「はァ……」
寝室に入った真弓は、ひとり息をついていた。
胸のドキドキは治まらないし、身体は火照ったままだった。
「……」
手に握っていた新田に渡された紙を見る真弓。
〝今夜、もしセックスしたかったらお相手しますよ〟
〝欲求不満なんでしょ?〟
真弓は新田に言われた言葉を思い出して頭を横に振った。
欲求不満なのは図星だけど、いくら欲求不満でも新田とセックスするなんて考えられない。
考えられないけど……少し想像はしてしまった。
新田君は経験豊富そうとか……身体が凄そうとか……
でもダメ。
――今日の私……本当にどうかしてる……――
拓実と禁断の関係を持っていながら、今日会ったばかりの新田ともセックスをしてしまう自分の姿を想像してしまうなんて、本当に淫乱女みたい。
でもそういう事を想像してしまうという事は、どこかで新田を男として見ている自分がいるという事だ。
あんな露骨にセックスをアピールしてくるような体育会系のマッチョな男の子なんて、ああいうタイプは昔は全く興味がなかったのに。
これも性欲が旺盛になってしまっているからなのか、あの筋肉質な逞しい身体を見ているだけでドキドキしてしまう。
本当は拓実との関係もいけない事だとは分かってはいるし、最近はさすがに自分に少し淫乱の気がある事も真弓は自覚してきている。
こんなにエッチな部分が自分の中にあったなんて……しかもそれがこんなにも開花しちゃうなんて思わなかった。
でも、だからって誰彼構わずセックスするなんて、さすがにダメ。
もうすでに拓実と身体の関係を持っている時点で人妻として道を踏み外しているのは分かっているけれど、さすがにそこにはブレーキが掛かる。
これ以上道を踏み外したら、どこまで墜ちていってしまいそう。
それだけは避けないと……
しかし、そう思っているのになぜか、さっき新田に言われた言葉が何度も頭の中を巡ってしまう。
〝夜中にでも気が変わったらこっそり電話かメールくださいよ〟
〝拓実や他の奴にはバレないように寝室に行きますから〟
――……ダメよ……そんな誘いに乗っちゃ……――
真弓はもう一度頭を横に振り、そう自分に言い聞かせて、新田の電話番号が書かれた紙をゴミ箱へ捨てた。
そして真弓は一人でベッドに倒れ込むと、未だに火照っている身体と行き場のないムラムラ感に足をバタつかせた。
「もぉー……私……ホントにダメだ……」
改めて自分の性欲の強さに呆れる。
それでも身体の奥から湧き上がってくる本能には勝てない。
「はァーもぉ……セックス……したいなぁ……」
ベッドに顔を埋めながら物欲しそうにそう呟くと、真弓の手は自然と自身の下腹部へ向かい、下着の中に入っていった。
クチュ……
案の定、アソコはグッショリと愛液で濡れていた。
もうセックスは諦めて、一人で発散するしかない。
真弓は下に履いていたものを全て脱いで、下半身裸になると、すぐにオナニーを始めた。
クチュ……クチュ……クチュ……
「ハァ……ん……ハァ……ぁ……」
愛液が溢れ出してヌルヌル濡れた割れ目を上下に指でなぞりながら、敏感なクリトリスを優しく刺激する。
そしてクリトリスへの刺激も程々に、指を膣の中に挿入した。
「ン……ハァァ……」
元々オナニーをする時はクリトリスへの刺激が中心だったけれど、拓実とセックスをするようになってからは膣(なか)も好きになった。
1本の指を入れてみて、やっぱり物足りなさを感じて2本に指を増やして挿入する。
そして真弓はグチュグチュと卑猥な音を立てながら膣を自分で掻き回し始めた。
「ン……ァ……あ……ハァ……拓実君……」
頭の中でさっき拓実としたキスを思い出しながら、オナニーを続ける真弓。
拓実の顔、唇、腕、肌の感触、そしてあの立派なペニス。
拓実とセックスをするようになってからはフェラチオも大好きになった。
明日拓実とセックスする時には、すぐにでも拓実のペニスを口で咥えて、口の中いっぱいに拓実を感じながら、あの味を味わいたい。
そんな事を想像しながら、自分の指をしゃぶる真弓。
「ハァ……ン……ハァ……」
真弓はそのまま、ベッドの上でお尻を高く上げるようにして四つ這いになり、拓実にバックから挿入されるシーンを想像した。
――ハァ……拓実君……欲しい……挿れて……――
そのままの体勢で、指を三本に増やして挿入し、膣をグチュグチュと刺激する真弓。
「ン……あ……ハァ……ん……ァ……」
やがて同時に自ら胸も揉み始め、どんどん激しくなっていく真弓のオナニー。
しかし、しばらくして真弓の声は、段々と切なさを帯びたものになっていった。
気持ちいい……気持ちイイ……けど……物足りない……
――ああ……拓実君……もっと……もっと奥まで……――
