどのように思うかはわかりませんが、新しい場所を作るのはどうなんでしょうか…

     わかりやすく例えると…

     自宅マンションに本妻がいて、これまで批判を浴びながらも地道に頑張っていた。やがて、批判と共に前向きな意見も聞くようなり少し前向きな気持ちが出てきた。そこで、いろいろ計画を練る中で、『愛人を他のマンションに住まわせよう!』と考えるようになった。
     非常に失礼な例えで申し訳ないのですが、多分今の状況を的確に言い表していると思うのです。

     『このFC2ブログでトップをとる!』と宣言してもらう方がすっきりするのですけど…。

     おそらく『本妻からの不満が強くなってきた時期と重なるように、あろうことか愛人からの不満も強くなった。』ということで追い込まれていくような気がするのです。

     読者の好みはいろいろで、そのすべてを受け止めることは難しい課題です。現状では作品のについての期待が大きいため、読者からの意見によってメンメンさんが苦しんでいると思うのです。まずは、現在執筆中の作品を終えると共に次回作の質を高めその作品の評価を高めてから次の一歩を歩みだしていくということが、順序として正しいのではないでしょうか?

     メンメンさんが『コメントへの返事』の中で自分の意見を表明したことにより、現在執筆中の作品は一歩引いた気持ちで読まれることは覚悟しなくてはなりません。また、度々執筆の遅れを詫びるコメントが掲載されていたということを踏まえる必要があると思っています。

     後々メンメンさんの苦しむ姿を知りたくはないので、『作品の質を高めることに執着するべきである』というのが僕の結論であります。無理は絶対に禁物なのであります。

     作品の分類はいろいろあります。近親相姦、レイプ・凌辱、不倫、初体験、レズ、ホモ、友人、風俗、恋愛、昏睡(酒・薬物)、時間ストップ、透明人間、学校、会社、緊縛…えーと、えーと、その他いろいろ。まだまだ腕を磨ける分野は無限大にありますよ。着実にステップアップする方がいいと思うのですが…。

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