寝取られ小説 人妻 優子(4)

あれから何日か経っても、私の中で優子を試してみたいという願望は消えませんでした。

ただ、それを実行するかどうかはまだ決意が固まっていませんでした。

もちろん大切な妻である優子にそんな事はできないという葛藤はありましたし、
何しろ、それを実行するには綿密に計画を立てなければなりませんし、あらゆるリスクに対する覚悟も必要です。

それに、その計画には必ず協力者が必要です。その協力者が乗り気になってくれなければ、話は始まりません。

そしてその協力者というのは、もちろん斎藤君の事です。

斎藤君に全てを打ち明け、お願いをしないといけない。

しかしこんな突拍子もない事は、きっと断られるだろうと私は思っていました。

だから、そうなれば私は潔く自分の願望に蓋をするつもりでした。

もしダメならすぐに諦めればいい。聞くだけ聞いてみよう、と。

そしてある日、私は仕事終わりに斎藤君を飲みに誘いました。


「どう?俺が奢るからさ。」


「マジっすか、今井さんから誘ってくれるなんて珍しいですね、もちろん行きますよ!じゃあ俺、適当に女の子誘ってきましょうか?」


「あ、いや、今日は斎藤君と2人だけで飲みたいんだよ。実はちょっと斎藤君に相談したい事があってさ。」


「相談ですか……?そうですか、分かりました。俺、今井さんの話ならとことん聞きますよ。」


「ありがとう、じゃあ後で。」

そして私たちは会社を出た後、とある居酒屋の個室に入りました。


「それにしてもこの前くれた動画、凄いね。もう何回も見てるよ。」


「ハハッ、そんなに気に入ってくれたんですか。それなら俺が前の会社に居た時のやつも渡しましょうか?あと、ナンパした女子大生のもありますけど。」


「いいのかい?じゃあお願いしようかな。」

最初はあのハメ撮り動画の話題で盛り上がっていました。

男同士でこんな下ネタで盛り上がるなんて、学生時代以来でしょうか。

斎藤君は、最近また別の女性社員を口説いているそうで、もうすぐそれも上手くいきそうだと話していました。

そしていよいよ話は本題に。


「それで今井さん、俺に相談って何だったんですか?」


「あぁ、うん……あのさ……斎藤君はさ、人妻とか相手にした事はあるのかい?」


「人妻ですか?沢山ありますよ。」


「沢山?凄いね、既婚者はそういう事するのは難しそうなのに。」


「いや、それが逆に人妻は落とすの簡単なんですよ。世の中、夫への不満を溜めてる人妻なんて沢山いますからね。そういう女はちょっと刺激を与えてやればコロっと落ちますから。」


「そ、そうなんだ……意外だなぁ。」


「フリーの女より彼氏や夫がいる女の方が、普段何かに縛られていると感じている分、そこから解放されたいって願望は強く持ってますからね。そういう女の方がセフレにし易いんです。まぁ俺の経験上での話ですけど。」

私は斎藤君の話を聞きながら、優子の事を思い浮かべていました。

斎藤君は人妻を相手にする事にも慣れている。

この経験豊かな男なら頼んでみてもいいかもしれないと私は改めて思い、決心しました。

私は携帯を取り出し、フォルダーから優子の写真を開き、斎藤君に見せました。


「斎藤君、これを見てみてくれよ。」


「なんですか?おっ!美人さんじゃないですか、誰ですかこれ。」


「この人も人妻なんだけど、どう?斎藤君的にはこの人はストライクゾーンに入ってる?」


「入ってます入ってます、こんな美人さんだったらこっちからお願いしたいくらいですよ。」


「そ、そっか……実はさ、これ俺の妻なんだよ。」


「えっ!?マジっすか。知らなかったなぁ、今井さんの奥さんがこんな美人だったとは。」

斎藤君の反応は好感触でした。

もしかして斎藤君は、この話に乗ってくれるかもしれない。


「それで相談っていうのはさ、この妻の事なんだけど……」

そう言って私は緊張気味に斎藤君に話し始めました。

ずばり、一度妻を口説いてみてくれないかと。

妻の優子は真面目で優しいタイプで、浮気をするようなタイプではないが、実際に私以外の男に誘われたらどんな反応を示すのか見てみたいと。

そして私の性癖についても少し説明しました。


「それって〝寝取られマゾ〟ってやつですか?最近よく見ますよね、ネットとかで。」


「恥ずかしながら、そうなんだよ。ちょっと興味があってね。もちろん妻の事は大切なんだけど、一度だけどうしても試してみたいんだよ。」


「意外だなぁ。でもいいんですか?もし奥さんと俺がそういう事になっても。」


「……あぁ、覚悟はしてる。」


「本当ですか?」


「あ~いや、ごめん、本当の事を言うと怖さもあるよ。妻に限ってそんな事にはならないだろうって信じてる部分もある。でもだからこそ妻がどうなるか見てみたいんだ。怖い物見たさと言うかね。」


「ハハッ、なかなかのマゾっぷりですねそれ。」


「……で、引き受けてくれる?」


「ん~どうしようかなぁ。」


「一応言っておくけど、もし何かあっても私は君を恨んだりはしないから、大丈夫だよ。それだけは心に決めてるから。」


「今井さんが恨んでこなくても、奥さんの方は分からないじゃないですか。こういうのはトラブルがつきものですから。」


「ま、まぁ確かにそうだね……」


「俺でもその辺はやっぱり慎重に見極めてからやってますからね。やると決めたらとことんやりますけどね。今井さん、もう一度奥さんの写真見せてくださいよ。」


「あぁ、いいよ。」


「確かに美人だし、真面目そうな方でいいですね。正直元からヤリマンの女だとすぐ飽きちゃうんですよ。」


「妻はそんな事ないよ。俺以外には学生時代に1人だけ付き合っていた事があるらしいけど、俺と付き合ってからは一途でいてくれてるし。」


「浮気も今まではなし?」


「100%ない。これは断言できるよ。」


「そうですか。でもそんな一途な奥さんを口説いて欲しいって言うんだから、面白いですね今井さんは。」


「それを言われると何も言い返せないよ。自分でも馬鹿な事を言っていると分かっているんだが。」


「後になって悔やむことになっても知りませんよ。」


「……あぁ、今度こそ覚悟は決めたよ。」


「分かりました、じゃあ引き受けますよ。」

こうして私と斎藤君の共同計画はスタートしました。

私は優子の話を斎藤君としている間、ずっとゾクゾクしっぱなしでした。

優子がこのヤリチン男のターゲットになったというだけで、私は興奮してしまっていたのです。

ちなみに斎藤君に
「女に振られた事はあるの?」

と聞いたら

「そんなの沢山ありますよ、駄目な時は全く相手にされません。今井さんの奥さんにもあっさり断れる可能性のが高いと思いますけどね」

と言ってました。

だから私はまだこの時は心に余裕があったんです。

ドキドキ感は味わいたいけど、たぶんあっさり優子が拒絶して終わるんだろうなぁくらいに思っていました。

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