そんな想像をしながら指を根元まで挿入するも、真弓が欲しい刺激はやはり一人でするオナニーでは得られなかった。
でもオナニーを続ければ続けるほど性的欲求は高まるばかりで、妄想だけがエスカレートしていく。
――ハァ……拓実君……お願い……早くして……――
拓実のペニスが欲しくて堪らない。
でも実際は自分の指しかなから、ずっと挿入してもらえずに焦らされているような気分。
――ハァ……もうイヤ……我慢できない……拓実君……――
拓実を欲しても欲しても挿入してもらえない。
セックスしたい……
セックスしたい……
もうダメ……もう我慢の限界……
誰かにこの疼いた身体を何とかして欲しい……
ああ……ホントに……
妄想が暴走して理性を失っていく真弓。
すると、真弓の妄想の中にあの男が現れた。
〝そんなに欲しいなら、俺のチンコをぶち込んであげましょうか?〟
真弓の頭の中に出てきたのは、全裸の新田だった。
新田はニヤニヤしながら、自身の筋肉質な逞しい肉体と勃起したペニスを真弓に見せつけてきた。
〝どうなんですか?挿れてほしいんですか?〟
そしてお尻を高く上げた格好のまま、真弓は妄想の中でこう口に出しそうなっていた。
――……ウン……挿れて……――
そこまで想像したところで、真弓はハッとして我に返った。
「ハァ……ハァ……」
四つん這いから身体を仰向けにして、ベッドに倒れ込む真弓。
今までで一番激しいオナニーをしてしまった。
「ハァ……ハァ……もうダメ……私限界……」
セックスがしたくてしたくて、頭がおかしくなりそうだった。
時計を見ると、いつのまにか2時間近く経っていた。
それだけオナニーに夢中になっていたのだ。
真弓は溢れ出た愛液で濡れた手やアソコをティッシュで拭き、下着だけ身に着けると、ベッドからフラフラと立ち上がった。
そしてオナニー後のボーっとした意識のまま、ゴミ箱のところへ行き、中からさっき捨てた紙切れを取り出した。
「……」
紙切れに書いてある電話番号を見つめながら、妄想の中に出てきた新田の事を考える真弓。
――……拓実君とエッチしたいのに……どうして新田君が出てくるのよ……――
すぐにまた頭を横に振って、紙切れをもう一度ゴミ箱へ戻す真弓。
「はァ……」
その場に座り込む真弓。
全然眠くならないし、あれだけオナニーしたのに性欲も全く発散できていない。
セックスしなきゃ寝れそうにない。
どうしよう……。
「……」
すると、真弓はそこである事に気付いた。
そういえば一階で騒がしく飲み会を続けているはずの新田達の声が聞こえない。
寝室のドアを開けてみても、下から騒いでいるような声は聞こえなかった。
一階は、静かだ。
――……もしかして……皆もう寝ちゃったのかな……?―-
そう思った真弓は、その場で少し考えた。
――拓実君も……寝ちゃったのかな……?―-
――もし拓実君が起きてるなら……――
真弓は携帯を取り出し、拓実にメールを打ち始めた。
〖拓実君、まだ起きてる?〗
コメント
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みずほさん メンメンさん
僕も志乃の話にドキドキする人の一人です。仲間がいてよかった。今後の展開が楽しみな作品ですよね。安本の視点と志乃の視点、両方で書かれていて、それがどう重なっていくのか、貴子と真田がどう絡んでくるのかすごく楽しみです。メンメンさんの次の小説のテーマ「清純でムッツリスケベな処女」に通じるものがありますね。メンメンさんの得意とする?安本にとっての寝取られ要素もあってすごく興奮できる作品に展開していきそうです。あと、この小説を読んでドキドキしているみずほさんにもちょっとドキドキしたりしてます。
メンメンさん、体調に気を付けて無理せず書き続けてください。
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ボロボロになるのは佳代ちゃんだけで、真弓さんは純愛不倫?路線でどうでしょうね。旦那可哀想だけど。
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メンメン信者改め
優奈
コメント欄に信者を名乗ってコメントは痛い感じがするので変えます
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新田に朝まで犯されて欲しい
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真弓ちゃん弄り過ぎだよぅ (真弓さんのおまんこ)
酒を買って来させたのは新田の企み?
