「砂上さん!気にすんなよ!セックスで大事なのは愛っスよ!愛!」
岡本がガハハと大きく笑いながら砂上の肩を掴んで励ます。
結も岡本の言葉を聞いて〝ウンウン〟と大きく頷いた。
しかしそんな岡本に呆れたようにリナがこう言った。
「なにが〝大事なのは愛っスよ〟よ!いつも性欲丸出しのセックスしかしないくせに〜」
「そんな事ないだろ〜俺のセックスはいつも愛情たっぷりだろうが〜」
「どうだかね〜隼人の性欲は猿並みだから。」
「それは否定しない!俺はセックス大好きだからな!」
そう言ってまた大きく笑う岡本。
岡本の言う事は少し下品にも思えたが、〝セックスが大好き〟とハッキリと言えるのはなんだか羨ましいと結は思った。
本当は自分も砂上さんに言いたい。
もっと砂上さんと関係を深めたい。
もっと深く、もっと熱く……。
——そのためには厚物コンドームの研究をもっと頑張らないと!——
そんな事を思いながら結が横を見ると、隣に座っていた砂上はソファの背もたれにグッタリと倒れて目を閉じていた。
顔を近づけると寝息も立ててる。
「砂上さん……寝ちゃってる。」
結構お酒を飲んでいたから、眠気に襲われたのだろう。
「あれ、砂上さん寝ました?」
「はい、ごめんなさい、今から起こしますね。」
結は岡本にそう答えると、砂上の肩に触れようとした。
すると岡本はそれを止めた。
「ムスブちゃん起こさなくていいよ〜、そのまま寝かせておけば。週末だし砂上さんも疲れてるっしょ、起きるまでほっといてあげましょう。なんならこのまま二人とも泊まっていってもいいし。」
「え……それはさすがにご迷惑になっちゃいます。」
「全然!遠慮しないでいいっスよ!明日起きたらタクシーで帰ればいいし。」
「……でも……」
いきなり泊まっていけばいいと言われても、砂上に相談せずに勝手には決められない。
すると今度はリナがこう声を掛けてきた。
「じゃあ砂上さんが起きるまで3人で飲みましょうよ!」
「だな!ムスブちゃんまだ飲めるっしょ?」
「……う〜ん……」
結もすでに結構飲んでいたから、これ以上はあまり飲めない。
でも、リナと岡本がせっかく誘ってくれてるのに断るのも申し訳ない。
——……少しだけなら、まだ飲めるかも……——
そう考え、結は二人にこう返事をした。
「じゃあ砂上さんが起きるまで、少しだけ……」
それを聞いてリナと岡本は喜んだ。
「やった!じゃあ3人で楽しく飲みましょ〜!」
「じゃあ俺新しい酒持ってくるわ!結さんは何にする?またフルーツ系でいいっスか?」
「あ、はい、ありがとうございます。」
それからどれくらい3人で飲んだだろうか。
リナと岡本が陽気に面白いことばかり言うのを見て、結はクスクスと笑いながらお酒を口にしていた。
〝少しだけ〟と言いながらも、楽しいしお酒も美味しいので、いつの間にか結構な量のアルコールを摂取してしまっていた。
酔っ払って、だんだんとウトウトと瞼が重くなってくるのも心地良い。
そしていつの間にか結は、そのまま眠ってしまったのだった。
——————————
——————————
結が目を覚ましたのは、真夜中だった。
ライトが消され薄暗くなった部屋の中でゆっくりと目を開く結。
まだアルコールが抜けてなくて意識もぼんやり、今居る場所がどこだったかもまだ思い出せない。
「あれ……ここは……」
薄暗くてよく分からない。
そして、結はある事に気づいた。
誰かが自分の身体を触っている。
横になって寝ていた結の背後からその手は伸びてきて、結のお尻や胸の膨らみを触ってきていたのだ。
ぐっすり眠っていた結が目を覚ましたのも、その手に身体を触られた事が原因だ。
「……砂上さん……?」
結は最初、その手が砂上のものだと思っていた。
そしてまだ寝ぼけていた結は、ここが砂上のアパートだと勘違いしていた。
「……ん……ぁ……」
身体を触ってくるその手は、よほど興奮しているのか、とても大胆に胸とお尻を揉んでくる。
——なんだか砂上さん……いつもより大胆……?——
砂上が興奮してくれるのは嬉しい。
積極的に身体を触ってくれるのも嬉しい。
恋人である砂上に100%心を許している結は、身体を触ってくる手を拒むことなく受け入れた。
目を閉じて、身体を触られる心地良さに身を委ねる。
アルコールの力も手伝って、今日の結もいつも以上に〝そういう気分〟になっていた。
やがて背後から伸びてきていたその手は、結の衣服を脱がせ始めた。
コメント
さすがに岡本の体格と掌の感触が明らかに違うので、たぶんリナの手かな?