紐パンツの紐が解け、パンツが落ちていく瞬間、志乃は慌ててその場に座り込んだ。
ベビードールの短いスカート部分を手で抑えるようにして、ノーパン状態になった場所を隠す。
ベッドの上に女の子座りの格好で、志乃は顔を真っ赤にしていた。
胸のドキドキが止まらない。
心臓の音が大きくなり過ぎて爆発してしまいそう。
——どうしよう……見えちゃった……撮られちゃった……——
パンツが落ちていく時も、カメラのシャッターは切られ続けていた。
おそらく、パンツが脱げた志乃の下半身はカメラに収められてしまっただろう。
志乃の恥ずかしいアンダーヘアや、その奥にある割れ目を、高性能高画質のカメラがしっかりと捉えているはず。
「す、すみません……」
片方の腕でスカートを、もう片方の手で乳輪が見えそうになっている胸を隠しながら、志乃は謝った。
パンツが脱げてしまい、ポーズも崩してしまった。
「大丈夫ですよ志乃さん、素晴らしかったです。」
真田は穏やかな優しい笑顔でそう言ってきた。
ただただ恥ずかしそうにする志乃。
「では今日はここまでにしておきましょうか。」
真田はそう言って半裸姿の志乃にバスローブを持ってきてくれた。
「ありがとうございます……」
撮影の終了を真田に告げられ、志乃はホッとしながらバスローブを着た。
「どうでした?今日の撮影は。」
「……あの……すごく……恥ずかしくて……すみません……」
「謝らなくて大丈夫ですよ、最後は特に素晴らしかった。撮影の度に志乃さんは成長してますからね、これからもっともっと良くなりますよ、自信を持ってください。」
「これからもっと……」
「志乃さん、私は良い写真を撮るために今日のようにあえてハミ出した写真を撮るんですよ、その方がモデルさんの魅力をより多く引き出す事ができますから。」
「ハミ出した写真……」
「そうです、もちろんそれらは実際には表に出せない写真なのですが、その分作品に深みが出る。だから今日の撮影は本当に素晴らしかった。志乃さんが勇気を出してくれたお陰です。」
志乃と真田がそんな会話をしていると、そこへ撮影を見ていた貴子がやってきた。
「志乃ちゃん、最後良かったわ〜ドキドキしたでしょ〜?」
「貴子さん……もうなんていうか……とにかく恥ずかしかったです……」
「うふふ、でも楽しんでいたわよね?志乃ちゃんの表情を見れば私にも真田さんにも分かるのよ?」
「それは……その……」
また図星を突かれて顔を赤くする志乃。
パンツの紐を解く時のドキドキ感は、今までしてきたどんな露出プレイよりも羞恥心を刺激されるものだった。
紐パンツが脱げ落ちていく瞬間、志乃が性的快感を得ていた事も、真田と貴子には見抜かれている。
「うふふ、志乃ちゃんやっぱり可愛いわ。
最後に撮った写真は外に漏れることはないから安心してね、真田さんの会社はちゃんとモデルさんを守ってくれるから。」
「そうなんですか……良かったぁ……」
「うふふ、だ・か・ら、次回はもっと〝ハミ出し〟ちゃっても良いからね。遠慮しないで自分を表現するのよ。」
「もっと……ハミ出す……」
「そう、真田さんに志乃ちゃんの魅力をたっぷり引き出してもらうのよ。」
〝次回はもっと……〟真田と貴子のその言葉に、志乃の胸はまた高鳴ってしまうのだった。。
———
「はぁ……私またあんなこと……」
撮影を終え、自宅アパートに帰ってからも、志乃は撮影での出来事を何度も思い出していた。
裸の下半身を、たとえ一瞬だとしてもカメラの前で晒してしまった。
あまりに破廉恥な、とんでもない事をしてしまった。
しかし志乃の頭に残っていたのは、その事に対しての後悔よりも、あの癖になりそうな高揚感だった。
あの紐パンツの紐が解ける瞬間の興奮が忘れられない。
思い出すだけでアソコが熱くなって濡れてきてしまう。
撮影を重ねるたびに、カメラを向けられるのが気持ち良く感じてきてしまう。
特に衣装の露出が増えれば増えるほど、その撮影の気持ちよさが倍増してしまう。
カメラマンである安本に性の対象として見られている感覚も、志乃の羞恥心を刺激した。
安本のあの膨らんだ股間を思い出すだけでエッチな気分になってしまう。
そして、それ以上に志乃の心を揺さぶるのが、真田の存在だ。
あの魔法のような不思議な力を持った言葉に誘導されると、なんでも言う事を聞いてしまう。
しかも、その言葉に誘導される感覚も、真田の思い通りに操られる感覚も、どこか心地良いのだ。
もしパンツを脱いだ後、ブラ部分も脱ぐように誘導されたら、裸にされてしまっていたかもしれない。
そんな事を想像するだけでまた身体が熱くなる。
「はぁ……」
〝次回はもっと……〟
次はいったいどんな撮影になるんだろう。
そんな事を考えながら、志乃はある事を思い出した。
——そういえば、愛美ちゃんはあの後どうなったんだろう——
志乃が露出プレイをする切っ掛けになった官能小説に出てくる女の子の事だ。
ヒロインの愛美は志乃と同じ大学1年生で、カフェでアルバイトをし、周りにバレないようにこっそり露出プレイをするエッチな女の子。
愛美もモデルのアルバイトを始めて、真田という男性の指示で次々と露出の多い衣装で撮影をさせられていた。
志乃とあまりにも共通点が多い愛美。
あの後愛美がどうなったのか、思い出したら凄く気になってきた。
志乃も最近はモデルのアルバイトが始まって忙しくしていたので、官能小説の方をチェックする余裕がなかったけれど、久しぶりにサイトにアクセスしてみる事にした。
「あ、やっぱり、更新されてる。」
志乃は更新されている官能小説サイトを開き、ワクワクした気持ちで小説を読み始めた。
コメント
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しのちゃん、見られちゃったのですね。
そして、愛美ちゃんがどうなったか、楽しみです!
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更新ありがとうございました~
"次回はもっと"…いいですねW
そして、たぶん「愛美ちゃん」の方も、ある程度で志乃ちゃんの「未来」を暗示するかな
どんどん激しい調教をされる「愛美ちゃん」、志乃ちゃんが、それは「未来の自分」と妄想し…期待する後…現実の自分も真田と貴子にどんどん調教される…(*´Д`)ハァハァ
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焦らしますねー
最高です。
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コメントありがとうございます。
焦らす展開が多いですが、少しずつエスカレートしていく展開を楽しんで頂けると嬉しいです!
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コメントありがとうございます。
〝次回はもっと……〟って繰り返し過ぎてるかなぁとちょっと思っているんですが、徐々に開花していく志乃を楽しんで貰えればと思います。
そうですね愛美は志乃の未来……かもしれませんね。
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コメントありがとうございます。
ちょっと焦らし過ぎでテンポが悪いかなぁと少し反省しているのですが、徐々にエロくなっていく展開を楽しんで頂けるように引き続き頑張ります!