「えっ!?」
思ってもみなかった駒木先輩の言葉に唖然とする俺。
春花ちゃんを脱がす……?
いやいやいやいやいや!
春花ちゃんはダメだろ!
何考えてんだこの人!
千里さんにしたのと同じように寝ている春花ちゃんの浴衣を脱がすなんて、それこそバレたら終わりだ。
俺は春花ちゃんには嫌われたくない。
しかしそれを聞いた他の先輩達は乗り気だった。
「マジっすか!?春花ちゃんも脱がします!?」
「やっちゃう?春花ちゃんもやっちゃう?」
「うお〜!春花ちゃんのオッパイとマンコ見てぇ!テンション上がってきたわ!」
千里さんを脱がす事に成功したことで味を覚えた先輩達は完全に調子に乗っていた。
俺はそんな先輩達を最初は止めようとした。
「あ、あの……駒木さん、春花ちゃんはさすがにマズくないですか?」
「大丈夫だって心配すんな周平、起きそうになったら止めて適当に誤魔化せば良いから。」
「でも千里さんならネタで済むかもしれないですけど、春花ちゃんは可哀想じゃないですか?」
「周平〜、お前も春花ちゃんをオカズに今まで数えきれないほど抜きまくってきたんだろ?」
「……それは……」
「このチャンスを逃したら一生春花ちゃんのオッパイやマンコを見れないんだぞ?それで良いのか?」
「……」
「参加しないなら周平は向こうの部屋に行ってろよ、リスクを冒さない奴に春花ちゃんのオッパイやマンコを見る権利はないからな。
さぁどっちにするんだ?」
駒木先輩に選択を迫られた俺は、布団の中で眠っている春花ちゃんの姿を見つめながら考えた。
どちらを選ぶのが正解かは、分かっている。
春花ちゃんは俺の大切な、とても大切な青春の人なんだ。
あの優しい眼差し、可愛い笑顔、ずっと春花ちゃんに夢中だった。
もしここで春花ちゃんに嫌われたらどうなる?
俺の青春は真っ暗闇に落ちてしまうぞ。
そんなの冗談じゃないと思った。
春花ちゃんの下着姿が見れるかもしれないからって……
春花ちゃんのオッパイやオマンコが見れるかもしれないからって……
そんなの……そんなの……
「周平、どうするんだ?やるのか?やらないのか?」
駒木先輩が俺に再度聞く。
そして考え込んだ後、覚悟を決めた俺は、胸を張ってこう答えた。
「……やります。」
自然と口がそう動いた。
すんなり言ってしまった。
もういいんだ、俺も春花ちゃんのオッパイが見たいんだよ。
ずっと想像してオナネタにしてきたんだよ。
何千回もしてきたオナニーの重みは尋常じゃないんだよ。
優しくて可愛い春花ちゃんの裸だから見たいんだよ。
春花ちゃんの裸じゃなかったら別にそこまで見たくないんだよ。
俺の気持ち、分かるよな?
誰だって間違った選択をする事はあるよ、だってニンゲンだもの。
こんな状況で、我慢できるわけないやん。
「さすが周平!やっぱ俺たちの仲間だな!」
そう言って先輩達は俺にグータッチをしてきた。
男同士の熱い絆よ。
「よ〜し!じゃあ周平も覚悟決めたみたいだからやるか!」
そして春花ちゃんを脱がすための作戦会議が始まった。
「じゃあまずは布団からいく?」
「だな、さっきと同じ順番でいいな?」
「じゃあ浜村からだな。」
「ウスっ!」
小声でそう会話をする先輩達。
そして作戦通り、浜村先輩が春花ちゃんの布団に手を伸ばす。
千里さんと違って行儀良く布団の中でスヤスヤと眠っている春花ちゃん。
そんな春花ちゃんの布団を慎重に掴む浜村先輩。
「浜村、慌てるなよ、時間掛けていいからな。」
先輩達の間には千里さんの時よりも緊張感が漂っていた。
俺も固唾を飲んでその様子を見守っていた。
浜村先輩はゆっくりと布団を春花ちゃんの身体からズラしていく。
「……」
そしてシーンと静まり返った薄暗い部屋の中で、春花ちゃんの足元まで布団が剥がされた。
今のところ、春花ちゃんは目を覚ますような仕草は見せていない。
春花ちゃんは身体を横に向けて寝ていて、肌ける事もなくきちんと浴衣を着ていた。
「お〜……」
布団をめくって浴衣姿で寝る春花ちゃんの姿を見ただけで、感動の声を漏らす先輩達。
「なんか、これだけでもエロいな。」
「浴衣の上からでも分かるわ、春花ちゃんの尻は千里以上だな。」
「しかも春花ちゃんの寝顔可愛いわ〜、こんな可愛い顔して身体はエロいって反則だろ〜」
春花ちゃんの天使のような寝顔に見惚れる一同。
そしてこれまでにないほどのエロい空気が流れていた。
こんなに可愛い春花ちゃんの下着姿が見たい、裸が見たい。
その気持ちで先輩達と俺は一致団結していた。
「次は船越だな、帯取っちまうか。」
「よし、分かった。」
「慎重に頼むぞ。」
そう言って春花ちゃんの浴衣の帯に手を伸ばす船越先輩。
春花ちゃんが目を覚まさないか注意深く観察しながら、帯を掴んで、ゆっくりとそれを引いて解いていく。
そして帯はそのままスルスルと簡単に解け、春花ちゃんの浴衣の前部分が緩んだ。
「船越ナイス!いい感じだぞ〜」
浴衣の帯を解かれてしまった春花ちゃんの姿を見て、胸が高鳴ってしまう。
そして次は俺の番だ。
帯が解けたので、当然次は浴衣を脱がしていくのだが、春花ちゃんは横向きに寝ていて、しかも両腕は胸の前にあったので、上半身の浴衣を捲っていくのは難易度が高い。
だからまず手を付けるのは下半身の方だと、駒木先輩が指示をしてきた。
「周平、できるところまで捲っていいぞぉ。」
「は、はい。」
俺はそう返事をすると、手を震わせながら春花ちゃんの足元の浴衣を掴んだ。
心臓が飛び出すんじゃないかってくらいドキドキする。
今までの人生でも経験がないくらいの緊張感だった。
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