高校生の間に春花ちゃんに告白できなかった俺は、失恋したような気分を引きずったまま大学生になっていた。
どうせ俺には無理だ、フラれるに決まっていると思い込み、それが怖くて告白できなかった。
毎日のように会っていた高校時代とは違い、大学生になってからは春花ちゃんと会う機会なんて殆どない、きっとこのまま疎遠になってしまう。
あれだけ可愛くて性格も良い春花ちゃんは、当然大学でもモテるだろうし、すぐに彼氏もできてしまうだろう。
そんな事ばかり考えて、俺は日々暗い気持ちで大学生活を過ごしていた。
そんな時にあの駒木先輩から俺に連絡が入った。
『俺のアパートにみんな集まって遊んでるから周平も来いよ』と。
駒木先輩からの誘いは嬉しかった。
卒業してからもよく俺に連絡をくれていたし、野球部の試合の時もよく応援に来てくれていた先輩達は、同学年であまり友達ができなかった俺にとっては大切な存在だった。
俺はすぐに『行きます!』と返事をし、教えてもらった駒木先輩のアパートへ向かった。
アパートには野球部の時に特に仲が良かった駒木先輩、浜村先輩、萩田先輩、船越先輩の4人がいた。
先輩達は高校時代に全く女の子からモテなかった反動で大学デビューでもしようとしたのか、髪の毛を金や緑や青色に染めていて、見事に痛々しい大学生に変貌していた。
まぁつまり、先輩達は相変わらず愛すべき馬鹿な人達だった。
話すこともやっぱり下ネタばかり。でもそれが楽しかった。
しかし高校時代と大きく違うことが一つあった。
それは先輩達が全員、童貞を捨てていたという事だった。
しかも経験人数は割と多めで、みんなすでに5人とか6人、駒木先輩に至っては20人くらいとセックスをしたらしい。
これには驚いた。
こんな馬鹿丸出しの性欲モンスターのようなゴリラ達でも何人もの女の子とセックスができるものなのか。
「周平お前、なんで俺達みたいなやつがそんなにセックスできるんだ?って今思っただろ?」
「え、いや別に思ってないですよ。」
(思ってるけど)
「お前はまだ知らないかもしれないけどよ、女の子ってのはお前が思っている以上にエロいんだぞ?
セックス大好きな女の子なんてそこらじゅうにいるからな。
それこそ大学にもバイト先にも。
出会い系アプリを使えばそりゃもう、うじゃうじゃいるからな。」
マジか……そうなのか……
「周平はまだ童貞だろ?俺がエロいセフレ紹介してやろうか?」
「いや俺は……」
俺はまだ春花ちゃんが好きなんだ、そんな訳の分からない女とセックスなんてしたくない。
「お前も早く経験した方が良いぞ〜、マジで気持ち良いし、興奮と快感がオナニーの比じゃないからな、脳汁も精
液もドバドバ出るぞ〜。」
「周平〜、男が童貞守ってても何の意味もねぇぞ?ささっと済ませとけって〜。童貞の男より経験ある男の方が明らかに女の子からモテるしよ〜。大体、その歳ならもう殆どの奴はヤってるんだぞ?」
そうか、大学生になったらもう、みんなセックスなんて普通にしてるんだよな。
じゃあもしかして、春花ちゃんも誰かと……?
俺の知らない男に、春花ちゃんも処女を捧げてしまったのだろうか。
そんな童貞しか考えないような思考にどうしてもなってしまう俺。
そして後日、再び駒木先輩のアパートに遊びに行くと、そこには4人の先輩に加え知らない女性が1人いた。
その女性は加奈さんと言って、駒木先輩と同じバイト先の居酒屋で働く女子大生(3年)で、4人の先輩達全員が身体の関係を持っている共通のセフレなんだとか。
最初は駒木先輩がアプリで加奈さんと出会い、その後駒木先輩が他の先輩達に加奈さんを紹介して全員が穴兄弟に。
最近はこの5人で5Pセックスもよくやってるらしい。
加奈さんの見た目は、よく海とか外で遊んでるんだろうなって感じの褐色の肌で、まさにギャルって感じの女性だった。
清純なイメージの春花ちゃんとはまったく違うタイプだったけど、加奈さんは可愛いかった。
加奈さんは自他共に認める超ヤリマンらしくて、経験人数は数えきれないほど。
とにかくセックスが好きで好きで仕方ないらしい。
先輩達に負けないくらいの性欲モンスターだ。
そんな加奈さんは俺を見た瞬間に
「可愛いじゃん!」
と言って絡んできた。
で、酒に酔った加奈さんは俺に抱きつきながら上目使いで
「私、周平君とならエッチしても良いよ?」
と言ってきた。
童貞の俺は当然それだけでチンコがバッキバキに勃起してしまった。
先輩達は酒を飲みながら
「いいぞ〜ヤレヤレ〜!」
煽ってきた。
俺も結構酒を飲まされて酔っ払っていたから理性が働かずに拒むことができなかった。
俺は加奈さんにズボンとパンツを脱がされ、勃起したペニスをみんなの前で晒された。
まぁ高校時代は先輩達とオナリンピックをやっていたくらいだから先輩達の前でチンコを出すくらいは平気だけど、それでも女性の前では初めてだったので結構恥ずかしかった。
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