全員、酔いつぶして起きてるのは…
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こんな展開希望(*´꒳`*)
返信が返って来ない拓実の携帯
何度もよぎる新田の誘惑
全てを振り払うように
気分転換のつもりで夜風を浴びに外へでる真弓
あてもなく火照った身体を抱えて徘徊
一軒のコンビニに吸い寄せられるように入って行く真弓
雑誌コーナーのヤラシイ本がフッと目に入る
縛られている女性
着衣が乱れて喘いでいる女性
露出行為で頬を赤らめる女性
表紙の女性達を見ていると
真弓の中からイケナイ欲望が湧き上がってくる
トイレで下着を脱いで男性店員に軽めの露出
新たな快感に目覚める真弓
いつも楽しみにしてます
これかも応援してます
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はじめまして。
たまたまこのページをみまして、毎回どきどきしちゃってます。
これからもがんばってくださいね
個人的には志乃ちゃんのに一番どきどきしました。
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プレッシャーを与えて書こうとするメンメンさん凄いと思います。
燃え尽きないようにだけ注意してくださいね。
たくみの携帯持って現れるあの人に期待。
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とても良かったです
難しい舵取り絶妙だったと思います
更新お疲れ様でした
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拓実君と外でもヤッてるのに、なにを淑女ぶってるんだろう・・・。新田くんのズボンを下ろして自分から積極的になるぐらいが今の真弓さんにはちょうどお似合いだと思うのが今の私の感想です。
更新が空いていたこともあり、メンメンさんも青姦を書いていたことを忘れてるんじゃないですか・・・。
真弓さんをセックス大好きオンナのキャラに変貌でここまで書いてきたんだから、今さら巻き戻すようなのはちょっとシンドイかな。焦らしにもなってないし・・・。
更新が空いてしまえば、そのあいだに何度も読み返したりして、書き手のメンメンさんよりも真弓さんや拓実君に対しての思い込みが強くなり、そんな読者が100人いれば100通りの真弓さんや拓実君が存在してると思います。読者の思い描いたイメージをメンメンさんが気にする必要はないけれど、やっぱりイメージとちがってきたら自分自身にガッカリしてしまいます。これはメンメンさんの責任ではなく、自分自身の妄想力の無さにです(汗)。テンポよく更新では見えなかったものも、更新が止まり読み返したら気付いてしまうもの・・・。やっぱり更新のテンポはすごく大事だと思いますよ。更新が止まれば作品を消去してしまうのもひとつの手だと思いますよ。また書きたくなってからもう一回チャレンジすればいいんだし・・・。小説を書くのは大変ですね。更新が小休止するたびに思ってしまいますよ。
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> あちゃ。ただのアホな女になっちゃった^_^;
確かにこれだとアホっぽいですね……ちょっと修正しますm(__)m
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あちゃ。ただのアホな女になっちゃった^_^;
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ちょっと遅れちゃいました。
明日も更新予定です!