【寝取られ】喰われる彼女 亜紀(14)

俺は布団に潜ったまま1時間半くらいだろうか、いつの間にか眠っていて、起きた頃にはコテージから亜紀や牧原達は居なくなっていた。

さっき言っていた通り、バナナボートに乗りに行ったんだろうな……。

はぁ……。

熱が出ていたせいか、汗がびっしょりだ。でもその分少し楽になったような気がする。

俺はベッドから起き上がり、窓の外に目を向けた。

まだ昼を少し過ぎた頃で、太陽は高く登っている。

青い海と白い砂浜が眩しい。

あの中で亜紀は牧原達と楽しく過ごしているのだろうか……。

きっとそうだろうな。亜紀はあの3人と意気投合しているようだったし。

でも、気になる……。

ちょっと様子を見に行ってみようかな。少しだけだ。少しだけ亜紀の顔を見たらまた戻って来てこのベッドで安静にしていればいいさ。

俺は飲み物で水分補給だけして、サンダルを履いて外へ出た。

やっぱり、まだ少し頭がクラクラする。

亜紀達はどこまで行ったんだろう。

少しの距離を歩いて砂浜近くに出て来た俺は、木陰に座って亜紀達を探した。

午前よりは少し人が増えているけれど、そこまで混雑はしていない。

亜紀達は海に出てるのかな。

……あっ……いた……!

俺からそれ程遠くない、表情まではっきり見える位置にビキニ姿の亜紀が歩いてきた。

もちろん牧原達も一緒だ。

4人共楽しそうに会話をしながら笑顔を見せていた。そこからは声も少し聞こえる。

バナナボートはもう乗り終わったのだろう。坂本がビーチボールを持っていて、今度はそれで遊ぶつもりのようだ。

そして4人は牧原と亜紀、篠田と坂本の2対2になって、そのボールでビーチバレーのような遊びを始めた。

亜紀と牧原は相手の2人がミスをしてボールを落とすと、大喜びで仲良さげにハイタッチしていた。

亜紀の笑顔が眩しい。


「もぉ篠田さんずるーい!」


「篠田と坂本はもう少し手加減しろよな。こっちは女の子いるんだぞ?」


「ハハッ!手加減なんてしたら面白くないでしょ、こういう勝負は。」


「ったく……よし亜紀ちゃん、作戦会議しよう。」


「私絶対負けたくないです!パンケーキ食べたいし。」


「ハハッ、亜紀ちゃんは食べ物の事になると目が変わるねぇ。」

きっと負けた方がパンケーキ奢るって話にでもなっているんだろうな。

……亜紀……楽しそうだな……

牧原達に対する嫉妬と、亜紀が遠い存在になってしまったような寂しさを感じながら、俺はしばらくその様子を眺めていた。

俺は蚊帳の外だな。まぁそれも俺が全部悪いだけか……。


「……。」

ビーチバレーをする4人を見ていて気付いた事があった。

それは牧原、篠田、坂本3人の亜紀を見る目だ。

俺のいる所からは少し離れているからはっきりとは分からないけれど、3人はあからさまに亜紀の身体に視線を送っているように見えた。

さっきまで海の中にいたからだろう、亜紀の水着は濡れていて肌に張り付いている。

それが歩いたり走ったりする度にお尻の割れ目に少し食い込んでしまうようで、それを何度も水着と肌の間に指を入れて直す亜紀。

きっと食い込んだ状態を近くで見ている牧原達には、亜紀の尻の形がはっきりと分かってしまっているだろう。

下半身だけじゃない、牧原達の目は当然動く度に揺れる亜紀の豊満なバストにも向けられていた。

俺が選んだ少し小さ目のビキニ、その生地からハミ出た横乳と綺麗な谷間が柔らかそうにポヨンポヨンと揺れている。

こんな事になるなら、あんな水着を亜紀に勧めるんじゃなかった。

普段の亜紀は、人の前で肌を露出するようなタイプじゃないんだ。

この南の島で、俺だけがあの水着を着た亜紀を見るつもりだったのに。

牧原達は亜紀が背中を向けてボールを取りに行っている時に手を動かして
「オッパイすげぇ揺れてるな」
「結構良いケツしてるよな?」

みたいなジェスチャーをして笑っていた。

3人は亜紀が気付かない所でそういう下品な事ばかりをしていたのだが、さすがに亜紀もその内にそれに気付いて

「もぉ!ちょっとやだぁ何してるんですか!?」
「どこ見てるんですかぁもぉ……。」


みたいな反応を見せていたのだけれど、言葉とは裏腹にそれがあまり嫌そうじゃない。

これはこの島に来てからずっとそうなのだが、亜紀は牧原達の前で一応恥ずかしがる素振りは見せるんだけど、なぜかそれ以上に嬉しそうにしているんだ。

そして亜紀は、3人にそういう目で見られている事に気付いているにも関わらず、上からTシャツを着る訳でもなく、揺れる胸や水着が食い込むお尻を少し気にする程度で、そのまま遊び続けていた。

やっぱり亜紀のような女の子でも海に来ると、気持ちが開放的になるのだろうか。

ここまであからさまにエロい目線で見られているのだから、純粋に水着やスタイルを褒められて喜んでいるのとは何か違うような気がしてきた。

今まで知らなかった亜紀の一面を見ているような気分。

そして俺は、なんだかそんな光景を見るのが段々と辛くなってきて、独りコテージに戻った。

コメント

  1. サトシ より:

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    亜紀w

    リアル過ぎて魅入っちゃうわ…

    直樹の挫折、敗北感が半端ない…この上寝取られるとか…

    っていうかメンメンsノリノリですね♪

  2. メンメン より:

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    コメントありがとうございます。

    寝取られはずっと書きたいと思っていたので結構調子良いです。

    でも寝取られで興奮してくれる人がどれだけいるか……。

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