【寝取られ】喰われる彼女 亜紀(36)


「亜紀ちゃんどう?気持ち良い?」


「はい……とっても。本当に3人とも上手ですね、プロの人にやってもらってるみたい。」


「でしょ?俺達のマッサージ評判良いからね。へへ……特に女の子に。」

篠田はニヤニヤしながら意味深げにそう言った。


「……そうなんですか。本当に上手ですもんね。」

亜紀が篠田の言葉の本当の意味を理解しているかどうか分からない。

でも、男達の6本の手に完全に身を委ねて気持ち良さそうにうっとりした表情を浮かべている亜紀の姿は、あまりにも無防備に見えた。

まるでどうぞ好きなだけ食べてくださいとでも自分から言っているみたいだった。


「あっ……そこ……」

目を閉じて心地よさそうにマッサージを受けていた亜紀が、少し高い声でそう呟いた。


「ここ?ここが効くの?」

その脚の部分を触りながら確認する坂本。


「はい、ちょっと痛いけど……凄く効きますね。」


「あ~そっかぁ、亜紀ちゃんはここのツボが効いちゃう子なんだねぇ。」

坂本がそう言うと、また男3人が顔を見合わせてニヤニヤと笑いだす。

亜紀は3人がなぜ笑ってるか分からず、頭の上に?を作っていた。

すると坂本がその理由を話し始めた。


「亜紀ちゃん、ここのツボが痛く感じるって事はね、性欲が溜まってるって証拠なんだよ。」


「え~……本当ですかそれ。」

亜紀は坂本が言った事を信用してないのか、少し笑いながらそう言った。


「欲求不満だとストレスも溜まりやすいでしょ?だから身体がそういうサインを出すんだよ。倦怠期のカップルの女の子とか、結婚して何年も経ってる夫婦の奥さんとかはここが凝ってる人多いんだってさ。本当だよ?」


「そうなんですか……。」

そんなツボがあるなんて聞いたことねぇよ……。

たぶんこれは嘘だろう。

でも嘘だろうと何だろうとそんなのは関係なかった。

これは男達が亜紀にある事をやるための単なる切っ掛け作りだったんだ。


「あ~、そう言えば亜紀ちゃん2カ月もエッチしてないって言ってたからなぁ。」


「良くないないねぇ、これは良くないよぉ亜紀ちゃん。このツボが痛いなんて若いのに不健康だよ。」


「亜紀ちゃんの場合は相当溜まってるね、ここが凄い凝ってるし。」

3人のわざとらしい演技。

なのに亜紀は……


「そんなに凝ってます?困っちゃいますね。」

亜紀はクスっと笑ってそう言った。

それは明らかに牧原達の嘘に気付いているような表情だったのだが、それなのに亜紀はその臭い演技に付き合っていた。

亜紀は牧原達が持っていきたい展開に乗るつもりなんだ……。


「亜紀ちゃん、欲求不満を溜めるのは美容にも悪いよ、マジで。」


「そうなんですか……。」


「そうだよ、だからさ、折角だし欲求不満解消に効くマッサージを今から俺達がしてあげようか?」

出た。これが最初から牧原達の目的だったんだろう。

亜紀……断ってくれ……こんなふざけた事……

俺は僅かに残っているかもしれない可能性を信じて、そう願った。

本来、亜紀はこんなの馬鹿げた誘いに乗るような女じゃないはずなんだ。

俺が好きな亜紀は……こんなんじゃ……。


「そんなマッサージあるんですね……」


「あるんだよねそれが、世間じゃあまり知られてないけど。欲求不満のツボは体中に沢山あるからさ、3人くらいで同時にマッサージするのが一番良いんだよ。どう?してみる?」


「そうなんだぁ……え~どうしようかなぁ……」


「実は俺達が一番得意なマッサージがこれだからさ、亜紀ちゃん絶対満足してくれると思うんだけどなぁ。たぶん今までしてたマッサージよりも何倍も気持ち良いと思うよ。」


「何倍も……ですか。」


「そう、凄く気持ち良いからさ、受けてみなよ。」


「ん~……じゃあやってもらっちゃおうかな。」

俺の願いも虚しく、結局亜紀はあっさりそれを受け入れてしまった。

今までよりも何倍も気持ち良くしてもらえるという言葉を聞いて、亜紀は嬉しそうにしていた。

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